日常に埋もれている「お宝」を探し出すには
ここ数週間、私の住む地域（ドイツ）では
良いお天気の日が多くて、
週末には何度か近くのベリー農家さんで
ベリー狩りをしていました。
どこまでも続いている畝、
左右にはベリーがたわわに実っていて
とにかく気持ちいいの！
黒スグリの実。同じ枝についているのに
熟すスピードはまちまち。
人間もおなじですね。それでいいんです。
ベリーを摘んでいるときに
すれ違った年配の女性が
とても優しく笑いかけてくれたので
私も思わず笑い返し
お会計のところでも一緒になった時に
ちょっとお話をしてみました。
楽しいですね、こういうの！
子供に戻ったみたい！
お天気もいいですし！
ちょっとした運動になるわね！
みたいな、他愛ない会話の終わりに
彼女が言いました。
私、つい最近定年退職したの。
やっと時間ができて、こうして
この週末はここにきたけど、
このベリー畑のすぐ近くに
何十年も住んでいるのに
こんな素敵な場所があったなんて
今日まで知らなかったの。
そして、私がベリー畑に来るたびに
いつも思うのが
ベリー一粒一粒に
沢山の人たちの時間と労力と
自然の恵みがつまっていること。
ベリーがなっているのが
当たり前のように摘んでいるけど、
こうして収穫できることは
けして当たり前ではないということ。
↓レッドカレント。赤いビー玉みたい
近くにあるから、目に入ってこない
当たり前すぎて、見えない
素晴らしい「お宝」って、
じつはたくさんありますね。
子供が朝、起きてくること。
家族そろって食事ができること。
見知らぬ人の何気ない親切や心遣い。
蛇口をひねればきれいな水が
出てくること。
ベリー畑に行かなくても、
定年まで待たなくても、
あなたの周りには「お宝」がいっぱいです。
誰でも子供のころ、
「宝探し」のような遊びをしたことが
ありますよね。
その時、ぼーっとしていて
お宝は見つかりましたか？
探すから、宝が見つかるのですよね。
漫然と見ていたら
お宝は見つかりません。
「自分、ついてない」としか思えない時、
文句や愚痴が感謝を越えてしまう時、
意識的に宝を探してみましょう！
自分から探してみる。
頭の中の世界から出てきて、
「今ここ」に起こっていることを
しっかりと観て、感じてみる。
必ず「お宝」は見つかります。
農家さんのひまわり畑
９月18日のマインドフルネスお話会
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