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Promised Land -帰りたい何処か-

わたしにとっての「約束の地」はどこなのか?

その答えを今探しています。

永遠の片想いをする羽目になってしまった私の目を
引いたタイトルだったので、読んでみた。


ジェンダーや生物学的な意味を超えた「生き方」を
主題にした作品だった。


ただ、リビングに転がしておいたのがいけなかったのだが
母親が「宿命」と「片想い」を勝手に読んだ挙句、
「内容が松本清張ほど複雑じゃなくてつまらない」とか
「底が浅くて面白くない」とか批評を始めたのが不愉快だった。



東野作品の初期は確かに多少そういうきらいもあるが
(漠然とストーリー展開が見えてくる)、
少なくとも、私は好きで読んでいて、
しかも「宿命」に関しては特別な思い入れがあるのに、
そういうことを言われるのは非常に不愉快である。
しかも勝手に人の本を読んでおいて、である。


「片想い」も「宿命」も憎しみや悲しみの質が白夜行よりも
少し異質だからか、読んでいても精神不安定にはならないが、
片想い、面白かった。
宿命は、ようやくすべての点と線がつながった。

今の私には、帰りたい場所は確かにあるはずなのに、

どこにも無いように思える。


会社にいた頃、故郷を懐かしんでいた。

そして、学生時代にいた京都を懐かしんでいた。


今、故郷に戻ってきた。

実家にいるのに、そこは、かつて私が帰りたかった故郷ではなくなっている。


今京都にいっても、もう私が帰りたかった京都ではない。


「故郷」「帰りたい何処か」というところは、

場所ではなく、誰か・・・そう、自分にとって大切な人のいる場所であり、

自分を受け入れてくれる人の傍だったのだ。

そして、同時に、その人にとっても、その人を受け入れてくれる場所。


「好き」という気持ちを受け止めてくれる人。

「好き」という気持ちを与えてくれる人。



「大切だ」という気持ちを伝えられる人。

「大切だ」という気持ちを受けとめてくれるひと。


恋人だけじゃなく、家族もそう。

私にとって、彼は伴侶になって欲しい人だったのに、

私は自分のことばかりで彼の苦しみを受けとめることから逃げたのかもしれない。


家族に対しても、大切な存在であるはずなのに、いらついてしまう。

そして、最低な態度で接する。


私は、家族を持つことができない人間なのかもしれない。


名誉・・とか、自己顕示欲旺盛なくせに、一瞬の気の迷いで

折角手に入れた栄冠(?)を捨ててしまった。


今生きている意味などまったくわからない。


遅々として進まない試験勉強をしなければ、というあせりだけが心の中に渦巻く。

そして、今の職場を早く去らなければ、とも。


だけど、他の職場・・・会社にいっても、結局私はもう「帰りたい何処か」には

たどり着けないのかもしれない。


私の届かないところへ、君は永遠に去ってしまった。

私が会社を辞めたのと同様に。


小さな幸せを探せばいい、と医者に言われた。

だけど、そんなまやかしの幸せを集めたところで

自分の本当の心をだましきることなどできない。


私の「帰りたい何処か」は、かつて私が手にしていた世界で頑張ることだったのだ。

謙虚に、精力的に、全力で。



「宿命」貸し出し可能との連絡が図書館から入った。

早速借りに行かなければ。

今日のゲストは横山めぐみさん。


白地にブルーの印象のあるかわいいサマードレスで登場。
多分30代半ばあたりなんだろうけれど、かわいい感じがする。
真珠夫人のイメージとは全く違う。さすが女優。

 

それにしても、CMで藤木さんと夫婦役で共演していたとは。
そのCM、全く知らなかった。
藤木さん、かっこよかった。

 

私の中で勝手に藤木直人像を作り上げているけれど、
彼はやっぱり本物の「人気俳優、タレント」なんだなと
思った。私の知らない彼が沢山いる。
当たり前だけど。つい1年ほど前に初めて知った私には。

 

今日の藤木さんはとてもリラックスしていて、
ゲストとのトークもすごくスムーズだった。
上田さんと横山さん、藤木さんが自然に
トークを繰り広げている感じがした。

 

日本酒好きという藤木さんの一面も見られたし。
「チェーサーを頼むのって、酒に負けた、って
 感じがする」
と言っていたのが印象的。

 

酒蔵のロケも面白かった。

 

ロケの時は、おそらくGROWTHさんが教えてくださった
エピソードのある指輪をしていた。
スタジオでは、時計(多分時計だと思った。
リストバンドじゃないと思うから)とともに、
やっぱりブレスレットしてたなあ。
燻し銀かな?

