フードロスという言葉も、だいぶ定着してきましたよね。

年間の廃棄食材、国民一人当たり、年間47kgとの数字もあります。

参考記事:



また、家庭での食材廃棄は全体の半分ほどとも聞きます。

※別資料では、国民一人当たり年間15kgの家庭由来の食品ロス、との記載もあります(食べ残しと冷蔵庫から食べないまま捨てられる直接廃棄が40%、残りが調理時の過剰除去)。二人暮らしの我が家だと年間30kg。
 
我が家は、中食の総菜も買わなければ、食べ残し廃棄ほぼ無し、食べずに廃棄もまず無いです。見切り品買っても、きっちり食べきります(もちろん、最低限の皮むきは普通にしています)。

基本的に、家族に人気のメニュー、使いやすい食材は、放っておいても使い切れます。

問題は、ちょっと残ってしまった、使おうと思ってたけどベストタイミングを逃したとか、使い慣れない食材の場合。

完全に傷んでしまった食材は、さすがにわかばも救出出来ませんが、鮮度が落ちた食材であれば、まだまだ食べられるんです。

「○○を早く使いきりたい」というテーマでレシピを組み立てる日を作ります。

例えば、残りご飯が冷凍庫に貯まってきたので週末の昼はチャーハンにしよう。買ってからしばらくたっているジャコ(冷凍庫でホームフリージング)、冷蔵庫の蒸したブロッコリーの芯、残り少ないダイコン葉の冷凍は、ここで使っちゃおう、という具合。

徐々に、無駄な出費が押さえられるようになってきます。

まあ、ご自身がフルタイム勤務とかですと、買い物のタイミングや下処理の手間も負担になりますので、松竹梅的に、できるものだけで大丈夫です。


基本ルールは、以下の3つ

①鮮度が落ちたら加熱する
例:卵の賞味期限が来たら、とりあえずゆで卵にする

②濃いめの味付けにする
例:マヨネーズやソースに合うものにする、切り身魚をみりん醤油に漬けて照り焼きにする、肉を甘味噌に漬ける。

目先も変わります。

③クックパッドなどでググる
例:「セロリ 葉」「ダイコン 大量消費」「○○ リメイク」「△△ メイン」

困ったときの、他力本願。私の困り事は、既にほかの方の困り事として解決済みのことがほとんど。
思わぬ組み合わせのレシピがみつかります。


それでは、以下わかばが日々実践している具体的なレシピや方法をご紹介します。


1.汁物の具(ホットクック)
基本はこれ。まず第一歩は、これを試して欲しい。

味噌汁でもコンソメでも、とりあえず何でもだいたいO.K.。

蒸したモヤシが余った、冷凍庫で霜がついたコーンを早く食べきりたい、ブロッコリーの芯蒸しておいたけど日にちがたった、みたいなちょっと鮮度が落ちた食材は、ほぼ解消。


2. チャーハンの具にする
半端な練り物や残り野菜を一掃出来るチャーハン(ヘルシオ)




3.炒めものにする
固めのキャベツの葉は、焼きそばなどの炒めもので消費(ヘルシオ)


※ヘルシオの天板に並べられたキャベツの葉、かなり緑色ですね。

4. くたびれてきた牛乳は加熱する
シチュー(ホットクックほか)


ホワイトソース(ホットクック、グラタンなどに展開)



5. 子どもが飽きた野菜ジュースでシャーベット



6.ヨーグルト
期限切れの食べかけヨーグルト①タンドリーチキン(ヘルシオ)



期限切れの食べかけヨーグルト②ソーダブレッド(ヘルシオ)



7. 半端に余ったカレーでカレーうどん(ホットクック)



8. イマイチなリンゴは、サラダに変身させる
「キュウリとリンゴのサラダ」



9. ブロッコリーの芯も残さず活用します。


※チーズ焼きやコンソメスープの具にするのもオススメ。チャーハンにももちろん登場。


10.各種葉っぱは、ふりかけ系叉は佃煮が基本。レシピはクックパッドでググる。

セロリの葉の佃煮


ダイコン葉の佃煮
つくおき3月1週目 


※ダイコン葉、カブ葉は、そのまま刻んでジップロックでホームフリージングでもO.K.。汁物やチャーハンの青みに活躍します。


ニンジン葉のツナマヨ

エビベジ野菜セット小 こんな感じに楽しみました[ヘルシオ] 



11. 残り野菜や半端なご飯
お好み焼き風にすると軽食に人気
夕食メニュー7月三週目 


※半端な残りご飯は、ラップして冷凍。冷凍庫の一ヶ所に集めておいて、二三回分たまってきたら、週末のチャーハンに。↑2.参照



12.期限切れのアルファ米でトマトリゾット(ホットクック)




◆まとめ
幼い子どもを抱えてのシングルマザー歴も15年弱。限られた予算、小さな中古の冷蔵庫で、意地でも食材を使い切る!という強い気持ちで、日々の食事を作ってきました。

今は、フルタイム勤務ですし、あまり頑張り過ぎないようにしていますが、楽出来ることでも、廃棄を回避できる方法はたくさんあります。

また更に応用編として、買い物時にその場で何となくメニューが組み立てられるようになると、特売品や見切り品を見つけた時に、複数まとめ買いしても、ちょっと加工して賞味期限を伸ばし、うまく食べる日をずらすという技が使えるようになります。

ここまでくると、見切り品や冷蔵庫で眠っている食材は、宝の山になってきますね。実際、冷蔵庫の中身は、現金の形が変わったものですから。

環境にもいいし、お財布にも優しい技、一つでも試していただけると嬉しいです。



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