9/29
B6-2T
勝 石田
負 メンドーサ

ホエールズ時代から致命的だった左腕不足という宿命的弱点。
この3年間で入団した若武者たちが、その宿命を断ち切りつつある。

智勇兼備の今永昇太。駒澤大学出身。プロ2年目。11勝7敗。
豪快無比の濱口遥大。神奈川大学出身。ルーキー。9勝6敗。

そして、プロ3年目。開幕投手にして、この大事な試合で勝ち投手になったこの男がいる。

この日の勝利で、今シーズン先発左腕トリオだけで26勝目となった。

華麗にして冷静沈着なピッチングが持ち味の彼が、闘志をむき出しにしてタイガース打線に向かってく。

毎回のように打ち込まれ、6回7安打。
だが、勝負どころでの投球が冴えに冴えた。
結局得点を許さない、粘りのピッチング。
その熱い気持ちに、魂を揺さぶられた。

「初回から全力でいくと決めていた。打ってみろという気持ちだった」

これで、最終盤のタイガース5連戦は3勝1敗1引き分け。

わずかではあるが、ホームでのクライマックスシリーズに望みを繋ぐ。


選手の笑顔。
ファンの笑顔。
勝利の花火に、ハマスタは歓喜に沸いた。


左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めろ 攻めろ 健大

横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。

左腕王国の若きリーダーが、ハマの未来を切り開く。

OUR TIME IS N.O.W.


9/28
B2-11T
勝  能見
負  井納

クライマックスシリーズ進出をかけるタイガース5連戦の4戦目。
目も当てられない大惨敗。

先発の井納翔一、中継ぎの三嶋一輝、平田真吾が全くいいところなく、11失点。

試合途中からは冷たい雨が降りしきる中、ハマスタは左半分のタイガースファンの歓喜にのみ湧いた。

先発が大量失点した際に出てくるピッチャーこそが大事。
だが、もう中堅の域になろうかという右腕2人には、その役目が果たせなかった。

本来は競った展開で投げさせたい、エドウィン・エスコバー、砂田毅樹が出ざるを得なくなる。

そして、9回表のマウンドには、あの男が上がった。

2009年の選抜優勝投手にして、ベイスターズの高校生ドラフト1位。
怪我に泣かされ続けたこともあり、二軍暮らしが続いた。

だが2016年。貴重なセットアッパー左腕として、1年間フル稼働。
チーム初のクライマックスシリーズ進出の原動力となった。

今シーズンは、58試合に投げて防御率3.83。
勝っても健二朗。
負けても健二朗。
敗戦処理の処理でも健二朗。

どんな展開でも凛々しく逞しい表情でマウンドに向かう彼。

仕事は、華やかな舞台だけではない。
むしろ目立たず辛いことの方が多いもの。

必要とされるところで、闘志むき出しに向かっていく姿に、昨日は泣けてきた。


横浜DeNAベイスターズ。
背番号46。
田中健二朗。

まだまだ終わっていない。
最後の5試合。
悔いなく走り切ろう。

OUR TIME IS N.O.W.


9/27
B4-4T(延長12回引き分け)

「ベイスターズに指名されて良かった。もしもタイガースに指名されていたら、僕はまだ鳴尾浜の選手だったかもしれない」

2014年ドラフト会議。
ともに1位指名で早稲田大学の有原航平を外したベイスターズとタイガースは、亜細亜大学の右腕を指名した。

抽選の結果、ベイスターズが彼の交渉権を獲得。

2015年。
オープン戦で起用されるも、先発投手としては結果が残せなかった。

シーズン開幕直前のファンミーティング。
各チームの監督とドラフト1位選手が参加。

「ストッパーをやってみるか?」
「はい!」

中畑清監督の突然の呼びかけに、彼は満面の笑顔で応えた。

「小さな大魔神になります!」

小さな体をフルに使うインステップ投法。
伸びのあるストレート。
魔球ツーシーム。

シーズン開幕から順調にセーブを重ねていく。

2015年4月21日。横浜スタジアム。
プロとして最初の壁にぶつかったのは、奇しくもタイガース戦。
同点の9回表。マウロ・ゴメスに決勝打を浴びて敗戦投手となった。

同点で弱い。
回またぎが課題。
夏場のスタミナ。

様々な課題をクリアしながら、3年間で積み重ねたセーブは96。
ルーキーイヤーから3年連続で25セーブ以上を記録した投手は史上初。

誇るべき記録だ。
彼は横浜の宝だ。


横浜DeNAベイスターズ。
背番号19。
山﨑康晃。


昨日は打たれたかもしれない。

やられたら、やり返せ!

そして、ハマスタでCSを!


