こんにちは!
このブログにお立ち寄り頂き、有難うございます。
育児・仕事・人間関係に疲れたあなたの心に
暖かい風を送る、
アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、
ジュバ智子です。
アドラー心理学の考え方の中に、
出来ていないところではなく
出来ているところに注目することで
他者の行動が建設的なものになっていく
というのがあります。
簡単に言えば、
「素敵だな、できているね」と
いうことを探していくと、
そういう行動の頻度が増え、
逆に言うと
「ダメなところ、できてないこと」
ばかり見ていると
そういう行動が増えていく、
「ヨイ出し」すれば
更にヨイ出ししたくなる行動が、
「ダメ出し」すれば
更にダメ出ししたくなる行動が
増える、ということです。
これだけでも
とても素晴らしい考え方ですが、
私は、
ある人の素敵なところを
他の人にどんどん話すと
「素敵なあの人」のことを聞いた人が
その人に対する見方を変えていく
ので、
人の良いところは
本人以外にもどんどん話すべき
だと思っています
そうすると
「ヨイ出し」の循環
が始まりますから
先日会社でこんなことがありました。
同じ部のAさん、あまり評判が良くない。
私の同僚からもいい話は聞かないし、
私の上司も「Aはなあ…」という感じ。
上司に言わせると、
「仕事をやる気がない」
「クリエイティブではない」
「なんでも他人事みたい」
なのだそうです。
でも、私が接している限り、
Aさんってそんなに
「ダメ」な人ではないんです。
先日、Aさんに、
あるメーカーさんと
専門的で面倒な
お話をしてもらうことになりまして、
私の方でその面談のための資料を作り、
色々と事前説明したんです。
今までの経緯から、議論のポイント、
引き出してほしい回答例等
お話したのですが
私自身、Aさんに話しながら
「こんな複雑な話を振ってしまって申し訳ない」
「今までの経緯もわからない上、
こんな専門的な話をして頂くのは無理かも」
と感じるくらい、
話が複雑で面倒だったんですね。
ですので、ちょっと心配になって
「メーカーさんとの面談、私も同席しましょうか?」
と聞いてみました。
そうしたらAさん、
「いや、大丈夫です。状況わかりましたんで」
とサラっと言ったんです。
そして数日後、
しっかり結果を持って帰ってきてくれました。
短時間で複雑な事象をひも解ける集中力。
面倒な話にしり込みしない前向きな姿勢。
頼まれたことをきっちり処理する律義さ。
Aさんってすごい能力をもってるんだ
と思いました。
数日後、上司と話すことがあって、
彼がまた「Aがさあ…」と言い出したので
「Aさんね、そうですね、
得意分野と不得意分野がハッキリしている
タイプではないですかね」
と言ったところ、
「え?彼って得意なことあるの?」
という質問が。
ここぞとばかり、
Aさんがメーカーさんとの面談でみせた
強みをお話しました。
上司はビックリ。
「そうなんだ…」ってしばらく黙ってました。
そしてまた数日後。
上司が電話で、だれか別の人に、
「あ、Aなんだけどね、
xxなこと(注:私がした話)は
よくできるみたいなんだよ」
「だからあんまりダメダメって言うのは、
やめた方がいいかもね…」
と、Aさんのことを伝えていたんです。
これを聞いた時は、嬉しかったなあ。
少しずつ、みんなのAさんを観る目が
変わっていくといいな、と思います。
「ヨイ出し」の循環を作ること。
まさに、
アドラー心理学を実践する者の喜びです。
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