秋空に 風すみわたり 苗を植え

   小さき命を 土に託して

 

 本日においても,事故なく病気なく過ごせたことは有り難く,晩酌をしながら,パソコンのキーボードを,叩き始めました。

 

 午前中は,おでんの材料を購入のためスーパーへ出掛け,午後からは,畑の畝に石灰・元肥を施してから,白菜の若苗(24株)を植え付けていたのですが,

 

 畑では,小さな秋が訪れており,吹く風はすみわたり,白菜の若苗がすくすく育つようにと,土に託しての作業でもありました。

 

 晩酌の摘みは,おでんとマグロの刺身であるところ,おでんの具材で一番に好きなのは卵ですが,

 

 一番に食べると,後の楽しみが無くなるので,大根・厚揚げ・ジャガイモ・竹輪・棒天・コンニャクを食べてから,最後に食べたいと思っているのです。

 

 暫定税 廃止をすると その声に

   叶えば暮らし 安らぎ増さん

 

 公約の 約束ひとつ 燃料税

   果たせば民の 笑みぞ広がり

 

 走るにも ためらうほどの 燃料費

   ガソリン代の 重荷背負いて

 

 自民党総裁選では,ガソリン税の暫定税率廃止を,各候補者が訴えており,実際に廃止されたなら,

 

 車を日常的に使う,家庭や運送業者は恩恵が大きくなり,特に地方で車依存度の高い生活をしている人々には,有り難くもあり,

 

 トラックでの輸送コストが下がれば,食品や日用品の値段も,少しずつ下がる可能性があると思われるのです。

 

 しかしながら,ガソリン税の暫定税率廃止が廃止されても,あと50年を経て,地下資源が枯渇すれば,

 

 あの時代に,ガソリンなどを使い過ぎたので,車ばかりでなく,トラクターやコンバインも動かせず,米とか野菜も作れなくなり,建設現場では重機を動かせない時代が訪れることも予想されるので,

 

 何れは,石油に代わる単独の万能資源を探すことが必要となり,そのひとつに,太陽光を中心に,風力・水力・地熱などを組み合わせたエネルギーや,大容量の小型蓄電池の開発が必要であると考えていたのです。

 

 廃止より 半分でもと 願えども

   届かぬ声は 嘆きに変り

 

 暫定税率が,廃止されない時を想像して,こんな一首も詠んでみました。

 

 突然に 大きな声を 発しては

   ひと息つけず その身震わせ

 

 受入れる 気持ちがあれば 腹立たず

   風もやさしく 胸にしみ入り

 

 夫婦や親子での会話において,行き違いというのか,言葉を交わしていて,何となく違和感を持った時があったのですが,

 

 何があっても,受け入れる気持ちがあれば,腹は立つまいと思い,実際に,そのようにしていると,怒りや執着が解けて,

 

 吹く風も優しく感じられるように,心が自然と癒されてゆきました。

 

 ところで,17年前に職場を去った際には,上司の突然に発する大声を,同僚が聞いても「あれ程までに,大声を出して叱責・指導しなくても,他に言い方がある」と,こそこそ話していたのを記憶しているのですが,

 

 パワハラを行う人は,表面上は強く見えますが,その奥には恐れ・不安・劣等感・承認欲求といった弱さや未熟さが隠れていることが多いらしく,

 

 力を誇示しないと,やっていけない心の状態が,パワハラという行動に現れているのだと思われたのです。

 

 人知れず 涙に暮れる この夜も

   己を信じ 心を静め

 

 大袈裟な一首ですが,パワハラを受けておれば,職を辞するか,入院するか,転勤を希望するか,自殺するかを考える時があり,自分は職場を去ったところ,

 

 当時は,相手を恨んでおりましたが,今となっては,全てを許しており,小さな幸に感謝して,日々を歩んでおります。

 

 内に和を 外に協調 望みつつ

   共に歩めば 道は開けり

 

 争わず 平和を願う その心

   祈りの声は 天に届くや

 

 曇り時々晴れで,西から吹いてくる秋風が,心地よく感じられた一日でした。

 

 この天気で,以前から気になっていた,畑の片隅に放置していた,鉄柱・野菜に添える支柱を一箇所へ集めたり,折れた支柱と鉄柱・空き缶・洗濯ばさみ・マルチ留め具の壊れた部品・切れた黒マルチ等を仕分けし,ゴミ袋へ入れて,久しぶりに畑の出入り口がスッキリしたのでした。

 

