1回目の人工授精
IUI (人工授精)の日にAndrologyラボの解凍テクニシャンから受取った精子の解凍分析結果は、妊娠成功のための重要な要素だ。
冷凍精子も“商品”なので、バンクによって基準は多少異なるが、最低の質は保証されているようだ。
だから もし解凍分析結果が基準に満たなくて 妊娠しなかった場合は 交渉しだいでは返金してくれるようだ。
私の使用したバンクの場合は 最低百万個 の精子数を下回ったら 返金に応じるようだ。
分析結果を無理やりコピーしてもらっておいてよかった。
もしコピーしていなかったら、そのままナースに持っていかれてしまい、手元に記録が残らないところだった。
分析結果には解凍時と、その後で再度洗浄処理を施した後の記録があった。
冷凍日: 2007年 5月26日
解凍時:
体積 0.98 CC
濃度 1cc あたり 23百万個 (20百万個以上が目安)
動きの方向性がよいか 39% (40%以上が目安だが50%なら良い)
進むスピード 速い 遅い 進まない 動かない
再度洗浄処理後:
体積 0.50 CC
濃度 1cc あたり 48百万個
動きの方向性がよいか 52%
進むスピード 速い 遅い 進まない 動かない
2年以上前に製造された精子…! これって本当に生きてるの~? 信じられない!
ふーん、 洗浄後は量が半分に減るけど、質は高まるんだ…
初めてだったのでこの結果を見ても 比較対象がないのでピンとこなかったが 動きの方向性と進行スピード で何となく イマイチ だなあ… と感じた。
IUI (人工授精)のテクニシャンに “これ、あまりいい数字じゃないわよねえ” と聞いてみたら、
“まあ、冷凍精子だからねえ。 こんなもんよ。” と言われた。
解凍精子の進行スピードは 普通 “遅い”そうだ。
そうか、じゃあこれは 特別悪いというほどではないんだ…
また、子宮は洋ナシくらいの大きさなので 0.50 CCより多い量を注入すると違和感を感じてしまうとも言っていた。
解凍精子の寿命については意見がいろいろあって正直どれが真実なのかがわからない。
何かで7~8時間しか生きないと読んだ。
先日のIUIテクニシャンの話だと、保存剤が入っているので48時間くらい生きると言っていた。
Webで72時間と言っている人もいた。
とにかく、短い精子と卵子の寿命が一致しないと成功しないのだからタイミングが大切だ…