次期ASXというよりRVR ~見えそうで見えないけど、どっちかというと見せる方向の話。~ | 田舎の国のアリス

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僕が思うに、きっとこういうことなんだろう。

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先ごろ三菱が公開した次期ASXの画像。

2023年に欧州市場へ投入らしいッス。

 

全体が見えないので、カッコいいのか?そうぢゃないのか?分かりませんよ。

 

まあ、なにしろ・・・この類の画像というのは・・・

「一応、見せるには見せるけど・・・肝心なモノは見せられないよ」

という見事にイヤらすぃ~世界なのでございます。

 

ほら・・・

こういう状態ってのは、実際に遭遇してもマジマジとは見ないでしょ。

むしろ見てはいけないものを見てしまったという感覚の方が勝るので気分的な高ぶりは意外と無いものよ。

 

それより・・・

実はこういう感じの方がなんだか気になっちゃう・・・みたいな。

 

だから、テストカーのスクープ画像なんかは人々の関心を集めるのだと思う。

テストカーが擬装ナシのモロ出し状態で走っていたら、逆にツマラナイと思ってしまうわけ。

 

今回のASXの画像も同様という話。

そして、画像から見えることや、アナウンスされた事柄を踏まえて色々と想像する・・・コレが楽しいのね。

 

という感じで、件のASXを見てみますと・・・まず、結構な顔面インパクト系かしら?なんて思っていたりする。

そして、この鼻先あたりの形状が・・・

もしや・・・あのブーレイ顔の復活ですか?なんて思わせたりする。

 

また、この次期ASXに関してはルノー車をベースにすることが公式にアナウンスされたのですが、そのベース車両についても「ルノーの最量販車種」という感じの何だかモヤッとした不明瞭な表現で・・・

コレまたイヤらすぃ~言い方なのよ。

 

まあ、大半の予想では・・・

ルノー・キャプチャーかもね・・・という話ですよ。

 

で、ここで僕が気になったのが・・・キャプチャーをベースにするとして、それは現行型か?次期型か?という点でございます。

 

そこでウィキペディアで少し調べてみると、現行キャプチャーは2019年に登場・・・先代は2013年登場。つまりモデルサイクルは6年。

一方、次期ASXは2023年登場・・・キャプチャーのモデルサイクルを考慮すると、現行キャプチャーは2025年まで継続するかも・・・という流れで、ASXは現行キャプチャーをベースにするかもね・・・という推察が成り立つのです。

 

さらに、そういうイヤらすぃ~目線で再び画像を見るわけ・・・

フロントグリルの境界線やサイドウィンドウのラインなんかが薄っすらと見えるような見えないような・・・で、こうやって線でなぞってみたり・・・

明るさとコントラストを調整してみたり・・・まあ、オジサン特有のネットリとした粘着気質でジワジワとイジくるわけ。

 

で、それらを複合的に考慮してみると・・・

たしかにキャプチャーっぽい気がするぅ・・・という感じになる。

 

 

で、作ってみますた。それがコチラです。

イェーイ!まさかのモザイク越し!

 

 

wwwww

 

 

はい、ゴメンナサイ。

いやホラ・・・見えそうで見えない方がお好きかと思いまして・・・

そういうのが好きなんじゃないの?奥さん。

 

(笑)

 

 

気を取り直して・・・

次期ASXの想像図・・・現行キャプチャーをベースにお顔周りを例の画像から想像して、さらにダイナミックシールド要素を添加してみますた。

好き嫌いが分かれそうな感じだけど、意外とイケる?みたいな。

 

 

 

で、こうやって次期ASXのアレやコレやを考える場合、三菱を贔屓するマンの諸氏ならば確実に意識することがございます。

それはASX=日本名RVRの件でございますよ。

 

ご存知のとおり、RVRは2010年に現行型が登場して以来、現在でも販売継続中のモデルでございます。

2019年に大規模マイナーチェンジが実施され、大幅にアップデートが図られましたが、基本的な部分は変わっておらず・・・つまり、2022年現在で12年経過ですよ。

 

ちなみに個人的な感覚で申しますと・・・

大き過ぎず小さ過ぎない適正なサイズ、過剰ではない装備・・・これらが全てにおいて程良いバランスを保っているという点では現在の国産車としては稀有な存在であると言っても良く、特にマイナーチェンジ後の現行型は外観も相応に洗練されており、目立たないけど実力のあるモデルだと思っております。

 

とはいえ・・・世間一般的な感覚で言えば、既に12年モノであるという事実は内外装の至る所に感じられ、やはり最新モデルと比べてしまうと分が悪いのが正直なところですな。

 

で、

一体いつになったら

フルモデルチェンジするのかしら?という話であり、

尚且つ・・・

RVRの次期型の話って、どうでしたっけ?

