英作文に愕然!からの~…勇気づけ!
「勇気づけ」とは、
アドラー心理学によれば
人生の困難を乗り越える力を与えること。
勇気づけは
言葉であることもあるし、
態度であることもあるし、
何もせず、見守ることでもあります。
その時の状況に即して
形と内容をきめていくものです。
でも、
状況が想定以上に悪かったりすると、
一瞬、どう勇気づけしていいのか
わからなくなることがあります。
部屋がぐちゃぐちゃで
どこから手をつけていいのか
途方に暮れる感覚と似ています。
私は結構頻繁に、
娘ちゃんの勉強面で
どこをどう勇気づけていいのか
途方に暮れることがあるのですが
途方に暮れる時こそ
勇気づけのお稽古だと
思っています。
金曜日の夕方、
英作文を見て欲しいと
娘ちゃんが持ってきた紙を見て
…愕然
一瞬、気が遠くなるくらい
前後関係がわからない
イケてない作文になってまして…。
娘ちゃんはニコニコして
頑張って書いてみたよ!
時間が無いからちょっと急いだけど…
後で文法だけ、チェックしてね!
と言って、
自分の部屋に戻ってしまいました。
いやいや、君、
文法とかそういうレベルじゃなくて
骨格から
作り直しだよ…
さあ、どうしたものか。
そこで、ゆっくりと呼吸。
ビックリした気持ちが
だんだんと落ち着いてきます。
こんなレベルで大丈夫なのか?
すでに落ちこぼれているのでは?
とかいう、不安を掻き立てる
頭のモノローグをストップさせて、
もう一度、作文を見ます。
落ち着いてみると、
お!意外に文法ミスが少ないぞ!
お!使ってるボキャブラリーは悪くない!
いいところが見えてきました。
それに、
今日が締め切りの宿題が山ほどあって
時間が無い中、頑張って書いたんだ
今日の24:00までに提出できるように
諦めずに取り組んでるんだなあ
(この作文をPodcast風に読んで
音声としてオンライン提出するんだって)
ということにも気づきました。
赤ペンを入れて
どう書くともっと良くなるか
説明しながら
勇気づけの言葉探しは
結局のところ
私の心をしなやかにしてくれる
最高のお稽古だなあって思いました。
心が波立ち、硬直していると
できてないところばかりに
目が行ってしまうもの。
心を落ち着かせて、柔らかい心で
ちょっと目線を変えみれば
「できていること」は
ちゃんと見えてきます。
最後の最後は
どんなにミスをしても
ガッカリすることもなく
また作文と向き合っている
娘ちゃんを見て、
私が元気をもらいました。
娘ちゃん、ありがとう
アドラー心理学にも、ありがとう
12月、1月の講座は全て満席となりました
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