二匹の狼・マインドフルネスでどちらを育てるか決める!
私たちの心の中には
たくさんの思考・感情が
常にうごめいていますが、
私たちがよく体験するのは
「ポジティブな私とネガティブな私」
ではないでしょうか。
優しく暖かい気持ちになることもあれば
怒りに燃えたり悲しみに打ちのめされたり
振り子のように
その間を行ったり来たりするのが
私たち人間です。
どちらもまぎれもない私なのですが、
できれば「ポジティブな私」でいる時間を
増やしていきたいですよね。
でも、私たちは
過去の嫌な出来事や経験
嫌いなあの人から言われたこと
将来への不安などを
何度も何度も思い出しては
頭の中で暗い感情を追体験することで
「ネガティブな私」を
作り出してしまいがちです。
このネガティブループから
抜け出る方法を説明するのに、
私のマインドフルネスの先生が使った
「2匹の狼」の話。
結構有名なので、ご存知の方も
いらっしゃるかも知れませんが、
ご紹介しますね。
ネイティブインディアンの子供が
賢い長老のところに
真面目な面持ちでやってきて
こう尋ねました。
…僕の中には2匹の狼が住んでいるの。
一匹は優しくて、穏やかで、平和が好き。
もう一匹は意地悪で、破壊的なんだ。
僕の中の優しい狼と意地悪な狼、
最後に勝つのはどっちなの?…
この質問に、
長老はこう答えたそうです。
…お前が餌を与える方だよ。
私の先生はこの逸話を話した時、
私たちが日常、無意識に
「意地悪な狼」に餌を与えていること、
マインドフルネスを使えば、
餌を与える狼を
自分で決めることができること
を、教えてくれました。
家事をしながらママ友の嫌な言葉を思い出し、
彼女への怒りと嫌悪感を新たにする。
変えられない過去を悔やんでは、
自分を責め、悲しみに沈む。
それは「意地悪な狼」に餌をやる行為です。
私としては、
2匹の狼が対立関係にあって
「意地悪な方が負けるべき」だとは
必ずしも思いません。
でも、
マインドフルネスを使い
「意地悪な狼に餌をやっている自分」に
気づくことで、
「意地悪な狼への餌やり」をストップして
「優しい狼に餌をやる」方に切り替える、
つまり、無駄なことに心を使わず、
その代わりに日常の些細なことから
喜びを見つけ、自分の心を潤すことができる
という意味で、
この短いお話は
マインドフルネスの面白さとパワーを
上手く伝えていると思います。
あなたの頭の中で繰り返される
愚痴、不平不満、自己卑下などの
モノローグ。
気がついたら、「意地悪な狼」に
餌をやるのはやめてみましょう。
そして、周りをよく見てみて。
「良い狼」に与える餌は、
至る所に見つかりますよ。
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どちらの狼に餌をやるのか。
あなたには、それを決める力があるのです。
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