誰のためのモンテッソーリ教育!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

 

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小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。

よろしければ自己紹介もご覧ください。 

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AmazonCEOジェフ・ベゾス氏が無料モンテッソーリ園開設と、ニュースが飛び込んできてから、モンテッソーリガイドの間では現在のモンテッソーリスクールについての議論が積極的に交わされています。

※モンテッソーリ教師のことを「モンテッソーリアン」「モンテッソーリガイド」などと呼びます。

 

日本においては、小学生以降はほぼ選択肢にすらならないモンテッソーリ教育。

 

しかし、海外では通える範囲にありながらも、その高額な授業料ゆえに一般的には富裕層向けの教育と捉えられているのが現状です。もともとはマリア・モンテッソーリが貧困街、サン・ロレンツィオに開設した「子どもの家」。「すべての子どもに平等の教育を」と出発したこの教育法が、実際には家庭の経済力によって二分しています。

 

COVID-19の影響は当然あるものの、モンテッソーリのホームスクールを選択するご家庭が増えているのも、こんな背景があるのでしょう。

 

モンテッソーリ教育が最大限に実践できる場所は家庭!?

 

学校という集団生活の場は、多かれ少なかれ周りに合わせなければならない場所。

 

“Follow The Child”が原点にあるモンテッソーリ教育。

 

どれほどモンテッソーリスクールが素晴らしくても、家庭以上にその子に合わせた究極のオーダーメイド教育がなせる場はないとモンテッソーリガイドたちは口を揃えます。

 

「誰のためのモンテッソーリ教育!?」

 

もしそう聞かれたら、母の答えは「すべての子のため」。

そして、「すべての子と接する大人のため」とも付け加えるかもしれません。

 

子ども時代を経験せずに大人になった大人はいません。だからと言って、大人になれば、子どもが100%理解できるとも限りません。でも大人だからこそ、学べば理解できることはたくさんあるはず。モンテッソーリ教育を学ぶことで、子どもについて理解が深まることは山のようにあると感じています。

 

モンテッソーリスクールに通わなくても、モンテッソーリ教育を我が子に受けさせることは可能だとこの8年間で身を以って知った母。資格がなくても、家庭でモンテッソーリ教育を実践することは十分に出来るということも、多くのホームモンテッソーリ家庭から教えていただきました。

 

大人がモンテッソーリ教育の哲学を学ぶことで、驚くほど我が子に還元できるこの教育法。

 

決して富裕層のためのものだけではなく、目の前の我が子、そして世の中の子ども全員のためにあるのがモンテッソーリ教育だと思います。

 

膨大なモンテッソーリ教育のはじめ方

 

「でも、モンテッソーリ教育は膨大すぎてどこから始めたらいいか分からない。」

 

そんな方もいらっしゃるかもしれません。

今までこのブログでも「おうちモンテ、おススメ学習法」などと母なりの想いを連ねてきました。

 

でも、まずは一歩一歩。そして、この一歩を丁寧に!

 

これしかないのだと思います。

 

例えば、もしモンテッソーリ教育の関連本をお持ちであれば、まず読みやすそうな本を1冊選んでみる。

 

藤原元一先生の「やさしい解説 モンテッソーリ教育」を例に取るなら、まず最初のページを開いてみる。

 

幼児教育は、学童期教育とは根本的に異なります。その理由は、次の事実に基づいています。

幼児期の子どもの学び方は「吸収する」形で行われます。

それは、環境にあるものすべてを無意識のうちに吸収して、その子なりに理解し、

模倣するという方法をとって行われるのです。

(やさしい解説モンテッソーリ教育、藤原元一・桂子・江理子、学苑社、2007、8頁)

 

 

 

この1行目を読んだだけで、やらなければならないことがはっきりと分かります。我が家においては、まずは「環境設定」でした。環境設定なんて言うと、ちょっと聞こえはいいですが、実際には「大掃除」(笑)。片付かない部屋で過ごしていると、子どもはそれを吸収する。それが当たり前だと思ってしまうのです。また、日頃の自分の作法を一つ一つ見直すことも必要でした。ドアの開閉やモノの置き方など、ガサツな母の子は、ガサツな娘となってしまう(笑)。

 

こうしてみてみると、モンテッソーリ教育の書籍からでも学べることは山のよう。

1日数行読んで丁寧に実践するだけで、1冊読み終える頃には、ホームモンテッソーリもベテランの域に達しているかもしれません^^

 

誰のためのモンテッソーリ教育!?

我が子のため、すべての子のため、すべての大人のため。

 

母がこの教育法を学び続ける理由は、まさにここです♡

 

ご訪問、誠にありがとうございますハート