やっぱり、されると嬉しい「勇気づけ」!
「勇気づけ」とは、
困難を乗り越える力を与えること。
そこまで大げさではなくても、
誰かの気持ちをしっかりと前向きにする、
言葉がけや行為のことです。
私の場合、
自分で自分を勇気づけたり
人を勇気づけることは
結構多いのですが、
今日は久々に、ある人から
勇気づけてもらって、
アドラー心理学が説くように、
「褒める」よりも
「存在価値を認める」方が
人の心を前向きにする効果がある
と実感しました。
勇気づけてくれたのは、
私が支援でバイオリンを弾いている、
学校のオーケストラの指導の先生。
この先生、生まれ持っての
「勇気づけ」の才能を持っているようで
今まで何度も
生徒たちをとても上手に
勇気づけている姿を見てきました。
↓
学校のオーケストラは
生徒たちが主役なので
私はあくまでもお手伝い。
でも、ドイツの子供たちは
オーケストラの日程よりも
自分の予定を優先することが多くて
↓
第2バイオリンは私一人だけ、
ということもあるんです。
今日も、そうでした。
子供たちも色々と
忙しんだろうけども
私も会社の後、急いで帰ってきて
夕飯の支度や家事を済ませて
毎週水曜に学校に向かうのは
結構大変なんです。
特に決算期は仕事が忙しいし、
プロジェクト系の仕事が多いから
そのピーク時には仕事がぐんと増えるし、
家事が溜まっていることもある。
オーケストラで弾く曲を
家で練習する時間だって捻出しないと
いけないし。
だから、子供たちがいなくて
私が「一人第2バイオリン」をやる日は
やっぱりちょっとがっかりなんです。
今日なんて土砂降りの雨だったし
今、練習しているのは
Lord of the Ringのメドレーと
チャイコフスキー「くるみ割り人形」の
「花のワルツ」。
Lord of the Ringは
第2バイオリンのソロがあって
今日は仕方なく私が一人で
弾きました
先生が、指揮をしながら
私の方を見て、
「いいね!第2バイオリン!」
って、大きな声で褒めてくれました。
正直、褒められると嬉しい。
でも、褒められると同時に
「今日は絶対失敗できない…」という
失敗を怖がる気持ちが…。
褒められた後は、
何となく緊張してしまって
ビブラートが上手くかけられなかったり、
結局なんだか気持ちが落ちてた
でも、
練習が終わって
バイオリンをケースに入れていたら
先生が私のところに来て
「いつも来てくれてありがとう」
「こういう時、本当に助かるわ」
って声がけしてくれた時、
私の心に灯がともりました。
嬉しかった。
大変だけど練習には来よう、
一人で弾いたっていいや、と
思いました。
まさに、アドラー心理学が言う通り。
「褒める」ことは時に、
失敗を恐れる気持ちを生み、
その気持ちが強くなると
チャレンジすることを恐れるようになる。
一方で、
相手の存在価値を認め、
結果よりも過程に注目する
「勇気づけ」は、
相手の心に灯をともし、
「これからも、できる!」
「これからも、やるよ!」
という気持ちにさせてくれます。
皆さんも
「褒められた時」の気持ちと
「いてくれるだけで嬉しい」と
言われたときの気持ちを
よーく感じ、比べてみて、
どちらが
自分・他者の心の滋養になるか
感じてみて下さいね。
先生の言葉のおかげで
今日の私は、とても幸せです。
SNSやっています。フォロー大歓迎!
ブログでは書かないドイツの日常生活、日々の気づきを書いています。Facebook
Twitter