 また,作業中には,平和と協調について考えていたら,二首が閃いたので,ICレコーダーに録音していたのですが,

 

 内面的な平和(心の安定や和)があれば,周囲に対して柔らかく接することができて,

 

 外での協調(周囲との調和や協力)により,信頼や支え合いが生まれ,

 

 その両方がそろえば,たとえ困難な状況であっても,すぐに結果が出ないにしても,長い目で見れば「道が開ける」可能性は高まると思われたのです。

 

 また,平和を願う心があれば,他の人々に伝わって共鳴し,やがて現実を動かす力となるのではなかろうかと,考えておりました。

 

 ところで,家の中を整理整頓していたら,未使用であろうと思われる着物が63着も出てきたのですが,出張買取のバイセルに電話してみるかと,考えているものの,一枚が一万円なら誰にでも売りたいけれど,それほど簡単には,事は運ばないのでしょう。

 

 ちなみに,この着物は,和裁を習っていた人が,趣味で作った着物であり,袖は通してないもの,自作ということもあり,1枚を五千円で,譲りますので,よろしくお願いします。

 

 63枚です。

 

 購入先です。

 

 しつけ糸が付いてます。

 

 浴衣 ? 

 

 兵を引き 交渉の席に 着いたなら

   誓いも新たに 和の道ひらけ

 

 インターネットからの情報によれば,ウクライナ国内では戦争を長引かせたくないという思いが強い一方で,領土を割譲するのは許さないという意見が根強く,

 

 ロシア側でも,戦争を正当化してきた立場を保とうとする勢力が,妥協を嫌がる可能性があり,

 

 簡単には,戦争終結へとは向かわないのでしょうが,

 

 戦いを止めて,ロシアとウクライナの大統領が,交渉の席に着いて,

 

 領土問題・安全保障・国際法の遵守などを調整しつつ,

 

 外国の仲介・世論の支持などが揃えば,誓いも新たに,戦争終結への鍵になるのではなかろうかと考えていたのです。

 

 豊作で 残った米は 売渡し

   米が足りぬは 不思議な事か

 

 豊作に 売らねば損と 市に売出し

  足らぬと叫ぶは 世の不思議かな

 

 最初の一首は,我が家の米事情であるところ,

 

 実際のところ,我が家では,18アールの水田から,30kg×29袋の収穫(昨年は24袋)があり,

 

 知人に30kg×6袋を66,000円で売り,その代金を,刈り取り・脱穀・乾燥・籾摺りの費用(30kgが2,300円×29=66,700円)に充て,

 

 残りの米は,自給米と親戚にお裾分けして,1年間は,米を買うことなく過ごせそうなのです。

 

 二首目は,近所の農家から聞いた話をもとに詠んでみたのですが,テレビなどでは,相変わらず米の価格が高騰しており,農家にとっては,有り難い話のようであるところ,

 

 米は,農水省を通じて,流通量が厳密に管理され,保管米の量も毎年公表しており,

 

 誰かが,隠蔽や意図的操作を行って,値上がりしているとは思われず,

 

 米そのものが,本当に国内で足りないというよりも,供給の減少(農家減・天候不順)と価格維持の仕組みが,噛み合わず,値段が高くなっているのが実情であるとも考えていたのです。

 

 イマイチのコメントになりましたが,松山地方では,豊作のようでもあり,今の価格が何時まで続くのか,一農夫にとっては,関心を深めているのです。

 

 参考までに,松山市農協では,毎年に営農計画書を,各農家へ提出の依頼をしており,

 これが,全国的に行われているのなら,米の生産量が,ある程度は把握されると思われるのです。

 

 稲穂垂れ 己も腰を 低くして

   天地の恵み 心に染みて

 

 澄み渡る空気が心地よく,秋空の広がる一日でした。

 

 この天気に誘われて,畑仕事をしていのですが,秋に植えるジャガイモの畝を作ったり,ネギの周囲に生えた雑草を鍬で除いていたのですが,

 

 稲刈りは終わったものの,田畑には,次から次へと仕事があるものだと,感心しながらの作業でもありました。

 

 ところで,松山地方では,90%の水田で稲刈りが終わり,残された水田では,稲穂が垂れて,収穫の日を待っているようでもあって,

 

 その様子を見ていたら,「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を思い起こし,本日の一首になったのですが,

 

 何はともあれ,収穫の秋が終わり,天の恵みに心から感謝しているのです。

 

 塵払う ほうきの音に 誘われて

   清めし庭に 心澄みけれ

 

