子育てのヒントは子どもが教えてくれる | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

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小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。

よろしければ自己紹介もご覧ください。 

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今朝の朝読書はこちら。

 

(目次より抜粋)

第1章  子どもの環境

第2章  教育における新しいメソッド

第3章  愛しすぎる親

第4章  子どもたちは遊びより仕事を好む

第5章  子どもの秘密はそのままに

第6章  子どもはあなたより知っている

第7章  動きを通した新しい教育

第8章  発達に援助が必要な子どもたち

第9章  子どもの人格形成

第10章 子どもは自分の仕事を持っている

第11章 まわりから学ぶ子ども

 

はじめてこの書籍を手にしたとき、「なんと可愛らしい本なんだろう」と心が弾むような感覚を覚えました。もちろんこの小ぶりなサイズという理由もあるのですが、何よりも今までの国際モンテッソーリ(AMI)公認シリーズの読み物よりも確実に読みやすい印象。

 

それもそのはず、これはモンテッソーリによる「親向けの書籍」だからです。

※英語版のタイトルは「Maria Montessori speaks to parents」。分かりやすい♡

 

親向けの特別講演に対しては前向きだったと言われながらも、実際には保護者向けの子どもの発達の本を書く時間がなかったと言わているモンテッソーリ。

 

そんな中、アムステルダムにあるAMIのモンテッソーリの歴史的資料が保管されている場所にて、見つけ出された一連の文章が、親向けのこの1冊だといいます。

 

これらの文章については未だわからないことが多いのですが、少なくとも分のスタイル、内容、長さ、論調などすべて一貫した共通のものがあり、モンテッソーリが親向けに話していることは明らかです。また、通常モンテッソーリの講義にはない、表現の軽やかさもこれらの文章の特徴だといえます。(「パパ、ママ、あのね・・」マリア・モンテッソーリ、風鳴舎、2019、1頁)

 

 

残念ながらオリジナルのイタリア語版は残されていないことから、英語版からさらに日本語に訳されたこの書籍。翻訳についての賛否両論もあるようですが、英語版では絶大な評価を受けているこの1冊。個人的にはここに残されたモンテッソーリ女史の言葉は世界中の子どもを愛するパパ、ママへの最高の贈り物だと感じています。

 

 

第3章の「愛しすぎる親」では、子どもを本当の意味で愛するとはどういうことか…非常に考えさせられる内容でした。

 

ホームモンテッソーリのサポートという新たな試みを開始してから、確実に増えた読書量。メールでやり取りをさせていただきながら、その向こうにいるお子さん達の声を何とか聞きたいと耳を傾ける時間。モンテッソーリの言葉に触れていると、そんなヒントをもらえるような気がしています。

 

子育てには正解も近道もありませんが、一つだけ事実があるとすれば…。

 

「子育てのヒントは子どもが教えてくれる」。

 

この書籍に付けられた副題。

 

迷った時は、子どもを見る。

 

今まで知り合ったモンテッソーリガイド全員が口を揃えるこの言葉。

今日の子育てにも、明日の子育てにも忘れてはならないマジックワードだと感じています。

 

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