クレームの基準って? PART.2 | 儲かる仕入術!! ~現役!外食チェーンのバイヤー@ケイゴ~

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 【より良い品質のものをより安い価格で仕入れる】方法を理解し実行して頂くことで、得する(≒儲かる)方法について解説していきます。特に、飲食店の経営者の方や外食の食材・資材の仕入担当様向けです。

 毎度さまです。

 京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞しましたね。残念ながら、村上春樹氏は受賞を逃しましたが、日本人として誇らしいニュースでしたね。同じ日本にいて、素晴らしい功績を納められた方がいる。でも、その方々も、少なからず努力をしてその境地にいらっしゃると思うのです。運もあるかもしれません。しかし、一生懸命生きていることは、ノーベル賞受賞者も、私も変わりはないと思います。私も日本人の一人として、日々を誇らしげに生きていきたいと思いました。

 ところで、本日のテーマは昨日の内容を掘り下げ『クレームを立てる基準PART2』を書いて行きたいと思います。昨日、私がクレームを判断する上での基準は、次の3つだと書きました。
第一に、発注したものが、事前に確認した商品規格書やサンプル通りの商品、約束した数量であること。

第二に、納期が約束通りであること。

第三に、使用後に不具合が出ないこと(安全性、耐久性、梱包、配送)

 クレームできるかできないかは、買い手の仕事の仕方が大きく左右します。一番大事なポイントは、第一番目の、『発注したものが、事前に確認した商品規格書やサンプル通りの商品、約束した数量である』ように、事前にしっかりとした詰めをすることです。サンプルをもらっておきながら、いざ本生産の商品が納品された時、照合するサンプルが無いってことはありませんか?食品では、長期保管が難しいかもしれませんが、写真を撮っておいたり、歩留データを取ることは出来ます。照合する何らかの現物が無いことは、万が一の問題の場合、クレーム根拠が弱いことになります。次に、書面で写真付きの規格書を頂いておくべきです。規格書にすることは、取り決め内容の証拠が残ることになりますから、互いに許容範囲の設定や、入数、梱包形態の確認を行うはずです。この場面では、最大限自分が有利な内容をぶつけ、先方からの妥協策を引き出すと良いと思います。ここの詰めが甘いと、後々不利になる可能性もあるのです。『仕事は段取りが9割』という話もありますが、仕入においては、この最初のステップがとても大事です。 
 第二・第三のポイントについては、第一のポイントさえ押さえていれば、大きな心配はいりません。ただ、仕入先を過信するのも危険ですし、納品された後に不良品の為、回収するなんて事態は非常に大変なので、輸入品であれば納期や生産状況をまめに確認したり、本出荷する前に、最終検品をするなどして、商品に不具合がないかを確認することは非常に大事だと思います。
 ご参考になりましたでしょうか?何かご質問等があれば、ぜひメッセージをください。お待ちしております。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 感謝@ケイゴ