アバタもえくぼといいますが、、、
そんなにかわいいもんじゃない!
前回からの続きです。
腐食した錆穴部分の用をなさないヘロヘロな部分は切り取ってしまいました。

今回使ったのは、「サビキラー」という錆転換剤入りの塗料です。
以前からある「サビチェンジャー」などの製品と同様に、赤錆を黒錆に転換させることによって更なる腐食を抑制しようというもので、こちらは下処理剤でありながら塗料でもあるのでシルバー塗装状態で仕上げとすることも考慮されています。
今回は下地処理塗装として用います。水性塗料なので扱いやすいです。

補強版があるために腐食が進んでしまいましたので、しっかりとその内側にも錆転換処理をしっかりと施さねばなりません。
そこで、ケーキ用のパレットナイフや、急須の口を磨くブラシなど100円ショップで入手して来ました。

補強板裏をしっかりと塗装をしたいので、サビキラーをたっぷりとつけて、前後隅々に行き届くように手前からも奥からも突っ込んで塗りこんでいきます。

塗装1回目は、サビキラーを2倍に希釈して、錆の深いところや鉄板の継ぎ目などのそのままでは浸透しにくいところをメインに塗装します。浸透することで転換効率が上がることを期待します。
2回目は、そのまま希釈せずに本塗りします。
夏であることは水性塗料にとって乾きが早いということで、安心して使うことが出来ますね。

その他も全体的に塗装しました。
下地つくりは大切なのですが、総剥離はしませんでした。錆で酷い部分はあるものの全体的には新車時のプライマーも生きており剥離は必須でないのと、作業時間の制約や完璧なレストアをすることが出来ないという由です。
したがって、CNSベベルでのケレンを錆び部分を重点的に全体へは軽く行いました。
また、カーペット、トリムの下になってしまうというのも程々の処理の由。

アバタもえくぼ・・・

以下、余談です。
小生がレストアという言葉を安易に使わないのは、このようなものを残して再生したものをレストアとは言いたくないのです。
それならば、パテ埋めしてフラットに面処理したら・・・それもちがう。
半田で仕上げるのなら、まあ良し。本来は鉄板から作り直す。切り継ぎでも溶接跡を残さない。ならし板金で行う。
限りなく新車に近い状態に仕上げたものをレストアと呼びたいのです。
これは、40年近く前に買って読んでいた「スクランブル・カーマガジン」のレストア記事で当時の職人さんたちの技を見ていて、これこそがレストアなんだな~と刷り込まれてしまっているからなのです。
これは、小生のこだわりであり戯言に過ぎないのかもしれません。
まだ穴が開いたままなので、次回に続きます。