アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、
ジュバ智子です。
時々耳にする、
「人の断捨離」
「人間関係の断捨離」
という言葉。
これはおそらく、
「人間関係の整理をしよう」
「嫌いな人から距離を取ろう」
という意味で使われていると思うのですが、
通常は「モノ」につかう「断捨離」という言葉を
人に対して使うことに、
私は違和感を感じるんです…。
当然、未熟な私には
嫌いな人や苦手な人は何人もいて
(人間だもの、当たり前のこと)
そういう人達には
自分からは近づかないし
しっかりと距離を取っています。
なぜ距離を置くかというと、
そういう人と接触することで
未熟な自分の心が乱れてしまい、
心の成長が遅くなりそうだから。
言い換えれば
自分がもうちょっと大人になるまで
近づかないようにしている、
ということ。
そして、距離を取ったら、
その人のことは忘れて、
頭の中でその人への愚痴や文句を言わず、
自分の心を整えることに専念する、ということ。
・・・今はあなたのことを
嫌いだ、苦手だとしか思えないけど
いつか私が
もっと豊かな心を持てる日が来たら
私の方から
会いに行けるようになるかも知れない
だから、今はひとりにさせてね・・・
「嫌いな人から距離を取る」ということを、
私はこんな風に捉えています。
私だって変わるかも知れない。
相手だって変わるかも知れない。
「未来に希望を持つ」って
そういうことだと思う。
もしかしたら、ず~っと
距離を取ったままになるかも知れない、
だけど、
「断捨離」って言って
人を切り捨てるなんて
その人の変化の可能性も
自分の変化の可能性も
切り捨てることになる気がするんです。
自分と相手の可能性を、
モノみたいにゴミ箱に捨てる気がして、
とても寂しい気持ちになるです。
アルフレッド・アドラーは、
人は亡くなる数日まで変わることが出来る
と言っていました。
「距離を置く」と「切り捨てる」は、
似ているけれど、私にとっては、大違い。
嫌いな人・苦手な人とは
未来に開いた可能性を信じつつ
距離を取りたい、そんな風におもっています。
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