私の防災・その123 障害者団体協議会~福祉避難所について | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その123 障害者団体協議会~福祉避難所について

先日、居住地の障害者団体協議会が開かれました。

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非常時の備えしてくださいね!

特に災害弱者と呼ばれる方ほど備えは必要です。

防災記事まとめ・その1はこちら➡
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自宅療養・感染対策まとめはこちら➡

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私達夫婦は出席していませんので、出席者からの又聞きになりますが、福祉避難所のあり方について行政と話し合うことが出来たそうです。

福祉避難所とは、災害発生後に一般の避難所では生活することが難しい人向けに開設される避難所です。

地域によって異なりますが、福祉施設と行政が連携して開設されることが多いと思われます。

開設される時期や基準も地域によって異なり、多くの場合は災害発生後すぐに開設されることはなく、一般の避難所では生活することが難しい方の状況を把握した上で必要に応じて開設されます。

ですから、病気や障害など配慮が必要で一般の避難所では生活することが難しい人でも、自宅で過ごすことが出来なくなれば、一度は一般の避難所に避難しなければなりません。

一般の避難所では生活することが難しいとわかっているのに、です。

当たり前ですが、生活することが難しいとわかっているのに避難する選択をする方はなかなかいらっしゃいません。

頑張って避難しても、災害発生後の混乱した状況では適切な配慮を受けることは難しいと予想がつきます。

福祉避難所の早期開設は災害時要配慮者の命綱になるのです。

私達の居住地ではコロナが流行する前に、行政と障害者団体と協力して福祉避難所の開設&運営訓練を始めたところでした。

新型コロナの流行で、福祉避難所の訓練どころか本格的な防災訓練が全て中止となり、せっかく見えてきていた課題の洗い出しと対策の検討も宙に浮いたままです。

今回、行政からは新型コロナ感染対策で避難所の受け入れ人数が大幅に制限されること、要配慮者は感染した場合にハイリスクな人が多いことから、可能な限り自宅での在宅避難を前提にして充分な備えをして欲しいと言われたそうです。

勿論、住み慣れた自宅での在宅避難が出来れば一番良いのは良くわかっているので、そこを否定するものではありませんが、それでも避難する必要がある時に避難する選択肢すら与えられないのは違うでしょう。

以前に大型台風による水害が予想された時、事前避難のために開設された施設も福祉避難所となる施設ではなく、障害の種類によっては避難することが出来ない状況でした。

避難先が自分で確保できるようにしておくことは勿論大事ですが、確保できない場合も多いです。

水害から命を守るには危険な地域からいち早く避難完了させるしかありません。

福祉避難所を二次的な避難所と位置付けしたままでは、災害弱者の被害をなくすことは不可能だと思います。

そこで、今回は、福祉避難所も一般の避難所と同時に開設するように要望を伝えたそうです。

行政の方からは同時開設への検討を始めたいとの回答だったそうです。

まだ「検討を始めたい」という段階ではありますが、要望を拒むことなく一歩前進したことが嬉しいです。

既に災害時要配慮者の登録もされているのですから、それを上手く活用すれば福祉避難所のあり方や開設への課題も見えてくるのではないかと思います。

少しずつでも形になっていって欲しいと心か願います。

あなたの住む場所の福祉避難所はどこにありますか?
そして、いつ開設されますか?

家族に病気や障害、介護が必要な高齢の方がいらっしゃるなら、一度は調べておくことをお勧めします。