ユーロの上昇が止まらない。 前回の高値警戒より程遠い位置まで上昇し、大きく乖離したユーロドルは1.3の壁を突破し、次の抵抗線1.3300まで後100ポイント程でやや折り返し気味の展開と成っている、現在は1.30台半ばまで押している。 まず12日にドイツ憲法裁判所が財政難に陥った南欧ユーロ諸国を支援するESM(欧州財政協定)の批准を一定条件下で認める判断を下したことから、ユーロの買戻しが本格的になったしている。 その前まではIMM先物取り組みではユーロショートは3割程減少していて、残りは結果を恐る恐る待っていたようであった。 この心理が第二弾の上昇へ弾みをつけて、その次の日がFOMCであり、バーナンキ議長のQE3への取り組み本格化というシナリオへという動きが最後の波動砲を撃つ原因となった。 長い間積み上げられたユーロは先週末の時点でほぼ解消したのではないだろうか。 今週に入ってからの買いは投機的な動きと見ている。 ということは今週の上昇は簡単に訂正され、イベント通過となった今となってはまたファンダメンタルに回帰というふうに市場は読むはずである。 足元の欧州景気は悪化している途中であり、ギリシャやスペインへの融資がまだ行われてなく、緊縮提案を呑むか議論中である。 それによって、今週は上げの調整相場となるだろうが、まだ急上昇の途中と見る向きも多いだろうから新規での買い参入でロングの増加へ加担する投資かも多いだろう。 高値を睨んでの動きも株価次第ではまだ可能性は残っており、一筋縄ではいかないので注意が必要。 テクニカルでは明日安値から34日目ということでフィボナッチ要注意日にあたるために、上値を抑えるような動きが顕著だと1.26-1.28台までの調整余儀なくされよう。 ただユーロドル以上にユーロ円の買戻しが顕著だったので、中国の対日デモと明日の日銀金融政策委員会の動きを織り込むかのように、大きな変動率で持ち上げたクロス円は反動も急となる可能性があると見ている。 要は相場に入るタイミング次第だが。
