『底上げ』の発想! | 儲かる仕入術!! ~現役!外食チェーンのバイヤー@ケイゴ~

儲かる仕入術!! ~現役!外食チェーンのバイヤー@ケイゴ~

 『儲かる仕入術!!』をテーマにブログを書いております。

 【より良い品質のものをより安い価格で仕入れる】方法を理解し実行して頂くことで、得する(≒儲かる)方法について解説していきます。特に、飲食店の経営者の方や外食の食材・資材の仕入担当様向けです。

 毎度さまです。

 皆さんは、『底上げ』と聞いて、どんなことをイメージしますか?ブーツに食器、容器、ブラジャーなどがイメージされ、同時に『騙し騙されるもの』と言う感覚も思い浮かびませんか?

 私は、儲けを考える上で『底上げ』の考え方は大事だと思います。例えば、盛りつけるときに高く盛る。そうすることで、小さいものを大きく見せることが出来ます。見た目の好印象を持って貰うために行うものです。
 例えば、同じ重量の入ったお刺身の盛り合わせがあったとしても、視覚的に良いものを選ぶはずです。
 では、底上げのブーツを履いている人に対しては、どんなことを思うでしょうか?ファッション的な良し悪しは抜きにして、背が高いスレンダーな好象を与えます。

人の心理は、明らかに騙れていると分かっていながらも、見た目によく見えるものに対しては、好意的にとらえがちです。しかし、フタを開けてみたら、『底上げされていた』と、急にだまされた肝になる場合は、大きな不快感を感じてしまうものです。
 食品でいう、『粉もん』はまさに底上げの典型でしょう。以前のブログで書いた『エコどんぶり』もそうです。見た目には同じだが、実はスープの量を少なくできる。だからと言って、お客様の顧客満足度を大きく下げるものでもない。このように、お客様に不快感を与えずにコストを減らす発想こそ、儲けのタネの一つではないかと私は思います。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 感謝@ケイゴ