9/25
B7-0T
勝 ウィーランド
負 岩田

「DeNAが獲得してきた投手の中で、間違いなくナンバーワン」
ハマの番長三浦大輔が太鼓判を押す、助っ人右腕ジョー・ウィーランド。

9回102球5安打の見事なピッチングで、来日初完封勝利を飾った。

今シーズン最後のビジター。
タイガースの応援で一色になる甲子園球場で、2位に見事な連勝。
3.5ゲーム差に迫った。


野球は団体競技。
人間が行うことだから、作戦がはまることもあれば、失敗することもある。
選手個人の、またチーム全体の調子の波もある。

勝負の9月。
悔しい敗戦が重なり、波に乗り切れてなかったベイスターズ。

流れが変わったのは、9/18ハマスタのスワローズ戦。

この日も先発はウィーランドだった。

彼の力投がベイスターズに流れを持ってきたのだろう。


長かったシーズンも残り7試合。
全てを本拠地横浜スタジアムで戦うことが出来る。


最後の最後で、全ての歯車がかみ合ってきた。
勢いに乗ってきた時のベイスターズは、強い。

9/27からは、ハマスタでタイガース3連戦。

最後の最後までまで、ベイスターズらしい野球を。

そして、
ハマスタでCSを!


9/24
B2-0T
勝 今永
負 岩貞
S 山﨑康

ベイスターズ今永昇太。
タイガース岩貞祐太。

7月25日の甲子園球場以来の左腕投手の対決。
前回以上にレベルの高い投げ合いの中、初回の2得点を守り抜いたベイスターズが、見事勝利を収めた。


「マウンドで自信のない表情をしないように、いつでも強気の投球をしよう」

度々訪れるピンチに動じない今永。

野手陣は素晴らしい守備で、彼を盛り立てていく。

7回2アウト満塁の大ピンチは、三上朋也が見事なピッチングで切り抜けた。
8回は、スペンサー・パットン。
9回は、山﨑康晃。

9月8日~10日の甲子園3連敗の悪夢を払拭した。


「3位を目指している選手は1人もいない」
引き締まった表情で、今永は試合後語った。


25日はレギュラーシーズン最後の甲子園球場。
そして、今年最後の甲子園球場にしなければならない。

この時期に痺れる戦いをできることを喜びに変えて。

合い言葉は、これだ。

ハマスタでCSを!



9/23
B13-5D
勝  石田
負  伊藤

クライマックスシリーズ進出をかけた最終決戦が始まった。

4日間の休みを挟んで、ポストシーズンを目指して最後の10試合。

「もう一つの開幕」を任されたのは、開幕投手の石田健大。

初回、2アウト満塁で回ってきた打席で見事にセンター前のタイムリー。

ここから、倉本寿彦、桑原将志、梶谷隆幸と続く4連打で8得点。

この後、ホセ・ロペスの5打点の活躍もあり、快勝。

見事に「開幕」の大役と、リベンジを果たした。




24日からは、2位タイガースとの5連戦に突入する。

「12球団で唯一、クライマックスシリーズ進出がない」と、枕詞のように言われ続けたベイスターズ。
昨年、ようやくその呪縛から解かれた。

だが、もうひとつの呪縛がある。
「12球団で唯一、ホームでのクライマックスシリーズ開催がない」のが、ベイスターズなのだ。

2位タイガースとは5.5ゲーム差。
今シーズン、ここまでの対戦成績は7勝13敗。
すでに負け越しが決まっている苦手カード。

だが、そんなことは言ってられない。

「俺たちはファミリーなんだから」。
試合前のダッグアウト。
キャプテン筒香嘉智が、皆を鼓舞した。


ここから、物語が始まる。

星空に響け 激しく
魂がうねる音
闘えWarriors
俺達は生きる
勝利の女神 抱くため
情熱の火よ
我が道を照らせ
Wow wow wow BAYSTARS
勇者の遺伝子

奇跡は待つものでなく、起こすもの。
ここまで、凌いで来たからこそ今の位置がある。

今こそ、心を一つに。
OUR TIME IS N.O.W.



9/18
B4-2S
勝  三上
負  近藤
S  山﨑康

広島東洋カープが2年連続8度目の優勝を決めた。
この瞬間から、37年ぶりの連覇を決めた王者カープへの挑戦権をかけた戦いが始まった。

カープが、クライマックスシリーズで戦いたくない相手。
それは、我らがベイスターズだという。

レギュラーシーズンでも、交流戦でも圧倒的強さを誇ったカープ。
だが、ベイスターズには現時点で負け越している(12勝11敗)。

横浜スタジアムでは、8月に3連続ホームランに始まる3連続サヨナラ勝利。
圧倒的強さを誇る本拠地マツダスタジアムでも、5勝6敗とほぼ互角の戦い。
しかも、同一カード3連勝3連敗がないのだ。

