誰でも考えるボール盤をフライス盤に改造すること・・・
でも、精度は二の次、荒加工が出来ればよいという考えで適当に低予算で改造してみました。
工作をしていると機械は欲しくなるものです。
しか~し、まともな工作機械は例え中古品であっても結構な価格です。
だがなんとしても自分でやってみたいという欲望が自作という荒野へと足を踏み入れてしまうのであります。
素人だからこそプロに頼みなさいという声は聞こえてきそうなものですが、そこは素人の浅はかさという悪魔がささやき、ついぞ決行してしまいました。
さて、ベースになるボール盤は20年位前にホームセンターで一万円くらいで購入した安物です。
これの送りハンドルの制御方法を追加加工で行えるようにしクロステーブルをセットして完成という流れで行っていきます。
これが元の状態です。
これからまずはゲージ部品を外してしまいます。
後でこのシャフト部品は加工して使用します。
適当なスパーギアを見つけてきました。
何に使用されていたものか全くわかりません。
シャフトを治具としてナットを接着すべくエポキシ接着剤を練っています。
小生はクイックメンダーという商品を以前より愛用しています。
ナットをスパーギアに接着した後で、スパーギアについていた軸受けを万力を利用して取り外しました。
スパーギアを送りハンドル取り付けナットの変わりにねじ込み、袋ナットでダブルナットのように相反して固定します。
追加フレームを仮組みして現物合わせで検討し位置決めしました。
フライス用の送りハンドルに最初に外したゲージシャフトを加工してウォームギアとして利用します。ハンドルは水栓バルブ用、ベアリングはコピー機をバラしたときに出たもの等々廃品再利用です。
脱着用ハンドルも何かの廃品、アルミ材も端材より切り出し加工。
組み立てましたが、これは仮組み、本番は調整後にリベットでフレームを組みました。スイッチパネルの取り付け台座もまだ付いていませんね。
円で囲ったハンドルでウォームギアとスパーギアの脱着を行い、普段はボール盤として今まで通りに利用します。
中華の激安クロステーブルをテーブルに固定し、テスト用のワークをセットしたところです。
ハンドグラインダーで切り出した部品の為、切断面がガタガタですので、これを削ってみます。
まあ何とか使えるようです。もちろん精度は二の次、最終仕上げは手仕上げをすればよいのです。
とりあえずフライス盤としても使えるようになりましたが、安物の宿命で精度に関しては当初考えていたよりも悪く、ボール盤ならではの軸ブレがありました。また、クロステーブルはアルミ製で軽くてよいのですが、振動の影響を受けるようで、その点でも加工精度を落としているように思いました。
今回のテストでは12φのエンドミルを使用しましたが、このブレが起因する精度悪化が見られましたので、もっと細いエンドミルでじっくりと行うのが良いようです。
いずれにしても、最終手仕上げをする前段階までの加工と考えれば十分利用価値のあるものが出来たと思っています。
送りハンドルの移動距離計測はハンドル回転数で考えればとりあえずいいのですが、更に正確に行いたければ、ダイヤルゲージのセットか何かをすればいいでしょう。
後は、インチキ旋盤も考案したいところですね~