 秋の収穫(稲刈り)を終え,何となくホットしているのですが,気が付けば,仕事は田畑だけでなく,家の中にも残されており,本日においては,自宅倉庫内の片付けを行っていました。

 

 縁台の上や,トップカーの荷台に置いていた,段ボール箱や雨カッパとか,孫が使っていた簡易プールなどを整理整頓すべく,自分が気に入った箇所へ置いて,気持ちもスッキリしたのでした。

 

 本日においては,掃除・片付けの途中で,何となく閃いた一首になったのですが,

 

 仏教や神道の修行では,掃除は単なる雑事ではなく「行(ぎょう)」とされており,たとえば曹洞宗の道元禅師は,食事の用意や掃除など,日常の営みそのものが修行であり,そこに心を尽くすことが悟りへの道だと説いております。

 

 確かに掃除をすると,目に見える埃や汚れを払うと同時に,心の曇りも拭い去るように感じられ,雑念を忘れ,ひとつの動作に集中する「無心」の境地に近づき,

 

 その空間が整うことで,祝詞や般若心経を唱える時に得られる「心の澄みきり」に通じる感覚が訪れるものと思われたのです。

 

 約束を 守りて人の 信を得る

   小さき事も 積もりて絆

 

 絆とは 目に見えざる 糸なれど

   切れずに続く 心のつながり

 

 他人との約束を守ることは,相手に安心感を与え,信頼を築くための基本となるところ,

 

 一度の約束を守っただけで絶対的な「信」を得られるわけではなく,日々の積み重ねが大切であり,小さな約束や言葉を誠実に守り続けることで,長い目で見た「信頼」が築かれていくのでしょう。

 

 また,絆については,人と人との信頼や思いやりによって結ばれ,多少の困難や距離があっても切れずに続く,目に見えぬ糸のようでもあり,

 

 時に見えにくくとも,心と心を結び続ける,不思議な力であると思われるのです。

 

 ところで,静岡県伊東市長の,学歴詐称を端に発した,議会の解散については,約束や絆はおろか,信頼や人情のかけらも感じられず,一農夫がテレビなどで見聞きしていても,違和感があったのですが,

 

 不信任とは議会が市長の判断や政策に対して責任を求める手段であるところ,今回は学歴の虚偽という個人の信用に関わる問題が発端となり,私的な情報に振り回されて,議会と市長の正常な関係が崩れての解散でもあったと言えるのでしょう。

 

 さて,厳しく追及する姿勢は「職責の一部」として正当化できても,やり方や,議論の在り方が市民に「異常」と映った場合は,政治的に不利益を被ることもあり,

 

 議会解散で失職した議員は,選挙で落選すれば,あれほどまで叩かなくても,他に方法があったと,反省するかも知れず,その時には,強い悔悟を迫られるのでしょう。

 

 お台場に 噴水計画 描けども

   後の管理に 重き財布を

 

 テレビのニュースによれば,東京都は,お台場海浜公園に,世界最大級の噴水を設置すべく着工したと報じておりましたが,

 

 整備費用の総額は26億4000万円で,維持管理費は年間1億5000万円から2億円となる見込みであるらしく,

 

 都民の税金から賄われることなく,臨海地域の埋め立て地の売却や,貸し付けによる収入を財源として整備するとも補足していたところ

 

 財源を,大盤振る舞いしよったら「だいば」が出らい。

 

 さて,お台場と「だいば」を掛け合わせて駄洒落にしてみたのですが,「だいば」とはなんじゃろかと振り返ってみれば,

 

 70年くらいの前の話になるのですが,祖母が,めそめそしている小生(孫)に向かって,何時までも泣きよったら,「だいば」が出らい,もう泣かれんぜと言ったのを,思い出していたのですが,

 

 「だいば」とは「鬼」を意味する伊予(愛媛・松山)地方の方言で,子どもを戒めるときに用いられた妖怪や鬼の総称であり,

 

 「泣く子をあやすときの脅し言葉」としても使われていたようです。

 

 さてさて,噴水の霧が,「だいば」に見える事はなかろうが,その霧が風に吹かれて,健康に害が及ばないことを,祈るばかりなのです。

 

 久々に,百姓の寝言になってしまったのですが,実際のところ,都が整備主体であることから,安全装置や水質管理・緊急対応の設計がしっかりと行われ,衛生面・安全面でのリスクは心配ないのでしょう。

 

 お台場に 巨大な噴水 そびえ立ち

   波間に映えて 虹が舞い立ち