プロムナード -6ページ目

プロムナード

古いこと、新しいこと
いつでも、どこでも
思いつくまま、気の向くまま

駅の階段や墓石などで見る「みかげ石」、正式には花崗岩といい、深成岩と呼ばれる火成岩の一つで、地中奥深いところでマグマがゆっくり時間をかけて冷えることにより、鉱物類が大粒に結晶している岩石である。その国内最大級の採石場が茨城県にあることは、あまり知られていないかもしれない。


花崗岩という名前と実物の見た目が一致していなくても、白米の上に黒い胡麻がパラパラっとかけられたような模様のこの花崗岩を見た覚えのある人は多いだろう。これが花崗岩だ。

 

 


JR宇都宮線の小山駅から水戸に向かうJR水戸線で小一時間で到着する稲田駅から徒歩で15分ほどのところにある採石場では、明治時代から花崗岩の石材が切り出されている。

 

この石材を稲田石といい、国会議事堂などに使われている極めて良質な花崗岩として著名である。

この採石場、以前から行ってみたいと思っていたのだが、コロナ禍の間を縫って訪問し、現地で行われているミニツアーにも参加してきたので、手記をまとめておこう。

小山駅から稲田駅までは、JR水戸線で移動する。水戸線の歴史は古く、1889年(明治22年)に開通され、単線だが1967年にはすでに電化されている。

 

小山駅近辺は直流1500V、以降友部駅までは交流20,000Vの給電を受け、交直両用車両が走行している。この交直切り替えは、筑波にある地磁気観測所に対する影響を最小化するためだ。直流だと発生する磁界が地磁気測定に影響を及ぼす。もちろん交流でも磁界は発生するのだが、交流は磁界が周波数に伴って逆方向に現れ、互いに打ち消しあうので地磁気への影響は極めて小さなものとなる。同様の直流から交流への変換措置は筑波エキスプレスの守谷付近でも行われている。

 

水戸線の列車はE531系のワンマン列車であった。資料によるとワンマン運行は今年3月のダイヤ改正からとのことだ。

 

JR水戸線


稲田駅は1898年(明治31年)5月8日に開業したそうだが、Googleのストリートビューにある駅舎写真は2012年撮影とあり、それを見てから現地に来たところ、現在の佇まいとはずいぶん異なっていたので、少々戸惑った。両者を並べてみる。

 

2011年の稲田駅(Google Street Viewから)

2021年8月の稲田駅


写真の様に、現在の駅舎は花崗岩で囲まれており、改札脇には「石の百年館」という無料の博物館が併設されていた。この博物館は笠間市が建設したらしく、稲田石を中心として花崗岩、花崗閃緑岩、閃緑岩などの標本はもとより、石材製造の加工過程なども展示されている。岩石の展示は上野の国立科学博物館などにもあるが、石材加工に関する展示はないので大変参考になる。

 

花崗岩博物館「石の百年館」


ここを出て採石場方面に進むと、道路の両側にある民家の庭や門中などに花崗岩がたくさん使われているのが見え、いかにも花崗岩採石の街という感じがする。いきおい、石材店も多く、資材置き場には所狭しと花崗岩石材やその切れ端材が積んである。

 

 

民家や石材店に、このように花崗岩が極く普通に使われているのが印象的だ。

 

 

石材の切れ端がいたるところにうず高く積もってある。最近切り落とされたらしい風化のない良質なサンプルを見ることができる。

 

 

進む右前方を見ると写真の様な露頭が見えるが、これは前山採掘場(前山採石場)と呼ぶ旧採石場である。遠くから見ても、断層などで自然にできた露頭というより露天掘りで掘った露頭であることがすぐわかる。

そのまま歩いて現地までくると、中野組石材工業株式会社の建物が見える。ここが稲田石を産出する一山を所有している石材会社だ。

 

中野組石材工業株式会社玄関

 

 