 

ラフな格好の藤木さんもいいけれど、
上田さんみたいに、たまにはスーツ姿も
見てみたいな、と思った。

 

来週はあまり知らない人がゲストなので
やや見る気力を無くしたが、藤木さんが出ている以上
見るしかあるまい。

 

 

最近心に波があって、
日常生活にもやや支障をきたしている。

 

土曜日の明け方、ほんの少しだけ深呼吸ができた気がした。
ほんのわずかだけ。
ありがとう。と彼に心の中で礼を言う。

 

勉強時間は相変わらずゼロ。
これではいけない。
早く心の波を抑えて、勉強始めないと。

 

行きつけのブログの一つが4月に入ってから殆ど更新されていない。
相当頑張って勉強していると思う。
私も彼女を見習わないと。

 

公務員試験において、働きながらやってるから、ということは
なんの言い訳にもならない。

この作品は20年ほどの時間と共に展開される。

 

20年前の質屋殺しの件から始まり、
次第にある二人の人生に沿って物語は進んでいく。

 

始めは、あまりに沢山の人物が時代の狭間から出てきて、
ぼんやりとその情景を眺めているような印象だった。
だが、次第に色々なことがつながり始める。
その過程で、いくつかの事件が起こる。
恋愛絡みから殺人に至るまで。

 

この物語の根底は、桐原亮司と唐沢(西本)雪穂の二人の
辿らざるを得なかったいわば運命のような事件である。
本来なら子供を守ってくれるべき親の犯した過ち、
そして、
それを目の当たりにした彼らの悲しみ、憎悪。

 

それぞれの唯一の心の安らぎの場所であった図書館。
その近くの廃ビルで起こった事件から、
二人の人生は、悲しい運命を辿るものになってしまう。

 

物語の中でこんなくだりが出てくる。

 

「彼等は自分たちの魂を守ろうとしているだけなのだ。
 その結果、雪穂は本当の姿を誰にも見せず、
 亮司は今も暗いダクトの中を徘徊している。」

 

20年前の質屋殺しの犯人は不明のまま時効を迎えた。
だが、そのために、その後多くの人たちが不幸になった。

 

しかし、一番の不幸は、

やはりこの二人の運命だったのかもしれない。

 

最後、亮司は自らの運命を変えた鋏によって、命を断つ。
その変わり果てた姿を白い影のように見つめる雪穂。

 

二人は、最後まで共依存・・
(笹垣刑事の言葉を借りるなら「エビとハゼ」の関係)

姿をみせないけれども、必ず亮司は雪穂のそばにいた。


そんな二人の最期の別れ。そこで物語は終わっている。

雪穂はこの先も、警察に色々な罪を問われることには
ならないが、この先、彼女の心はどんな風に
なっていくのだろうか。


ある意味、雪穂にとっての亮司は、
ほかの誰よりも彼女の理解者であり、
かけがえのない運命の人だったのかもしれない。
それが不幸なものだったとしても。

 

その彼を失った雪穂の心が、気になった。
表面上はそれまでどおりの人生を無論歩んでいくのだろうが。

 

 

この「白夜行」は、「幻夜」と少し傾向が似ている。
どこが似ているかといえば、表舞台に立つ美しき優秀な
女性と、それを影で支える男性中心のストーリー設定。
そして、男性の死をもって終わるところ。


ただ、個人的には「白夜行」の方が好きだ。
それは、桐原亮司や唐沢雪穂のことが、
「幻夜」で登場する美冬と水原よりも理解しやすく、
特に桐原亮司という人物に興味を惹かれたことが
あるかもしれない。

 

 

東野作品は、心を病みかかっている私には
あまりいい影響を与える本ではないかもしれないと
思いながらも、

それでも、私は止められない。


そう、まるで麻薬のように。

 

東野作品で最先端医学を扱った作品は、
私が知る限りでは主に次の三作。


「変身」「宿命」
そして
「分身」だ。

 

今回の話は二人のまるで瓜二つな女性、
氏家鞠子と小林双葉が主人公。
そしてキーワードとなるのは
「体外受精」「クローン技術」。


宿命を早く読みたいと思った。

そしてまた別の思い。

 

東野作品を読んでいると、
私の症状には良くないかもしれない。
頭痛がとまらない。

 

だけど私は読み続ける。

なぜだろう?

不幸な事件から、脳移植をされた青年の話。
しかし、その脳移植にも色々な不幸な運命があった。

 

移植された青年・成瀬純一の話。

 

自分というもの。
自分が歩んできた「過去」の意味。

 

東野圭吾は、脳に対して非常に強い興味を持った時期が
あったと言っている。
今回の話は、それに基づいて書かれたらしい。

 

もう一つ、脳移植や脳についての話は「宿命」でも
取り扱っている。

 

私は最近藤木さんにとても強い関心があるので
WOWOWの「宿命」のサイトのビデオクリップを見てきて
若干宿命の内容を知っている。
ただしあらすじだけ。
本当はドラマの方を見たいが、まだDVD化されたという
話も聞かないし、なんといってもWOWOWのドラマだから
なかなか再放送もされないだろう。
うちではWOWOW受信できないし。

 

図書館に予約をしているけれども
早く「宿命」を読みたい。

 

宿命のキーワードは

「サナエ」という女性と
「電脳」、そして、キーマンは「美佐子」らしい。

最近、東野作品を読むことが

私の唯一の苦痛からの逃避の手段になっている。

 

逆の言い方をすれば、彼の作品は
数ページ読んだだけで、
彼の世界へと私を誘う。

 

