SLE & 不妊治療計画 を 告白のあと
先週ついに他州の彼に 私の持病（ＳＬＥ）のこと、ひとりで母親になる覚悟で
ドナー精子を購入して病院に置いてあることを打ち明けた
そのあと 悲しいけれどもう電話がなくても仕方がないと思っていた 
でも 打ち明けた日の次の晩にも 遅くに電話があった。
“いろいろ話したから もう電話がないかと思った。” と言ったら
“終わりだと思ったの？” と言われた。
いい人だと思った 
でも明日初めての ＩＵＩ （人工授精）をやることは さすがに彼には言わなかった 
１回で成功する確率の方が断然低いし そこまで言う必要はないと思うから 
結局私達は３ヶ月間毎晩話しているものの、実際には２回の週末しか一緒に時間を過ごしていない。
数年前の私だったら “この人かもしれない
” と考えて計画を中断しただろうが
もはやそんなつもりはない…
IUI当日の晩は電話はなかった 。
もしかしたら母のように以心伝心で何かを感じたのかもしれない
普通ならば あの打ち明け話の内容で とっくに引いていると思うので クヨクヨしないようにした。
しかたがない…
せめて もう１年くらい早く会っていれば… と思った
しかし その次の晩は電話が来た。
仕事でトラブルがあって昨晩は大変な目にあったそうだ。
まだ私の病気ＳＬＥ についてはウェブを見ていないと言っていた。
複雑な病気なので詳細を説明するよりウェブを見てくれるように、と私が頼んだのだ。
もしかしたら たいした病気だとは思っていないのかもしれない… 
IUIでの男女うみわけ法？
私の希望はできれば女の子。 
男親のいない状況とSLEが再度悪化した時のことを考えると男の子の活発さに付き合ってあげられないような気がする。 そうでなくてもキャッチボールとか、ボールを使うスポーツは昔から苦手だし…
それに女の子なら大人になってからでも一緒に買い物に行ったり、旅行したり、温泉だって一緒に入れる。
母ひとり子ひとりならば、私は女の子がいいなあ… 
そこで、可能性が少しでも上がるにはどうしたらいいのか調べてみた。
女の子 を作る Ｘ精子 はアルカリ性 に弱く酸性 に強く、
男の子 を作る Ｙ精子 はアルカリ性の環境で活性化するそうだ。
ふつうの夫婦の場合にはピンクゼリーとかがあるようだが、私の場合は解凍精子でＩＵＩなのでそれはしたくない。
IUIでは精子の寿命が短い分、スピードの速いY精子（男の子を作る）が有利で、IUIでできた子供は男の子の割合の方が少し高い（５２％）というのをどこかで読んだ。
でも２％の差はそれほど大きくはないし、女の子を作るＸ精子はＹ精子よりも長く生きる。
排卵日には子宮はアルカリ性になるので、 自然な性交渉ならばその２日前に行うのがいいが、解凍精子の寿命を考えても、病院の治療方針を考えても 排卵日の前にIUIをやることは無理。
母親が性的に興奮すると膣内がアルカリ性になるので男の子が生まれやすくなる。
でもＩＵＩでは性的に興奮することはありえないので、これは大丈夫。
結局 できることは食習慣に気を配ることしかないか… 
では女の子ができやすくするには何を食べる？
まず母親が肉卵乳製品を多く採り、父親が野菜食中心。
でも私のドナーは菜食主義者でないし、もう２年以上前に採取された精子なので、私が動物性蛋白をとるように心がけるしかない。
それからカフェインはＹ精子の働きを活性化するので控える。
今回のＩＵＩでは、前の晩からヨーグルトを食べた。 
コーヒーはＩＵＩの日から数日控えた。 もし飲んでも DeCaf （カフェイン抜き）にした。
肉をなるべく食べるようにした。
でもこれってその数日だけでなく、ずーっと継続してある程度の期間やっていないとダメなのかなあ…？？？
今後はIUIの日取りに関係なく、常日頃から心がけよう… 
ストレスが大きいと体が酸性に傾きがちになり、それで女の子ができやすいのなら
