私の防災・その153 非常時も美味しく笑顔で食べたい
昨日の記事で「日常生活を取り戻すことは家族の笑顔を取り戻すことでもある」と書きました。
日常生活の中心はやはり食事だと思います。
被災地の方々も温かな食事を食べられると本当にほっとしたと語っていらっしゃいます。
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非常時の備えしてくださいね
特に災害弱者と呼ばれる方ほど備えは必要です。
防災記事まとめ・その1はこちら➡★
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東日本大震災の直後、首都圏の我が家近辺でもスーパーから物が消えました。
特にあの日は金曜日でしたから、不安感から買い出しに出た方々だけでなく、週末に1週間分の食材を購入する方や、被災地の知り合いに支援物資を送りたいと考えた方も一斉に動いたので、普段なら簡単に手に入る物が本当に店頭から消えました。
大きな災害が発生すると、直接の被災地だけではなく、広範囲に様々な形で影響が出ます。
特に被災地では物流が途絶えて品薄になるだけでなく、災害が発生してから3日間は人命救助が最優先されますから、3日分の水や食料は絶対に準備しなければなりません。
ちなみに私の実家(千葉県)が台風15号で丸二日停電した時、冷蔵庫の中のものを中心に非常食のアルファ化米と組み合わせてほぼいつも通りの食事をしていました。
猛暑の中で冷凍庫の中のものは徐々に解凍されていきましたが、中心部のものは最後まで凍っていたそうです。
自然解凍で食べられるものを溶けやすい(取り出しやすい)位置に入れておいたことも役立ったそうです。
冷蔵室の物で冷やしておきたいものは冷凍室に移しておいたことで、持たせることが出来たと言っていました。
冷蔵庫の中身が充実していると季節によりますが、冷蔵庫の中身中心に2~3日食べることが出来ると思います。
冷蔵庫は最強のストック庫です。
ちなみに冷蔵庫、特に冷凍室は保冷能力がとても高いので停電したからと言って慌てて中身をクーラーボックスに移すのはやめた方が良いと考えています。
冷やすことは出来なくなっても冷気を逃がさず保冷する力はありますから、わざわざ温度の高い外気に触れさせてまで移す必要はないですよね。
冷蔵庫の中身が充実していても、ライフラインが途絶えていて、更に物流が元に戻るまで時間がかかることを考えたら、3日分ではなくもう少し余裕を持った備えをしておきたいですね。
ライフライン、特に電気が途絶えていると最強のストック庫の冷蔵庫も単なる入れ物になってしまいます。
ですから、やはり常温保存できるストック食品や非常食の出番がやって来ます。
レトルト食品や缶詰等も最近のものは本当に美味しくなりましたね。
でも、ずっとそれだけを食べ続けたらどうでしょう。
ちょっとしんどくないですか?
出来れば少しでも食べやすく美味しく食べたいですよね。
我が家では日頃からローリングストックしている食品や非常食を食べる時に、そのまま食べるだけではなく、家族特にもえもえが好むメニューになるよう調理することを心掛けています。
その為に揃えているのがこれ
ライフラインが途絶えていても作れる防災食レシピと缶詰をはじめとしたストック食品レシピ。
電気もガスも使えない場合や電気は比較的復旧が早いと言われるのでレンジのみで作ることが出来るレシピなど。
我が家はパンも好きなのでこう言うものも
ポリ袋で混ぜたり発酵させるので汚れ物が少なくフライパンでも作れるパンのレシピも載ってます。
ポリ袋と言えばこう言うものも
ポリ袋調理や下味冷凍のレシピ。
湯煎できる高密度ポリエチレン袋を使ったポリ袋調理は汚れ物も出ませんし、複数の料理をひとつの鍋で同時に作ることが出来る災害時に適した調理法です。
加熱するときも高温(100℃以上)にならないので、肉や魚が硬くなりにくいし、一人分ずつ小分けできるので軟らかくなるまで加熱時間を長くするなど、もえもえのような摂食嚥下に課題がある人用の調理にも向いています。
我が家では下味冷凍が欠かせません。
冷蔵庫から取り出したら自然解凍して湯煎調理すれば、料理が苦手な旦那でもいつものご飯が食べられるはず。
更にこんな工夫もしています
選り抜きレシピのファイリング。
これまで作ってみて家族に好評だったもの、作りやすいものはコピーしたりレシピサイトから印刷したりしてメイン食材別にファイリングしてます。
私はレシピ本を見るのも好きなのでついつい購入してしまってますが、繰り返し作るのは一部だけだったりします。
あれを作りたいなと思った時にすぐに取り出せないのはストレスになるので、ファイリングすることにしました。
私が調理できない場合も想定して、防災レシピだけでなく、もえもえ用の作り置きレシピなども纏めています。
旦那にはハードルが高いかもですが、誰か代わりにもえもえのご飯を作ってくれる人がいたら、このファイルを利用してもえもえの食べやすさに考慮した「いつものメニュー」を作って貰いたいと考えてます。
ライフラインが途絶えても、物流が混乱しても、私が調理できない時でも、家族には笑顔で美味しく温かないつものご飯を食べて欲しい。
その為に、何が出来るか、これからも考えていきたいなと思います。