また、同社の資産を借り受けて観光事業をおこなっているのが株式会社「想石(そうせき)」という会社で、ツアーなどを企画している会社が株式会社U-Aという会社らしいが、現地でもらうパンフレットを見ると、連絡先電話番号と住所記載及びWebのURL表示はあるものの中野組石材工業株式会社という名前がない。ただし、WebのHPには次のような記載があった。これを見ると、管理会社の設立は10年ほど前、そして観光事業開始は昨年からだったことが分かる。

    ◇ 管理会社
        会社名株式会社想石
        本社所在地〒309-1635 茨城県笠間市稲田4260-1
        電話番号0296-74-2112
        設立2011年1月14日
        代表取締役 川畑真彦
        事業内容採石、石材加工、販売及び石工事

    ◇ 観光事業会社
        会社名株式会社UーA
        本社所在地〒309-1635 茨城県笠間市稲田4260-1
        電話番号0296-74-2537
        設立2020年6月22日
        代表取締役 中村えつ美
        事業内容飲食店、物産小売店、観光ガイド


現地に着くと、ツアー申込や簡単な飲食物の販売店があり、その向こう側に旧採石現場である前山採掘場が見える。以下は新旧の比較である。

 

前山採石場(地質ニュース No.144から)

 

現在の前山採石場(跡)


前山採掘場は、露天掘りにて約60mほど掘り進んだ後に品質を劣化させる不純鉱物の含有量が増加したことや深堀過ぎると光が届かなくなるなどの理由で2014年に操業停止、現在はその跡地に雨水や湧水が溜まって湖を形成している。つまり6~7年の間に形成された湖ということになる。これを前山丁場湖と呼び、「地図にない湖」として知られている。この湖は、ツアーとは別に現地の見晴台からじっくりと見ることができる。

ここからさらに奥を見学するためには、1000円のプレミアムツアーの申し込みを行う。ツアーではヘルメットが支給され、小一時間ほどガイド添乗にて、四駆などの乗用車で前山採石場の反対側の岸壁の裏側や現在の採石場を訪問する。途中、かつて重機を用いずに採石していた露天掘りの跡や、最近まで重機で採石した跡などの露頭が見学できる。

 

ツアーは採石場私有地の中だけで行われるので、写真の様に登録番号がない車両も使われている。車両は数台用意されており、予約に空きがあればその場で申し込めるが、予約優先となるために出来れば事前に予約しておいた方がよいだろう。シーズン中の週末などは団体も入るらしい。今回は平日だったこともあって、予約なしで申し込むことができた。

 



ツアーは、図のように旧採石場である前山採石場や現在採石を行っている奥山採石場の見学を行う。車で移動するだけでなく、徒歩にて崖の上に案内してもらったり、小川を渡ったりして削り取られた岩盤に直接触れることもできる。また、現在の採石現場では操業している重機も見学できる。採石された石塊の評価方法なども紹介される。

 

ツアーコースルート

 

なお、パンフレットなどに記載されている「石切山脈」という名称は地理地形上の正式名称ではなく、管理会社が命名した私的な名称の様だ。

稲田には数多くの石切り場があり、そこで採石される花崗岩が稲田石あるいは稲田御影という石材名で呼ばれることから、この花崗岩を稲田花崗岩と呼んでいる。稲田石は明治22年から露天掘りとして切り出しが始まったという。東は友部から、西は岩瀬まで東西20km、南北10kmの規模となっており、周辺は中生代の八溝層群で囲まれている。

 

採石場の位置は、筑波山のほぼ北である。下図は地質図で見る稲田周辺の地質である。赤丸印が稲田。

 

稲田石採石場のある辺り(丸印)

 

地質図上の稲田石採石場の位置

 

この付近にはこの稲田花崗岩以外に2つの花崗岩が知られている。すなわち過去3回の貫入があったとされている。貫入とは、古い時代に堆積した堆積岩へマグマが入り込むことを言う。これによって近接する堆積岩は高温に晒されるために岩質が変化する。よく知られている大理石は、石灰岩がマグマの貫入で変化したものだ。

 

3つの花崗岩をまとめておく。

 

1.筑波型花崗岩

筑波山及びそれ以南に分布。黒雲母、石英、斜長石を主成分とする。

 