という話でもある。

 

RVRについては少々特殊な経緯がありまして・・・

アレは何年前だったかしら?

次期RVRについて開発遅れによる発売延期が発表されるという事件がありますた。

ちなみに上図は次期RVRか?と噂されたeXコンセプトというコンセプトモデル・・・このカタチが市販されていたら良かったわね・・・と、いまだに思っておりますが、当時の次期型に関する話の流れはおそらく立ち消えになったと思われ、現在に至るまで沈黙状態が続いております。

 

つまり、三菱自身も現行RVRをここまで引っ張るつもりはなく、少なくとも当初の予定であれば2020年以前には次期型にバトンタッチしていたはず・・・という事情がございます。

 

で、今回のASXの件でそれが打開されるかしら?なんて淡い期待感を抱いちゃうわけ・・・

次期ASXの流れで日本のRVRもフルモデルチェンジ・・・みたいな。

 

しかし、それはそれで危惧している点がございまして・・・

仮に上記のようにキャプチャーベースで次期ASX⇒次期RVRという流れを実践した場合に・・・

エクリプスクロスとの住み分けが

厳しくなる気がしちゃうのよ。

 

参考に下図をご覧くださいませ。

RVR、エクリプスクロス、キャプチャーの3車についてエンジンと価格を並べてみますた。

 

で、上図に基づいて少し説明をしますと・・・

RVRとエクリプスクロスの比較でエクリプスクロスは高効率ダウンサイズターボを搭載しており登場時期の新しさを物語っている。排気量は小さいながらボディサイズ及び価格に関してはエクリプスクロスの方が上位に位置しており、両車間ではある種のねじれ現象的なことが起きております。

 

他方、エクリプスクロスとキャプチャーの比較においては排気量に若干の差があるものの、いずれも近代的な高性能ダウンサイズターボであることに加え、キャプチャーと同等のグレードを求めると、エクリプスクロスではG以上のグレードが該当し価格が約300万円~となるため、価格的な差は実質的に存在しないと言っても良いでしょう。

 

つまり・・・

現状においては、幸か不幸か・・・現行型RVRが古めのモデルであり、そのことが比較的新しいエクリプスクロスとの差別化として作用している部分があるのですが、仮に次期RVRがキャプチャーをベースとして登場した場合、上記のように両車の差別化が難しくなることが予想されます。

 

で、そういう話を踏まえて・・・

ルノー・キャプチャーをRVRとして登場させた場合を考えると・・・

エクリプスクロスとの

キャラ被りは不可避である。

という結論に達するのでございます。

 

 

 

じゃあ、このキャラ被りを回避するための施策はあるのかしら?

という話。

 

まあ、あくまでも僕の個人的な考えですけど・・・ないわけではない。

 

ひとまず、コチラをご覧くださいませ。

キャプチャーより小型のSUV。

ルノー・キガーというインドあたりで展開しているモデルがあるらしい。

全長4000mm以下、1000cc3気筒ターボ搭載の小型SUV。

 

コイツの方がRVRとしては正解な気がするのよ。

もちろん、コレならルノー・日産・三菱アライアンスに則ったルノー縛りを満たせるわけ。

 

ということで・・・

次期RVR・ルノー・キガーベース版・・・こういうのはいかが?というね。

 

コレならエクリプスクロスとは明確な車格差があるので、キャラ被りに陥ることもない。

また、現在コンパクトモデルの手薄感がある三菱ラインナップに対する問題解消ができる・・・はず。

 

だから、次期ASX・・・というか、少なくとも日本向け次期RVRについてはキガーをベースにした方が得策な気がするのね。

 

で、コイツを車両本体200万円前後で発売する・・・それなりに売れると思うし、個人的にはコッチの方が格段に説得力があるのです。

 

コレでOK!

 

 

・・・と、言いたいところですが・・・実はここまで書いてきた話には大きな問題がございます。

 

キャプチャーもキガーも4WDがない。

 

もうこの事実だけで終了ッスわ。

三菱のSUVなのに、4WD未設定とかだったらマジクソっすからね。

 

まあね、欧州では四駆需要が高くないらしく、SUVスタイルながらFF専用設定という欧州メーカーあるある・・・みたいな。

 

もし、次期ASX=RVRに向けてルノー車に4WDを追加するとかなら問題は無くなるけど、そこまでするかしら?という話。

 

 

・・・ていうか、なんか急にションボリしちゃうわね。

 

 

いやいや・・・それ以前に・・・三菱からの発表の概要は・・・

2023年に

ルノーの最量販車種をベースにした

次期ASXを欧州に投入する。

・・・という内容。

 

コレね、ご覧のとおり・・・

RVRとか、日本とか、

一言も言ってないのよ。

 

あら?また日本は置いてきぼりッスか?

