MARS(マルス)の戯言

MARS(マルス)の戯言

アメ車(トランザム)とドイツ車(ポルシェ)を「つがい」で・・・ハイ、「無謀」なのは自分自身が一番よくわかっています。(^^;)

最近は連日公私ともに思いっきり忙しかったもので、すっかり更新をサボっていましたが・・・

 

実は過日お話した4号機S7のエアサストラブル・・・10日ほどで帰還しておりました。

 

数日乗らずに自宅に置いているだけでいい感じ(?)に車高が下がってしまう症状が何回か続いたので、時々話に聞く「高額修理を伴うS7の定番トラブルであるエアサスがついに逝ったか」と、思いっきり肩を落としながら・・・

 

エンジンをかけると正常な車高に戻るものの、ビビリの私は道中のトラブルが怖かったのでJAFまで呼んでディーラーに持ち込んで待つことしばし・・・

 

ディーラーからの着信に、まず深呼吸をして正座して、電話機を両手で握りしめてお話を伺いますに・・・

 

「お預かりして駐車場に置いているのですが、今日まで全く症状が出ていません。」と言われました・・・。

 

安心するというより原因がわからないという不安でいっぱいになってしまった私は、ディーラーに行って画像を見せながら「こんなになっていたんですぅ」と一生懸命に説明いたしましたが、ディーラーのスタッフは至って冷静に「診断機でも車高が下がったという履歴が残っているだけで、現在まで他の故障の履歴がありません。」「一週間お預かりして駐車場に置いて症状が出ませんので、予兆ではあったのかもしれませんが少なくとも即どうこという状態ではないと思います。」と言われましてそのまま連れ帰るコトになりました・・・。

 

散々調べていただいたので「お支払いは・・・?」と聞くと「何も修理を行っていませんので大丈夫です。」と力強いお言葉・・・

 

一時は三桁に届こうかと思うくらいの覚悟をしていましたので、さらに「駐車料金は・・・?」と聞くと、メカニックと共に大笑いされまして・・・

 

結果・・・例によって長距離放浪の機会にも恵まれず、以前にも増して放置プレイが続いているにもかかわらず、何もしていないのに今日まで全く発症いたしません。

 

ディーラーの空気を吸って来ただけで回復したのでしょうか・・・?

 

それともメカニックのお話のように、たまたま何度か駐車する角度が悪かっただけなのでしょうか・・・?

 

はたまた大きなトラブルの予兆なのでしょうか・・・?

 

嬉しいやら不安やら・・・

(^^;

エアサスのトラブルを発症した4号機S7・・・

 

今はまだエンジンをかけると正常な車高に戻りますので「そのまま自走でディーラーへ持ち込もうか」とも思いましたが「もしも走行中にトドメを刺したら・・・」と心配して、ビビリの私は結局JAFのお世話になるコトにいたしました・・・。

 

車載ローダーで運ばれて行ったディーラーからお電話をいただきまして「無事にお車が到着いたしました。」という連絡と共に・・・

 

「あのぉ、エアサスが効かなくなったというお話でしたが今は・・・」と不思議そうに聞かれましたので、思わず「いえ・・・あの・・・エンジンをかけると車高が戻るのですが、何日か乗らずに停めておくと、ちゃんと(?)下がりますから・・・」とヘンな説明をしてしまいました・・・。

(^^;

 

ガツンとエアが抜けるのではなく、時間をかけてゆ~っくりエアが抜けるというのが一番厄介でして、トラブルの場所の特定をするのがなかなか難しく・・・

 

車高が多少落ちたかなと思っても、アクセサリ状態にすると、すぐにコンプレッサーは不足したエアを送り込んで正常な車高になってしまいますので、診断機を当てても「異状なし」と診断してしまうと・・・

 

「お時間をいただき申し訳ありませんが、しっかりと(?)車高が落ちるのを待って調べたいと思います。」とのお話・・・

 

「コストはともかく、時間はいくらでもかけていただいてかまいません。」と言って、継続して原因究明をお願いいたしましたが・・・

 

初めに電話で症状の説明をした時に「センサーのトラブルなら数万円」「最悪のストラット交換ならコトと次第によっては100万円前後」と恐ろしいお話をされましたので、結論が出るまでは生きた心地がいたしませんです・・・。

我が家に来て、はや6年を迎えようかという4号機S7・・・

 

今の私にとりましては移動の手段や積載性という部分も含めて、ほぼ完璧な愛機ではありますが、イマ一つ車高・・・というよりタイヤとタイヤハウスの隙間が気になって、左前輪だけ少々車高を落としてみた・・・

 

・・・ワケがありません(笑)

 

数あるS7の定番トラブルの一つ・・・

 

中でも高額修理の話をよ~っく聞くのがエアサス・・・

 

それが、ついに4号機S7にも襲いかかりました・・・

(-_-;

 

慌ててディーラーへと連絡を入れたのですが、今は最悪の年度末・・・

 

多くの入庫に追われていて4月に入らなければ受け入れ不可能とのご回答をいただいてしまいました・・・。

 

いえね・・・

 

