こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
てしまクリニック、先日診察券番号20000番を突破したのですが
その当日の様子はこちら
実は、20000番ビンゴは
顔にけがをしたこどもの患者さんでした。
正確には
数日前にお子さんが怪我をして、
治療もしているけれど、経過が心配で
お母さんがお子さんを連れて受診した
という事情の方でした。
診察に入って来た時のお母さん、表情がカキーンと強張っていました。
こんな、張り詰めた気持ちのときに
『20000番おめでとう!』とか言われても
ドン引きされるのではなかろうか
と当初は思った私。
しかし、
キズの程度を確認し
治療の経過にも特に問題がなく
おそらくそれほど目立つ跡にはならないであろう
という見込みについてもお話しするうちに
安堵からか、お顔が和らいで行く様子が見て取れました。
えーい、ままよ!
と勢いで、桃缶とチロルチョコと図書カードの記念品をお渡ししたところ
「あ...ありがとうございます。」
と、呆気に取られながらも受け取ってくださったお母さん。
後日、キズの経過チェックのために再診したとき
帰り際に、こんなお手紙をくださいました。
先日は、記念のプレゼントとメッセージカードありがとうございました。
このくらいの傷で
とか
何故大学病院に行かないの?
と言われたらどうしようと、びくびくしていたので面食らってしまい、きちんとお礼ができなくて申し訳ありません。
沢山の方が待っていらっしゃるので、お手紙にてお礼を言わせて頂きました。
こどもの顔に傷をつけてしまい、落ち込んでいたのですが、少し笑うことができました。
ブログを拝見して、先生にお伺いしてみようと思い通院させて頂いたので
勇気を出して(大げさですね)行って良かったです。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
そうかー。
お母さん、とっても緊張していらっしゃったのですね。
年間、数えきれないほど怪我を見ている私にとっては、日常のひとコマであっても
親御さんにとって、我が子の怪我は一大事
しかも、意を決して病院を受診してみたものの
どんな医者が出てくるか
なんて言われるか
蓋を開けてみないと実際のところは分かりませんものね。
うちのクリニックに来てみて
それなりにホッとできて
おまけにおかしな記念イベントに巻き込まれて
ちょっとだけ笑ってもらえたなら
町医者冥利に尽きるってものです。
喜んで頂けて、よかったよかった
さて、このお母さんからはお手紙で
「帝王切開後の傷跡のケアについて教えていただきたい」
というブログネタによさげなリクエストも頂きましたので
次回記事はその辺について書こうかなと思います。