Appleのシリアル番号から製造国を解読する方法
2021/04/24
Appleは2021年、Macファミリーのシリアル番号の変更を計画しています。
現在は、ほかのAppleの製品と同じく、英数字からなる12桁のシリアル番号が使われています。
まもなくそれが、ランダムな8~12個の文字列に変更されるのです。
ささいなことに思えますが、この新しいシリアルコードに変更されると、新しいMacに関する重要な情報を調べるのが、かなり難しくなるかもしれません。
2010~21年はじめに製造されたAppleの全デバイスにはシリアル番号が振られており、デバイスが製造された時期と場所、型番、ハードウェア構成といった情報がわかるようになっています。
シリアルコードからわかること
そのような情報は、ユーザーにとって役立つ場合があります。
たとえば、製造ミスにより製品がリコールされる場合や、集団訴訟の対象が一部地域のデバイスのみである場合、紛失した部品や損傷した部品の交換が必要な場合などです。
手に入れたAppleのデバイスが、正規の整備済製品かどうかを判断するときにも役立ちます。
Apple側はもちろん、ランダムに並んだシリアルコードの文字列の解読法がわかっているでしょう。けれども、一般ユーザーはどうでしょうか?
少なくとも、新しいMacについては、詳しい情報を知りたいと思っても、新しいシリアルコードに変更されてしまえばどうすることもできません。
幸い、Appleのほかの製品には、今後も12桁のシリアル番号が採用される見込みです。
それにもちろん、2010~21年はじめに製造されたMacの全モデルには、12桁のシリアル番号がすでに与えられています。
いずれにせよ、12桁のシリアル番号がついてさえいれば、そのデバイスについてより多くの情報が得られるわけです。
Appleのシリアル番号を解読するには?
Appleの12桁のシリアル番号をスキャンして解読できるツールもありますが、それぞれの桁が意味することがわかれば、多くの情報を自分で引き出せるようになります。
シリアル番号を確認する
まずは、デバイスのシリアル番号を見つけましょう。
製品本体の表面に書かれていることが多いですが、「設定」アプリでも確認できます。
「一般」>「情報」の順に進んでいくと、そこに「DMPC8[#][#][#]N70M」などの「シリアル番号」が表示されます。
シリアル番号が確認できたら、次は「解読」です。この番号を左から右にそれぞれ見て行くと、あなたのデバイスに関して、いろいろなことがわかります。
製造国を見分ける
最初の2つの文字は「組み立て工場のID」です。これを見ると、あなたのデバイスがどこで製造されたのかがわかります。
- 1C、4H、WQ、F7:中国
- 7J、YM:中国―鴻海(ホンハイ)/Foxconn
- C0:中国―Tech Com
- C3:中国・深市―Foxconn
- C7:中国・上海市―Pentagon
- CK:アイルランド・コーク
- CY、PT:韓国
- DL、DM:中国―Foxconn
- DN:中国・成都市―Foxconn
- E、SG:シンガポール
- EE、QV、UV:台湾
- F : カリフォルニア州フリーモント
- F1、F2、FK:中国・鄭州市―Foxconn
- FC:コロラド州ファウンテン
- G8、QP、XA、XB:アメリカ
- MB:マレーシア
- RN:メキシコ
- VM:チェコ・パルドゥビツェ―Foxconn
- W8:中国・上海市
- RM:整備済製品
組み立てラインを確認する
3つ目の文字は「そのデバイスがどの組み立てラインで製造されたのか」を表します。
といっても、工場の組み立てラインのラベルがわからなければ、それを知ったところで何もできませんが(この情報は、主に品質保証の目的で、Appleが使用します)。
製造日を確認する
4つ目と5つ目の文字は「製造日」です。4つ目は「年」を、5つ目は「週」を表します。
各文字の意味を覚えておけば、そして簡単な計算がイヤでなければ、シリアル番号の解読はそんなに難しくありません。
ただし、製造日のコードをこちらの表と照らし合わせたほうが、ずっと簡単です。
残りの数字からわかること
残りの7文字は「デバイスのモデル」を表します。
- 6~8番目の文字は、同じ年の同じ週に同じ工場でつくられた各デバイスに固有のシリアル番号を与えるためのランダムなコードです。
- 9~11番目の文字は、デバイスの「型番」と「世代」を表します。Appleの全製品の型番は、こちらのリストで確認できます。
- 最後の文字は、色やストレージオプションなどの「デバイスの構成」を表します。ただし、それが何を表すのかは、デバイスによって異なります。たとえば、iPhoneの場合、シリアル番号の最後の「M」は「色」を、iPadの場合、「1」は「ハードウェア構成」を表しています。
DTMをするためにmacを買おうとしている人、ちょ待てよ。
2021/04/24
M1mac購入から1週間で見えたこと。
最近M1搭載のmacbookを購入したという記事を出しましたが、それから一週間くらい経って、いくつかの問題点が見えてきたので、今日はそれについて書きます。
まず、ネットサーフィンやyoutubeを見る程度では何も問題はありません。
挙動がおかしいとか、開けないサイトがあるとかは今のところありません。
問題は、外部機器を使ったり、ソフトをインストールするときです。
一応intel版のソフトはrossetaとかいうものを経由すれば開けるし、それも自動でやってくれるのですが、ニッチな分野だとそれにも対応していないみたいです。
ニッチな分野というのは、例えばDTMです。
私は、趣味でDTMをやるので、オーディオインターフェースを使うのですが、どうやら私の持っているsteinbergのUR22という機種はM1には対応していないらしく、使用できませんでした。
DAWという音楽を編集するソフトも使うのですが、私の使っているCubase pro10は調べたところM1には対応していないらしいです。
また、音楽制作では外部から購入した音源を使用することも多くあるのですが、それらも全てが対応しているわけではありません。
DTMはただでさえトラブルが多いのに、使えるかどうかも怪しいソフトをインストールするのは怖いですね。
一応音楽も本格的にやろうと思って購入したので、かなり残念な感じです。
別にやろうと思えばできますが、それには対応しているソフトや機材を別に購入しなければならないので余計な出費になります。
個人的な理由でどうしてもmacじゃなきゃいけなかったので、現状は仕方のないことなのですが、macはクリエイター向けPCなので、流石にできるだろうと思っていました。
が、それは甘かったようです。
まぁ普通に考えれば、Appleだけが提供しているわけではないので、対応していないのも当たり前なのですが。
とまぁそんなことがあったりするので、DTMをやるためにM1macを買おうと思っている人は、もう少し待って色々対応し初めてからの購入をお勧めします。
どうしても今すぐやりたい人は、intel版にするか、windowsを買いましょう。
正直、macでもwindowsでもDTMに関してはあまり変わりません。
スペックが足りていれば何も問題はないので、他にデザインや動画制作をするつもりがないなら、むしろwindowsのほうがいいかもしれません。
安いし。
そういう感じで、mac買うならもうちょい待てよ、ということでした。
それでは。