マインドフルネス瞑想にBGMは必要?
「瞑想用音楽」
「安らぎのミュージック」
「ストレスに効くBGM」
…というCDや音源、たくさんありますね!
音楽を聴きながらヨガや瞑想、
勉強やお仕事をする方も多いのでは
ないでしょうか。
音楽が入ることで
身体が緩みやすくなったり
心が落ち着くことは実際ありますので、
ポジティブな体験をされた方は
お使いいただければいいと思います
さて、
マインドフルネス瞑想に
BGMは必要でしょうか?
色々な意見がありますが、
私の答えはNOです。
使っても良いですが、不要です。
マインドフルネス瞑想は
今、自分の内外で起こっていることに
気づいていくお稽古です。
音楽がきこえていれば
「音楽が聞こえているんな」と
気づいていきます。
たとえば、部屋で瞑想している時
ご近所の窓から聞こえてくる
ラジオの音楽などは、
良い気づきの対象になります。
その音を聴きながら、
自分の中に生じてくる想い、
例えば「うるさいな」と感じる
疎ましさやイライラ、好ましい気持ちなどを
観察していくこともできます。
ただ気づき、そして
気づき続けていられるなら
音楽もOKですが、
私の経験から言うと、
注意点が2つあります。
1.音楽から色々な連想が起き
思考が活性化してしまう時
2.メロディを知っていて
曲に心地よく運ばれてしまう時
(心の中で口ずさんだりする)
です。
どちらの場合も、音楽が
「今ここ」から意識をそらす力に
なってしまうんです。
曲が導き出すイメージが思考を生み、
その思考が更に思考を生むと、
心のザワザワが静まりにくくなります。
メロディを心の中で口ずさんでしまったら
心の静寂が消えてしまいます。
私の場合は、音楽が流れていると
どうしてもメロディの先を予想したり
イメージが思考を呼んできたりと
心が落ち着きにくいです。
BGMがどうしても欲しい場合は、
自然音や、自然音に近い
即興演奏のような音源がお勧めです。
でも、BGMなど無くても、
「今ここ」に集中していれば
普段聴き過ごしていたさまざまな音が
耳に入ってきますよ!
一旦、音楽の無い状態での
瞑想に慣れると、BGMは不要と
お気づきになると思います。
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