 

あのぉ・・・文字ヅラからだと、そういう風にも受け取れるわけ。

あんまり受け取りたくないけど・・・。

 

 

で、そういうことを踏まえて書きますと、そもそも話として・・・

次期RVRは

存在しないかもしれない。

おっと、まさかの大胆予想!みたいな。

 

今の三菱って・・・国内市場に力が入っていない感じがするじゃないですか・・・正直な印象としてね。

 

その原因として、ご存知のとおり三菱は不祥事の影響で企業イメージが良くないわけ・・・もちろんそれは自業自得としか言いようがないから仕方ない話なのですが、コレを挽回するのは並大抵のことではない。

 

特に三菱はリコール隠し事件発覚以降の低迷期から復活に転じようとした矢先に燃費試験の不正発覚という流れで来ているので、尋常じゃないのですよ。

 

要はクルマが売れない時期が結構続いたわけ・・・特に国内。

 

結果として

国内市場は無理ゲーである。

という精神状態が三菱内部に蔓延っているであろうことは想像に難くないのです。

 

それを示しているのがASEANへの注力であり、国内市場ほど逆風が強くないエリアで戦おうという話なのでございましょう。

 

また、同カテゴリーに存在しているエクリプスクロスが国内では決して善戦しているとは言い難い状況の中で、敢えてそこにRVRを投入するという判断を三菱がするのか?という点で若干の疑問があるのです。

ましてや4WDの設定がなければ三菱車としての商品力が弱いことを三菱は当然理解しているはずで・・・FF限定のルノー製RVRを前記のキャラ被りの危険を冒してまでわざわざ国内投入するかしら?という疑問もあるわけ。

そう考えると、次期RVRは存在しないかも・・・という話になってくるのですが・・・実際のところはどうなのかしらね?

 

もし、例の次期ASXが日本では次期RVRとして投入されるとして・・・唯一の救いはベース車と言われるキャプチャーが結構カッコいいので、最悪FFしかなくても少しは売れるかも・・・という淡い期待よね。

 

 

という感じで、なんだかショッパイ話ばかり書いちゃったけど、僕の脳内ではそんな話ばかりではありませんのよ。

 

さっきも書いたけど、もしかすると次期ASX登場を機にキャプチャーに4WDが追加されるかもしれないし・・・さらに最大級の期待感を込めて書くならば・・・

国内向けRVRは

欧州ASXとは全く異なる別物で登場!

みたいなことがあるかもしれない。

おやおや・・・今度はチラ見せですか?

コレだからオジサンは・・・イヤらすぃ~わね・・・まったく。

 

(笑)

スイマセン。

ちゃんとお見せします。

 

 

 

 

「次期RVRは次期ASXとは別物がイイかも・・・」の想像図。

例えば、こういうヤツが良いわね。

 

全長4000~4200mm程度×全幅1750mm程度×全高1600~1650mm程度。ハイテクやゴテゴテした装備にしない。

余計な機構がないから故障の心配が少なく、また高コストな先進装備はないのでコストパフォーマンスにも優れた信頼性の高いモデルというポジションが良いですな。

 

エンジンは3気筒1000~1200cc程度でターボ付き。

FFと4WDを選択可。

ハイブリッドシステムは有っても無くても良い。

 

比較的シンプルな構成なので価格も控えめ・・・最上級の4WD仕様で車両価格250万円未満が望ましいですよ。

 

要はダイハツ・ロッキーやトヨタ・ヤリスクロスあたりと競合するクラスに何か欲しいし、実はそのクラスこそがRVRが戦うべきクラスだと思っております。

そして、エクリプスクロスとのキャラ被りも起きない。

さらに、こういうモデルはASEANにも投入できると思う。

コレでOK!

 

 

・・・みたいな。

 

 

 

いやぁ~しかし・・・次期ASXの画像から、よくここまで話を膨らませたものだと・・・我ながら感心しますな。

 

???

頭おかしいだろって?

 

アナタ、失礼しちゃうわねぇ。

 

三菱を贔屓するマンとはそういうものなのよ。お分かりかしら?

そういう脳だから、しょーがないのよ。

 

 

ということで・・・今回は以上です。