豊作で 残った米は 売渡し
米が足りぬは 不思議な事か
豊作に 売らねば損と 市に売出し
足らぬと叫ぶは 世の不思議かな
最初の一首は,我が家の米事情であるところ,
実際のところ,我が家では,18アールの水田から,30kg×29袋の収穫(昨年は24袋)があり,
知人に30kg×6袋を66,000円で売り,その代金を,刈り取り・脱穀・乾燥・籾摺りの費用(30kgが2,300円×29=66,700円)に充て,
残りの米は,自給米と親戚にお裾分けして,1年間は,米を買うことなく過ごせそうなのです。
二首目は,近所の農家から聞いた話をもとに詠んでみたのですが,テレビなどでは,相変わらず米の価格が高騰しており,農家にとっては,有り難い話のようであるところ,
米は,農水省を通じて,流通量が厳密に管理され,保管米の量も毎年公表しており,
誰かが,隠蔽や意図的操作を行って,値上がりしているとは思われず,
米そのものが,本当に国内で足りないというよりも,供給の減少(農家減・天候不順)と価格維持の仕組みが,噛み合わず,値段が高くなっているのが実情であるとも考えていたのです。
イマイチのコメントになりましたが,松山地方では,豊作のようでもあり,今の価格が何時まで続くのか,一農夫にとっては,関心を深めているのです。
参考までに,松山市農協では,毎年に営農計画書を,各農家へ提出の依頼をしており,
これが,全国的に行われているのなら,米の生産量が,ある程度は把握されると思われるのです。