ストレスフルな生活を目指すべきなの？？？
んー、 これは疑問だ… 
１回目の人工授精
IUI (人工授精)の日にAndrologyラボの解凍テクニシャンから受取った精子の解凍分析結果は、妊娠成功のための重要な要素だ。
冷凍精子も“商品”なので、バンクによって基準は多少異なるが、最低の質は保証されているようだ。
だから もし解凍分析結果が基準に満たなくて 妊娠しなかった場合は 交渉しだいでは返金してくれるようだ。
私の使用したバンクの場合は 最低百万個 の精子数を下回ったら 返金に応じるようだ。
分析結果を無理やりコピーしてもらっておいてよかった。
もしコピーしていなかったら、そのままナースに持っていかれてしまい、手元に記録が残らないところだった。
分析結果には解凍時と、その後で再度洗浄処理を施した後の記録があった。
冷凍日： ２００７年 ５月２６日
解凍時：
体積 ０．９８ CC
濃度 １ｃｃ あたり ２３百万個 （２０百万個以上が目安）
動きの方向性がよいか ３９％ （４０％以上が目安だが５０％なら良い）
進むスピード 速い 遅い 進まない 動かない
再度洗浄処理後：
体積 ０．５０ CC
濃度 １ｃｃ あたり ４８百万個
動きの方向性がよいか ５２％
進むスピード 速い 遅い 進まない 動かない
２年以上前に製造された精子…！ これって本当に生きてるの～？ 信じられない！ 
ふーん、 洗浄後は量が半分に減るけど、質は高まるんだ…
初めてだったのでこの結果を見ても 比較対象がないのでピンとこなかったが 動きの方向性と進行スピード で何となく イマイチ だなあ… と感じた。
IUI （人工授精）のテクニシャンに “これ、あまりいい数字じゃないわよねえ” と聞いてみたら、
“まあ、冷凍精子だからねえ。 こんなもんよ。” と言われた。
解凍精子の進行スピードは 普通 “遅い”そうだ。
そうか、じゃあこれは 特別悪いというほどではないんだ…
また、子宮は洋ナシくらいの大きさなので ０．５０ CCより多い量を注入すると違和感を感じてしまうとも言っていた。
解凍精子の寿命については意見がいろいろあって正直どれが真実なのかがわからない。
何かで７～８時間しか生きないと読んだ。
先日のIUIテクニシャンの話だと、保存剤が入っているので４８時間くらい生きると言っていた。
Webで７２時間と言っている人もいた。
とにかく、短い精子と卵子の寿命が一致しないと成功しないのだからタイミングが大切だ…
また以心伝心？
ちょうどIUIをやる前日に母から電話があった。
“明日とうとうIUIをやるのよ。”と言ったら、“虫のしらせがした” という。
また母と娘の不思議な以心伝心か？
母は私が
ステロイドを飲んでいた辛い時期もあったが、今は Plaquenil 200mg と Cyclosporine 75mg （両方とも免疫抑制剤）を 毎日２回 服用している。 コレステロールを下げる薬 Lipitor はIUI(人工授精）を始めたら止めるように医者に言われたので、今は止めた。
私が２ヶ月に一度に行っている腎臓の専門医も ”妊娠は大丈夫” と言ったよ、といくら母に言ってもやはり心配なようだ。
無理もないが、どんなに健康な人であってもこのリスクは常にある。
悲観的になりがちな母に対して、私はつとめて笑いをさそうように会話した。
“超音波で検査したら、今回は卵が２～３個あったんだよ” と言ったら、
“あなたは欲張りだから…！” と笑っていた。
母もよく知っている私の友人達にはこの話はしないほうがいいと言われ、少し悲しい気持ちになった。
仕方がないが、やはり母としては恥ずかしくて人さまには言って欲しくないのだろう。
もし私に赤ちゃんができても、母は友人達に “やっと孫ができました！” と喜んで言えないんだろうなと思うと不憫に感じる。
いずれは隠しておけないので、信頼のおける友人には打ち明けるつもりだが、子供が授かってからにしようと思う。
