思い返せば遠く小学生の頃から、今なおず~っと私にとって憧れの車であるランチア・ストラトス・・・
そしてランボルギーニのエスパーダやカウンタックやミウラ、アルファロメオのモントリオールと、彼の手掛けた作品たちは、どれもこれも私には刺さりっぱなしのクルマばかりでした・・・。
気がつけばいつの間にやら、みんな手の届かない存在になってしまいましたが・・・
若かりし頃、近所のガレージ伊太利屋のショールームに600万円弱のプライスタグをぶら下げて色違いで並んでいた、初めて見る実車2台のストラトスの姿は今でも忘れられません・・・。
時を経て、私がどうにか彼の作品を手にできたのは、唯一X1/9だけでした・・・。
そして手放したコトを今でも強烈に後悔している愛機でもあります。
マルチェロ・ガンディーニさん・・・
もう二度と、彼のような自動車デザイナーが現れることはないでしょう・・・
例えセンスと素質をもったデザイナーが現れたとしても、悲しいかな現代のコンピューター仕掛けの自動車開発の現場では、その思いやアイディアを形にすることが許されないでしょうし・・・
クルマのみならず、ただひたすら数字と合理化にしか目が向かなくなってしまっている今・・・
あの頃のワクワクするような夢や憧れって、いったいドコへ置き忘れてきてしまったのでしょうか・・・?