私の防災・その140 災害情報から障害者を取り残さない為に
災害が発生した時に、障害者がまず困るのが正確な情報を得られにくいことです。
大きな災害が発生した時に災害弱者といわれる方々の犠牲が健常な方よりも高い割合になってしまう原因の一つです。
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非常時の備えしてくださいね
特に災害弱者と呼ばれる方ほど備えは必要です。
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こんなニュースが今朝出ていました
障害者への災害情報法案 今国会での成立目指す 超党派議員連盟
もえもえの病気は目や耳、そして知的な面で障害が起きるケースが多く、重複して出る場合も高い確率であります。
もえもえの場合も最重度知的障害に加えて目や耳に障害があります。
耳は左耳が聞こえず、更に左目はコロボーマ(網膜一部欠損)や、眼底血管走行異常等がありますが、障害手帳には該当しない(日常生活に支障なし)と言う判定です。
同じ病気でも、もえもえとは逆に目や耳の障害が重い盲ろうだけど、知的な障害は軽い場合もあります。
どちらのケースでも、非常時に必要な情報を得られにくいと言う点では同じ課題を抱えています。
家族や支援者が常に傍にいる状態なら情報を得ることも可能ですが、自立して一人で暮らしている場合や、留守番などでたまたま家族も支援者も傍にいない場合はどうしても適切なタイミングで適切な情報を得ることが難しくなります。
知的障害があれば尚更です。
今回の法案では、障害にあわせた災害情報提供方法の整備や知的障害があっても分かりやすい公共施設の案内表示についても触れられています。
公共施設や公共交通機関の案内は健常な大人でも不慣れな人(例えば私
)は戸惑うこともあったりしますよね。

知的障害があっても分かりやすい表示は全ての人が分かりやすい表示だと思いますので、是非進めてほしいと思います。
この法案によって、一人でも多くの人が必要とする情報を必要とする時に手に入れられるようになって欲しいと願います。
そして、どんな支援を必要としているのかが支援する側にはっきり見えないと、助けたくても助けられない状況になると言うことも支援される側は忘れてはならないと思います。
上手に支援を受けるために自分達に出来ること、例えばヘルプマークを身に付けておくことや、地域の自治会の活動に参加して自分達のことを知っておいてもらうこと等、きっと色々な手段があるはずです。
私達家族も、地元の障害者団体で災害時に支援に必要な情報を書いた目立つ色のバンダナを身に付けることで支援してもらいやすくする活動を行っています。
勿論、バンダナが意味することを周囲の方々が知らなければ意味がありませんので、地域のイベントに参加して周知活動も頑張っています。
コロナ禍で地域のイベントが軒並中止されて活動の場が無くなってしまったことはかなりの痛手ですが。
支援する側、支援される側、どちらも大きな負担を感じることなくさりげなく助け合える社会へ変わっていって欲しい。
この法案がその一歩になってくれることを願っています。