しかし、相性というものがある。

カープが圧倒的に勝ち越している2位タイガース、同率3位のジャイアンツに、ベイスターズは大きく負け越している。

ジャイアンツとの対戦は終了しているが、タイガースとは残り5ゲーム。

是が非でも勝ち抜いて、秋の頂上決戦に臨みたい。


11日ぶりに本拠地横浜スタジアムに帰ってきたベイスターズ。
スワローズとの今季最終戦。

先発ジョー・ウィーランドは、持ち味の軽快なリズムとテンポの投球で、6回2失点。
7回からは、三上朋也、スペンサー・パットン、山﨑康晃の渾身のリレー。

投手陣の奮闘に応えた打撃陣は、倉本寿彦の決勝2ベース、嶺井博希のソロホームランで試合を決めた。

失いつつあったベイスターズの形を取り戻し、同率3位に復帰。

ハマスタには勝利の花火が打ち上がり、熱き星たちの笑顔が夜空に輝いた。

残り10試合。
乾坤一擲の戦いが続いてく。

心をひとつに 共に歩もう
すべての力合わせて 共に闘おう
どんな時も夢めざし 共に輝こう
心をひとつに
心をひとつに
We☆YOKOHAMA No.1!


9/17
B1-6G
勝 畠
負 濵口

どうしても取りたかった同率3位決戦。
ルーキー同士の投げ合いは、またしても畠世周にしてやられた。

フォアボールとエラーから失点。
代打策も継投策も決まらず、悔しい敗戦となった。

今夜は11日ぶりにハマスタに帰ることが出来る。
嫌な流れを断ち切りたい。

2017年の横浜DeNAベイスターズ。
9月17日終了時点で、132試合65勝63敗4引き分け。
残り試合は11。

このうち、本拠地横浜スタジアムで8試合。

最終戦まで、チケットはほぼ完売状態。
満員のハマスタで最後の最後まで戦うことが出来る。

長いペナントレース。最終コーナ-をまわって、最後の直線に入っている。

首位カープのマジックは1。
2位タイガースの背中は少し遠くなってきたが、3位ジャイアンツとのデッドヒートはまだまだ続く。

1戦必勝の戦い。

これまでたくさんの感動をもらってきた。
悔しい試合もいくつもあった。

だからこそ、ポストシーズンへの切符を手にしたい。歓喜の瞬間に立ち会いたい。

我らの星 ヨコハマ
闘え 誇りを胸に
我らの星 ヨコハマ
今こそ攻めまくれ!

OUR TIME IS N.O.W.


9/16
B1-0G
勝 井納
負 マイコラス
S 山﨑康

クライマックス出場をかけたジャイアンツとの最終決戦。

先発は、井納翔一とマイルズ・マイコラス。
東京ドームでのこの組み合わせといえば、昨年のクライマックスシリーズファーストステージの死闘が脳裏に蘇る。

この日も両先発が素晴らしい投球で、手に汗握る投手戦となった。

梶谷隆幸のソロホームランで先制したベイスターズは、7回から惜しげもなく勝ちパターンの投手を繰り出す。

田中健二朗。
スペンサー・パットン。
砂田毅樹。
三上朋也。
山﨑康晃。

登板過多、疲労困憊のブルペン陣だが、そんなことは百も承知。

皆が闘志を前面に出して、わずか1点のリードを守りきった。

これで、同率3位。
まずは、戦いの場に踏みとどまった。

負けられない戦いが続いていく。

Oh Oh Wow Wow 横浜ベイスターズ
燃える星たちよ Let's Go !
Oh Oh Wow Wow 横浜ベイスターズ
夢を追いかけろ

心を一つに。
I☆YOKOHAMA!


9/14
B4-5C
勝 今村
負 エスコバー
S 中﨑

取って取られてのシーソーゲーム。
優勝がかかる試合にふさわしい熱戦は、8回の攻防が明暗を分けた。

満塁のチャンスを潰したベイスターズ。
満塁のチャンスをモノにしたカープ。

タイガースとジャイアンツが引き分けたため、目の前での胴上げだけは辛うじてまのがれた。

9月の成績は、5勝8敗。
接戦で勝ちきれない試合が目立つ。

だからこそ、この方の言葉を借りたい。

「ここまで頑張って来たんや! 諦めんなよ!  切り替えて明日や! 前進あるのみ…!」
「負けたものは仕方ない! 週末の巨人戦に連勝すれば良い。ファンが背中を押してくれるはず!」
(ベイスターズOBの高木豊氏)

次なる舞台は東京ドーム。
大雨が予想される中、熱き星たちが、たくさん詰めかける。
現地にに行けなくても、テレビで、スマホで、青き流星たちが熱き思いを選手に送り届ける。

泣いても笑っても、あと13試合。

2位タイガースとは6.5ゲーム差。残り5試合。

3位ジャイアンツとは1ゲーム差。残り2試合。

みんなみんな、苦しい思いをして戦ってきた。
みんなみんな、勝っても負けても声援を送ってきた。

「戦いは勝つと決めたものが勝つ」(トルストイ)

今こそ、心を一つに。
I☆YOKOHAMA!