こちらも激務が続いておりますので長距離放浪の機会などありはしませんから、それはそれでい~のですが・・・

 

怖いのは結論(見積もり)が出るまで2週間もかかるコト・・・

 

原因究明と、何より修理にかかるコストがハッキリしない状況が2週間も続くというのは・・・精神衛生上と~っても良くありませんから・・・

 

それでも・・・

 

4号機S7の留守中・・・久々に2号機レグナムを走らせようか、3号機944S2を乗り出そうかと思案中・・・

 

最近はそれぞれ勝手気ままにアチコチ出かけている我が家のチビチビ共ですので、上下同時に連れ出す機会がほとんどありませんから「人間の移動」だけなら3号機S2でもコト足りるのですが、月末に向けてチト大きな荷物を動かさなければならない用事がありますので、やはり2号機レグナムが当面のメインかなぁ・・・

思い返せば遠く小学生の頃から、今なおず~っと私にとって憧れの車であるランチア・ストラトス・・・

 

そしてランボルギーニのエスパーダやカウンタックやミウラ、アルファロメオのモントリオールと、彼の手掛けた作品たちは、どれもこれも私には刺さりっぱなしのクルマばかりでした・・・。

 

気がつけばいつの間にやら、みんな手の届かない存在になってしまいましたが・・・

 

若かりし頃、近所のガレージ伊太利屋のショールームに600万円弱のプライスタグをぶら下げて色違いで並んでいた、初めて見る実車2台のストラトスの姿は今でも忘れられません・・・。

 

時を経て、私がどうにか彼の作品を手にできたのは、唯一X1/9だけでした・・・。

 

そして手放したコトを今でも強烈に後悔している愛機でもあります。

 

マルチェロ・ガンディーニさん・・・

 

もう二度と、彼のような自動車デザイナーが現れることはないでしょう・・・

 

例えセンスと素質をもったデザイナーが現れたとしても、悲しいかな現代のコンピューター仕掛けの自動車開発の現場では、その思いやアイディアを形にすることが許されないでしょうし・・・

 

クルマのみならず、ただひたすら数字と合理化にしか目が向かなくなってしまっている今・・・

 

あの頃のワクワクするような夢や憧れって、いったいドコへ置き忘れてきてしまったのでしょうか・・・?

以前から時々警告灯が点灯している4号機S7の冷却水漏れ・・・

 

一旦補充するとしばらくは何事もなかったように走れるコトから、致命的な状態ではないと判断いたしまして、警告灯が点灯すると都度クーラントを足しながら走り続けておりました。

 

不思議なコトに、以前ディーラーで加圧テストを行っても症状は見られず、フロントマンもメカニックも(私も)「う~ん・・・?」と首を傾げて帰還いたしましたが・・・

 

しばらく乗れずにある日フト愛機の下を見たら地面にはけっこうな量の冷却水が佇んでおりました・・・。

 

以前も警告灯が点灯した際に多少の溜まりは見られたものの、ココまでの量は初めてだったのでビビリな私は再びディーラーで点検していただくコトにいたしました・・・

 

結果・・・

 

再度加圧テストを行っても全く漏れは確認できず・・・

 

しかしながら上の写真を見てメカニックも「これがクーラントならドコかから漏れているのは間違いありませんが、これだけ加圧して漏れがないというのはどういうコトなのか・・・?」と悩むコトしばし・・・

 

 

このクルマ(S7)の冷却水漏れは、ほとんどがサーモスタットハウジングからの場合が多く、我が4号機S7についてもココにうっすら痕跡が見られたことと、これより上に(冷却水漏れの)痕跡がなかったコトから、やはりサーモスタットハウジングが原因と確定いたしました。

 

さらに不思議なコトに、あれだけの量を漏らしていたら、もっと白ぉく痕跡が残るハズなのに、4号機S7の下回りのキレイな状態といったら・・・

 

以上の状態から判断するに、普通はエンジンが温まって冷却水に圧がかかってドコかから冷却水が漏れ出すのがほとんどですが、おそらく4号機S7の場合は、逆に長くエンジンをかけずにエンジンが冷えるとハウジングとエンジン本体のクリアランスが開いて、じわじわ漏れ出しているのではないかとの診断でした・・・。

 

言われてみれば確かに、しばらく乗らないとお漏らしして警告灯が点灯しますが、冷却水を補充して走っている間は、長距離を走っても途中で警告灯が点灯するコトがなく・・・

 

加圧テストも、ディーラーまで走ってきてエンジンがまだ充分に冷める前に行っているコト・・・

 

冷却水が焼き付いたシミが残らないのも、エンジンが冷めている時に漏れているからではないかと・・・

 

そう考えると合点がいきます・・・

 

樹脂製のサーモスタットハウジングの寿命が少々不安ではありますが・・・しばらくは再び「減ったら補充」で様子を見るコトにいたしましょう・・・。

 

ウォーターポンプだホースだと、行きはン十万円級の出費になるかとビクビクして向かいましたが、帰りは鼻歌まじりで帰還いたしました・・・。

 

くれぐれも秋の一年点検まで、トドメを刺すことがありませんよ~に・・・

(ー人ー)