2.上城型花崗岩

岩瀬上城付近と笠間市中山北方の小地域に分布する。

以下に述べる稲田型花崗岩に、5千9百万年前に貫入している。

 

3.稲田型花崗岩

筑波山より北方の広い地域に分布。稲田石はこれに含まれる。6千3百万年前に貫入している。上記2の上城型花崗岩は、この稲田型花崗岩に4百万年後に貫入したことになる。


稲田石の岩相は塊状を呈し、主成分は斜長石、正長石、石英、黒雲母。副成分はジルコン,モナズ石、燐灰石、スフェン、ざくろ石、褐れん石及び磁鉄鉱などで、粗粒角閃石含有黒雲母花崗岩,中粒角閃石黒雲母花崗閃緑岩及び細粒白雲、黒雲母花崗岩であり、古第三紀の6千3百万年前に貫入したものである。

 

稲田石の特徴としては長石の含有比率が多く、全体が白い事が挙げられる。また、組成のうち長石及び石英が90%を占めているが、これらはともに硬い鉱物であるので、石としても硬いことも特徴の一つだ。

 

6千万年前というのは、かなり新しい時代であることから劣化が少なく、頑丈であることも稲田石の特徴となっている。

 

 

 

上の写真は、かつて採石していた前山採石場の跡地である。上半分は手掘り、下半分が機械掘りとなっているのがわかる。

 

奥山採石場(現在の採石場)


ツアーガイドの説明によると、この奥山採石場では爆薬を使ったロケも可能ということで戦隊ものの撮影なども行われるとのことだった。


採石される石は、1級から3級までの等級がつけられるそうだ。最高品質の石が1級。等級の違いは、物理的な強度など以外に、含有する鉄などの鉱物によるという。もしそれらが含有されていると、切り出して大気に触れるとわずか2~3年程度で酸化して着色してしまい、石材としては使えなくなるらしい。建造物に使うのか、工芸品に使うのか、あるいは砂利として使うのか、重要な品定めとなるそうだ。

 

 

写真は3級品。確かに茶色の泥の様なものが浮き出ている。これは不純物として含有している鉄などが酸化したもので、石材としての価値はないという。

 

これらの等級の違いは、実際に切り出された石材が積み重ねられて晒されているので、それを見れば一目瞭然だ。1級品は亀裂はおろか、不純物含有由来の細かい汚れの様な模様もない。

 

 

ツアーで見学中、暗い層が貫入しているところがあった。見ると黒っぽい層が白い花崗岩にサンドイッチのように挟まれているように見える。短時間ツアーだったので詳しくは見られなかったが、ホルンフェルスなどではなく花崗閃緑岩の様に見えた。

 

ツアーガイドにこの成因などの見解を尋ねたが、これまで聞かれたことはなかったとのことで、ツアー終了後、現場の責任者も交えて意見交換させてもらった。これらは、成因は分からないが、職人同士では「帯」などと称しているそうだ。ただし、石材としては使えないとのことだった。

 

プレミアムツアーはこのようなツアーとなっている。

 

 

Google Earthで見る全体像


これまでは花崗岩を岩石としてしか見てこなかったのだが、この様なツアーに参加すると岩石を石材として見ることができたし、石材の評価方法も分かるようになった。

 

そういえば、自宅にある花崗岩のサンプルをよく見ると茶色い斑点があった。

 

 

これまで、単に汚れているだけと思っていたが、ひょっとすると、ツアーで教えてもらったように、石英長石雲母以外に含有している鉱物が酸化しているのかもしれない。今度、酸で溶かしてみよう。

 

この様にして、日常とはかなり違う時間を過ごすことができる。お時間あればお薦めだ。

参考文献
猪郷久義、他、日本地方地質誌「関東地方」、朝倉書店
天野和男、日曜の地学「茨城の自然をたずねて」、築地書館
蜂須紀夫、茨城県 地学のガイド、コロナ社
国土地理院、日本地質図
地質調査所、5万分の1地質図福「真壁」
同上、「真壁地域の地質」
同上、地質ニュース、No.144
パンフレット、「石の百年館」
同上、石切山脈

