最近の円安で潤った個人投資家も増えてきた。 利食いで増えた資産で更に外貨を買い増す方向が出てきている。 円安でもその中で上げのリード役となったのがユーロ円、昨年夏からユーロの買い戻しの影響で94円を底に104円台まであり、100円を挟んだ取引でアベノミクスの登場を待っていた。 100円から127円までの上昇は、27%の上昇で、ドル円の21%上昇と比較しても大きく、円安プラスプチユーロ高の様相が読み取れる。
円安進行時 上昇割合度(昨年11月以降)
1.ユーロ円 27%
2.スイス円 25%
3.ニュージーランド円 23%
4.豪円 22%
5.ドル円 21%
6.ポンド円 17%
という結果になっており、この間ユーロポンドの上昇も大きかった。
円安が止まってもみ合いになりだすと、ユーロドルの上昇も抑えられたのはリスクオフの動きが強まったということ、この円がらみの動きを世界中の投機家も注視しているのでユーロ円の動きが円全般とユーロ通貨の動きに影響を与えているのも少なくは無いはず。 そうするとユーロ円の動向を読むのが、為替相場の動きを読むヒントともなるということである。
まずファンダメンタルから見ると、ユーロの上昇はショートの巻き戻しを背景に日本の強烈な金融緩和への転換と米国FRBの執拗なまでの緩和傾斜が未だ変わらず、欧州は中銀ドラギ議長の緩やかな緩和姿勢が比較されてユーロの買いと結論されているようだ。 景況感は世界的に大きく変わったものはなく、しいて言えばオーストラリアの景気が中国経済の不透明さから若干弱めの動きとなっていることであろうか。
テクニカルから見ると、円安の動きはエリオット波動でみてもエクステンションで推移しており、オーバーシュート気味ではあるが日本の貿易赤字の背景が大きく円売りを後押ししており、新日銀総裁の方向性がはっきり出た後までは円安基調は緩まないと思っていて、ユーロ円の最終5波では129円がターゲット。 それをすんなり抜いていくと、波動のやり直し作業が必要となり、140円まで見ておく必要が出てくるだろう。 129円で一息入れてくれれば、1か月相当の調整が順当で、下値は120円程度の比較的大きなレンジでの上げ下げとなってくる予想をしている。 129円を一気に抜けていくと、130円台のどこかで調整期間が必要となり、1-2カ月程度5円幅程度のもみ合い相場が妥当となってくる。 今年の4月辺りの動きがどうなるかよーく拝見していきたい。 とにもかくにもまだ上昇余地は充分あり、今年前半はロングからのポジションテークが功を奏すると思っている。
ヘッジはドル円か日経225ベースで半分程度で良い。 ユーロ円から見ると、株式も上昇基調はまだ続くはずで、いつもながらいつソフトバンクが急騰するかを待っているところ。 今年はボラの大きな相場は続きそうで、調整時もレンジは大きいのでポジション取りのタイミングを間違わないようにしないと証拠金もすぐ無くなってしまうので簡単にはいかないが、利が乗ったら我慢にまた我慢が必要だろう。 逆に行けば早めの見切り。 本当にプロ的な強い精神力が問われる相場がこれからも続きそうだ。