今の時点で私のこの試みを知っているのは、会社関係ではないニューヨークの友人と、日本にいる中学時代からの友人ふたりだけ…
２WW
2WWと はSMC（Single Mother by Choice）のグループが使っている言葉で、 ２ Weeks Waiting （２週間の待ち期間）の意味。
これはIUI （人工授精）や IVF（体外受精） をやってから妊娠したかどうかがわかるまでの、
落ち着かない気持ちで過ごす２週間のことだ。
私はまさに今２WWに突入した。
もし成功して卵管内で受精したら、それが降りてきて子宮内で着床しはじめるまで約１週間…
そわそわと落ち着かないので、会社の後で友人に会っておしゃべりした。
彼女もエキサイトしてくれて、“うわ～、じゃあ今妊娠してるかもしれないのね～！” と言った。
そして、“あなたは病気（
褒められたのか、そうでないのか、ちょっとフクザツな気持ちになるコメントだ。
やっぱり私は、変わっているのだろうか？
でも病気（
初めてのIUI （人工授精） その２
１時間が経って、Andrologyラボの解凍テクニシャン（？）の人の所に行った。
ほどなくその人が、フタのついた小ぶりの試験管のような容器にほ～んの少し、なにやらピンク色の液体の入ったものを持って現れた。
これがそのイメージです！
そして再度、名前と精子バンクとドナーIDを確認して、私は試験管と書類にサインした。
解凍時と、最洗浄後の精子の分析結果の紙を渡された。
これは大変興味深いものなので テクニシャンの人にコピーしてと頼んだら、ダメと言われた。
そしてその書類と試験管を持って、再度階下の不妊治療専門フロアーのチェックインカウンターに戻るように言われた。
不妊治療専門フロアーの受付の女の子たちはよく気がつくし、きびきびしていて愛想もいい。
もちろん精子分析結果を快くコピーしてくれた。
そして名前を呼ぶまで待つように言われた。
もうその頃は１０時半近いので、待合室には殆ど人はいなかった。
明らかにもう一組IUIを待っているレズビアンのカップルがいた。
上の階のAndrology待合エリアでも一緒だった。
彼女も私と同様な試験管を持っている。
でもパートナーがいて、ちょっと羨ましかった。
私はその試験管に入った精子をブラにでも突き刺しておいて人肌に保つべきなのか、それとも言われたとおり指でしっかりと上部を持っていればいいのか迷っているうちに名前が呼ばれた。
部屋のひとつに誘導されて、ここに試験管を置くように、とナースがコットンの詰まったガラス容器を指差した。 これがイメージ。
準備して待つこと１０分位で、お人形のように愛らしい、金色の巻き毛を垂らした若い２０歳くらいにしか見えない美人テクニシャンが入ってきて、私に自己紹介した。
ス、スゴ～イ、可愛い顔して彼女はこんなお仕事を毎日してるんだ～、と内心びっくりした。
どうして精子がピンク色なの？と聞いたら、これは保存剤で、２日くらい精子が生きるようにしてあると言った。
それは本当だろうか？
私は解凍精子は８時間くらいしか生きないとどこかで読んだので、本当ならばオドロキだ！
そして、手馴れた手つきで、ものの３分くらいで私の子宮の一番奥深い部分、卵管の入口に一番近いあたりにそのピンク色の液体をCatheterと言われる器具で注入した。
痛みはなく、毎年やる子宮頸がん予防のパプシミアーテストの方が痛いくらいだ。
IUIの直後は１５分くらい横になっているように、
２日間は運動を控えるように、
２週間後に妊娠を調べるので血液検査に来るように、と言われた。
どう考えてもIUIの後は出来る限り長く横になって 立ち上がらない方がいいと思ったので、なるべく腰を高くするように枕を腰の下にいれて、３０分間そこに居た。
フクザツな気持ちだったけど、これで成功するかなー と淡い期待であふれていた。