また別の表現をするなら、彼の作品は
麻薬だ。一度始めたら、やめられない。


殺人が伴う話なのに、どことなく
最後は切ない。
殺人は決して許されるべきものでは
ないのだけれど、
そこに至るまでの人の心、
そして、いろんな社会の流れ、
愛情、苦悩・・・いろんなものが
交錯している。

 

夫婦の愛。
親子の愛。
人間と人間の感情の繋がり。
縺れ。絆。


薬を変えてもらった割には症状が悪化しているように
思える。
ちっとも楽にならないどころか、しんどさが増す。

今日は仕事を早く切り上げてきた。1時間残業。
おかげで帰りに図書館に寄れたんだけれど。

明日も多分新しい本を借りてくると思う。
そうしないと、会社を辞めたこと、彼の喪失感から
逃げられないから。

 

後者のほうがこれだけ私を苦しめているのか?
これももう「喪の作業」をしたはずなのに。

 

とにかく、しんどい。それだけはたしか。
身体が気だるい。思考がはっきりしない。
感情が不安定だ。
早く、一日も早く勉強しないと。

 

彼だけが唯一の心許せる人だった。
心の底から深呼吸させてくれる人だった。
そういう人がいなくなってしまった事実を
もうずいぶんと年月が経つのに受け入れられずにいるのか?
それによって寂しさを感じているのか?
愚かだ。

お風呂に入っていたので最初5分くらいは見損ねたけど
大体は見た。

 

ゲストは浅田美代子さん。

 

上田さんと浅田さん、二人のトークになってしまって
いて、ただにこにこ笑っている藤木さんがちょっと
辛そうだった。痛々しい笑顔に見えてしまった。

 

だけど、画廊での藤木さんと浅田さんのやりとりとか、
スタジオでの話の中で、とっても素直な藤木さんの
言葉・・そして、おそらくは一般人も持つであろう
感想をさらっと言ってくれて、好感が持てた。

 

今日は彼のブレスレットがちょっと気になりました。

 

なかなか上田さんみたいにはなれないかもしれないけど
いつか、藤木さんが司会進行になってほしいなって
気もした。藤木さん目当てで見てる私としては。

 

頑張れ藤木さん!!
来週も楽しみにしてます。

金曜日に病院に行く事は既に木曜日に決めていた。
だけど、木曜の夜にふと思った。

 

・・前の上司に会いたい・・

 

辞めてから本当に思うけれど、前の上司は
すばらしい人だった。その人に年賀状とかは
送っていたけれど、もう一度会いたいと思った。
ちゃんと再就職してから。

 

どうしようか迷ったけれど、結局メールを送った。
結果として、会社の研究室に来てもいい、ってこと
だったので、お邪魔することにした。

 

 

以前一緒に働いていた先輩が従業員用の
通用門まで迎えに来てくれた。

 

金曜日の夕方に現れたゴーストを、みんな
多少驚きながらも温かく迎えてくれた。
そう思えた。

私もそうだけれど、みんなも私のことを結構
覚えていてくれた。電話とか、声ですぐわかった
みたいだもの。
(私が来るということを上司から聞いていた
 こともあったんだろうけど)

 

前していた仕事をほんの少しだけやってみたり。
腕はまだ衰えてはいなかったみたい。

 

一年という年月はいろいろ変わってしまう年月で
あるけれど、逆にそんなに変わらなかったりする
年月でもある。

 

研究室に置き忘れていった実験ノートの類や
ヘルメットがまだそこにあった。
もう捨てられたとばかり思っていたから
なんだかちょっと嬉しかった。

 

夜、元上司と先輩3人の5人で飲みに行った。
本当にゆったりした時間だった。
というより、懐かしかった。

 

会社に居た時に気付ければよかったのにね。
でも、あの頃は心身ともに限界だった。

やっぱり休むべきだったんだね。
そして、もう少し謙虚になって
我慢するべきだったかもしれない。
心身を壊す前に。

 

後輩が頑張っていることを知った。
私にはそういう強さが足りなかった?

もっと頑張るべきだった。
たとえ死んでも、心を壊しても、どうなろうとも
頑張るべきだった。
今こんな生き地獄を生きるくらいなら。

 

 

パニックの中で辞めた感覚があったから
自分の中でも、みんなに対しても、
ちっともけじめがついていなかった。
だけど、今日ようやくつけられたような気がする。

だから、この日、私はフルメイク、アクセもばっちり、
そしてエレガント風なコーディネイトで出かけた。
今、本当はぼろぼろだけど、かりそめでもいいから
元気な姿でみんなに会いたかったから。


私の適応障害の原因の一つだった、退職。
これで少しはけじめがつけられたかもしれない。

細かいことやみんなの心の中の思いは考えない。
考えていたらまた悪い方に考えてしまう。

上司が別れ際に行ってくれた
「また遊びに来いよ」
という言葉を、胸にしまっておこう。

おそらくもう行く事はないと思うけれど、
やっとひとつ区切りをつけられた、そんな気がした。

ありがとう。


 

 

 

 

 

・・某先輩が今夜帰省されることを密かに
  期待していたけれど、期待はずれだったな・・