ドル円は上昇相場への押し目として、関門の79円丁度付近で下げ止まっている。 これから上昇を続けるにはここを割ると時間が掛かるか、下落への可能性も大きくなってくる。 最終のサポートとしては、76.4%押しである77.95付近が最終レベル。 ユーロ円は100割れ直前まで下げたが、現在は101円での動き、最終サポートと認識している100.45を割れたときはまずい!と思ったがすぐさま戻しているのでまだ底値の堅さは残っているような感じであろうか。 ユーロドルが1.2584の下げターゲット(約800ポイントの下落)に対しては1.2641で止まっており、ギリシャ不安からの下げが次の選挙に注目が集まる中、IMM通貨先物のユーロ売り越しが2007年以来では一番多かったこともあって、ポジションの巻き戻しから現在1.2800をクリアーしていることで下値不安は減っていはいるが、ギリシャ政府やEU諸国、特に頑固なドイツの動向に左右されそうだ。 スペインやポルトガルも次の材料としては残っているが、そこまで織り込むのは時期尚早のような気がする。 ひとまず来月のギリシャ選挙に向けての各国折衝とギリシャの動向が相場動向を決めそうだ。 しかしながらユーロショートの多さから、大きな売りが待ち構えているような感じはしていない。 ギリシャ国民はほとんどがユーロ加盟国へ残ることを望んでおり、新政権(連立)が国民の反対を押し切るとは思えなく、メルケルドイツ首相が提案しているように国民投票までの可能性はまずない。 賛成の意はあっても、融資条件である財政削減条件の緩和をぎりぎりまで求めていく、いわゆる政治的な駆け引きにしか見えない。 ポジションの傾きを背景に、選挙をこなしてユーロは徐々に値を戻していくのではないだろうか。 その間ドル円は押されても、ユーロ円の上昇が豪円やポンド円などのリスクオン通貨に波及し、金価格や原油、また株価の上昇に伴った買戻しがドル円を支え、その後気づいたときにはテクニカルが上向きとなっていくと予想している。 日柄として6月10日までのドル円底打ちの可能性を考えていて、そこから85円に向かってゆっくりだが上昇するのではないだろうか。
学者ばっかりの日銀のマインド政策はまず考えられないだろうから、対各国の金利上昇が円安へのサポートとなるしかない。 それにはギリシャ問題の落ち着きを背景として、マネーはハリケーンシーズンを控えてまず原油へと向かうと思っている。 各市場の下値突っ込みはあっても一瞬である程度は戻ってしまうタイミングに差し掛かっているので、ショート一辺倒はやめておこう。