今晩は久々にお肉料理を食べようかなと考えた。
その後会社についたのは１２時半くらいだった。
私が午前中病院で何をしてきたかなんて とても言えない！
お腹もそんなに違和感は感じられないし痛みもない。
この３日間、毎朝６時前に起きていたので、さすがに疲れた。
夜は早くベッドに入ってぐっすり寝ることにしよう…
初めてのIUI （人工授精） その１
今日はいよいよ私が崖から飛び降りる日だ。
でも覚悟はとっくに決まっているので心は平静だ。
偶然にも昨晩２年ぶりに、当初ドナーとしてちょっと考えた私より１０歳以上年上の元彼から電話があった。
私が明日IUIすると言ったら、“僕はやっぱり君のドナーにならなくてよかったと思う。 君がもし日本に帰ったら僕は子供に会えなくなるから嫌だし…” とか言うのでちょっと呆れた。
負け惜しみにしか聞こえなくって ”誰もアンタに頼んでないわよ” と私は心の中で苦笑した。
IUI では排卵のタイミングをいかに正確につかむかがキーポイントだ。
もちろん人によって体の微妙なタイミングとか違うので、最初の何回かはあまり期待せずに、先生と私が私の体の排卵サイクルの特性を知るためと思うようにしよう。
世の中の不妊治療ストーリーを聞くとどれも困難で根気がいるのだから、私の年齢で簡単に成功すると思わない方がいい。
幸か不幸か私の場合は気を使う相手がいないので、自分の中の不満だけを心配すればいい。
私はここ何年も、病気のこともあって毎朝自分の基礎体温を測っている。
いつもすごく規則的だ。
今朝の体温はまだ低温期だった。 多分高温期になる直前なのだろう。
高温になってから IUI するのでは遅すぎるので、今日がいいのだろう。
私は普段はあまり好んで乳製品を食べないのだけど、今日のために昨晩はヨーグルトを２個買って、昨夜に１個、今朝１個食べた。
そういえば、最近お肉をあまり食べていないなあ…
まず最初にいつもの不妊治療のフロアのカウンターで８時４５分にチェックインしてから、同じビルの上の階にあるAndrology (男性病学)のラボに行った。
相手がいる場合の不妊治療では、ここが男性が精子を取り出すところだ。
この階の待合室は下の不妊治療の待合室とちがって、待ってる人が１～２人しかいない。
ガラーンとしている。
今日は初めてなのでいろんな書類にサインした。
サインした同意書の内容は、私がもし死んだら保管してある精子サンプルはどうするか。
① 配偶者・パートナーにあげる
② 研究用に寄付する
③ 破棄する
私は ③研究用に寄付する、にした。
ラボの人は頭を病院の制服に水色のキャップ、手袋、靴カバーもびっちりしていて衛生的だ。
ここでマチガイが起きたら大変なので、私が購入した精子のバンクとドナーIDを何度も確認する。
そして精子の解凍と再洗浄処理が済む１時間後に戻ってくるように言われた。
ここコーネル大学病院のAndrologyラボに私が購入した精子の Vialｓ を置いておくには保管料が１年に＄６００かかる。Vialの数に関係なく値段は同じ。
今日、この解凍＋再洗浄の為に＄２００請求された。
でもこれも後で保険会社にクレーム用紙を出せば、私の保険の場合は ９０％ が戻ってくる。
本当にありがたいことだ…
生理開始から１１日目のアポ
再び朝７時半にDr.Sのところに行った。
不妊治療は朝が早い。
７時前に行っても、決して狭くなく優雅な待合室は 既に女性であふれている。
クリニックによっては子供を持てない人の心境を考えて、子供を連れてくるのを禁止しているところもあるが、ここコーネル大学病院は禁止していないらしい。
たまに乳母車と一緒に待合室にいる人を見かける。
昨日ふたつの卵胞があったが、Dr.S は卵がふたつとも最後まで成育しない場合もあるからね、と言った。
そして昨日と同様に卵胞の直径を縦と横と十字に測っていった。
な、ナント、今日は合計３個の卵胞があった… 何故
大きさは右の卵巣に２個 １４．５ミリ と １６ミリ、 左の卵巣が１６ミリ。
子宮内膜は１１．３ミリ。
Dr.S に今回は複数の卵があるので、２Vials 使うのがいいのではと聞いてみたら、何百万個もの精子が １Vial に入っているのでその必要はない、とスッパリと言われてしまい、 それ以上反論できなかった。
でもやはり半日くらい時間をあけて２回 （各１Vial で 計２Vials） の IUI（人工授精）をやるのがいいのでは、と思う。
しつこいけどまた聞いてみよう。
そして今日も血液検査をした。
午後にナースが血液検査の結果電話で知らせるので、その結果次第で明日初めてのIUI だそうだ…！
午後４時ごろ、ナースから携帯に電話があった。
会社にいるのでつい慌ててしまう。
明日IUIをやることになった。 朝８時４５分にアポ。
念の為、 私のドナーDの”商品”がちゃんと病院に届いているかを確認した。 OK。
明日、会社に遅れて昼過ぎにくることを上司に許可してもらった。
上司は私が持病のSLEでちょくちょく病院に行くことを知っているので、病院のアポには寛大だ。
幸い、私の会社は病院のアポならば最長で１日に４時間までは席を空けられて、お給料が減らされることもない。 この点はラッキーだ。
IUI のあと、ほとんどの人は普通にお仕事に行くそうだ。
ベッドに１日寝ている必要はない。
いよいよだーーー！！！
生理開始から１０日目のアポ
いよいよ朝８時に コーネル大学病院のDr.S のところに行った！
超音波で、生理開始から１０日目の今日の卵の大きさを測った。
そうしたら、ナント奇異なことに、排卵誘発剤も使っていないのに２個の卵胞 (Follicle) が見えた。
大きさは 右側の卵巣にあるのは １４ミリ で、左側の卵巣のは １４．５ミリ。
そして子宮内膜 (Endometrium) の厚さは ９ミリ。 （これは１０ミリくらいあればいいらしい。）
ということは通常１個のところが、今回はおそらく２個が排卵されるということだそうだ。
たまにあることだと Dr.S は言う。
薬も使っていないのにラッキー 
成功確率が倍増だ
ついでに２Vial使って２度IUIをしようか
双子ができる可能性もある！
ホルモンレベルを測る為の血液検査もした。
明日朝７時半に再び超音波と血液検査をするのでまた来るように言われた。
朝の早起きは苦手なのだか、こればかりは仕方がない。
何を置いても最優先事項だ。
Dr.S によるとIUIの場合は卵胞の大きさが１８ミリくらいの時にやるのがいいそうだ。
（ちなみにこれは医者によっても多少意見の違いはあるし、個人差もあるので一概には言えない。）
Dr.S は、多分IUI はあさってくらいになるだろう と言った…
SLE & 不妊治療計画 を 告白 - 2
遠距離のお付き合いは、私は今までも何度か経験していて、経済的＆体力的に長続きしないと思うと告げた。
そうしたら、彼は ニューヨーク に来てもいいと言う。
主夫 になってもいいとも言った。
これは私も想像だにしなかったが、考えてみるといいアイデアかもしれない！
彼の仕事はフリーランスで、写真やグラフィックデザインの仕事をしているので家からでも仕事が出来る。
でもどこまで本気で言っているのかは実行が伴うまでは分からない。
でも私は ニューヨーク は子供を育てるのにはいい環境ではないと思う。
せめて子供ができて学校に行く頃までには ニューヨーク を脱出したい。
マンハッタンの公立小学校はどこも満員で生まれる前からウエイティングリストに申し込んでおくそうだ。
異常だ！
それでも入れる保証はないのだから困る。
私立小学校など、とても高くて私一人のお給料では ムリ だ。
彼には具体的にいつIUIを始める予定かは話さなかったが、
とにかく 彼に
もう何も隠す必要はない。
彼にも “話してくれてありがとう” と何度も言われた… 