東京の感染拡大は、マスコミでも言われているようにデルタ株の台頭が大きい様である。

日本人は、白血球の血液型ともいわれるHLAのなかで、特に

 

HLA-A24型

 

という細胞性免疫が強い傾向があるらしいが、デルタ型の変位の一つ、L452Rという変異(スパイクタンパクのアミノ酸のうち、ロイシンがアルギニンに置換される変異)は、この細胞性免疫を回避するという。なので、日本人にとってはヤバい変異と言える。

詳細は、東京大学医科学研究所のプレスリリースにある。

 



https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00099.html



免疫にはこの細胞性免疫の他に液性免疫があるが。液性免疫はワクチンによって産生される中和抗体で、変異に対しても引き続き効果があるとされている。なので、デルタ型に対してもブレークスルーはあれど、ワクチンは有効とみてよさそう(今のところ)。
 

ワクチン2回接種者となったので、経済回転に従事。

 

https://dino-science.com/


自分、地質時代の古生代と新生代には強いのだが、中生代はアンモナイト類以外は知識不足なので、勉強しに横浜パシフィコの展示会場で開催されている恐竜科学博に行ってきた。

 

横浜パシフィコ

 

小坂菜緒バージョンの音声ガイド

 

日向坂46のコサカナこと、小坂菜緒

 

 

具体的な展示内容は、多くの情報がWebに溢れているのでここでは割愛し、印象をメモっておく。

公式アンバサダーはコサカナこと、日向坂46の小坂菜緒で、入り口で有料貸出されるモバイル音声ガイドの一つもコサカナによる解説である。

 

入場すると入口左側でモバイルの音声ガイドを有料で借りられるのだが、3~4種類のガイドから「小坂菜緒」が指名できる。展示は恐竜やその特徴など別に30コーナーぐらいあるが、そのそれぞれでコサカナがガイドしてくれる。ガイドはコーナーに書かれた番号を音声ガイド機のテンキーを押すと耳元で聞く方法だ。指定された番号を押せば、場所を問わずどこでも何度でも聞くことができる。

さすが自他ともに認める恐竜女子であるコサカナ、パキケファロサウルスとかストルティオミムス、ケツァルコアトルスなどの舌噛みそうな恐竜の名前もスラスラ語るところは筋金入り。ナレーションが滑舌のいいアナウンサーの様に淡々としゃべるのではなく、恐竜大好き感がめっちゃ伝わる語りで、大変好感度高い。また、「比較観察は科学の基本です。よく見てね」などという煽りもカワイイ。

語っている内容はもちろん公式アンバサダーらしく、いたってマジメな内容だが、「ゴルゴサウルスもスタイルよくて、推したくなっちゃうんですよ」とか、「この子とは、ずっトモなんです」などという現役JFアイドルっぽい言葉遣いも微笑ましい。



 


展示内容はソニーグループとヒューストン自然科学博物館とブラックヒルズ地質学研究所のコラボで、恐竜を博物館というより動物園的に扱っている。国内の博物館とか大学、文科省みたいなお堅い組織が絡んでないからかもしれないが、一般の人には分かりやすくてこの方がいいかもしれない。ソニーのSMEが演出を手掛けているためか、ビジュアル効果を使った老若男女が楽しめる展示となっている。

自分的には、例えば「なぜトリケラトプスが竜盤類じゃなく鳥盤類なのか、逆に鳥類が鳥盤類じゃなく竜盤類から派生したのか」など、まだよく理解できていないことが説明されていることも期待していたが、それは博物館で勉強しろということだろう。

会場の中にある飲食コーナーや土産店で売られているマグカップやTシャツなどにはでコサカナ画伯の恐竜画が使われており、コサカナが大活躍だ。

 



会場は横浜パシフィコ展示場のホールAの中にジグザグにコーナーを設けているだけなので、何も見ないで通り抜けると1分もかからないが、じっくり何度も聞き直したりなどしていたので、小生は5時間以上滞在していた。

 



週末や祝日、そしてお盆期間中は時間指定の事前予約入場となるが、恐竜やコサカナのファンにはお薦めだ。
 

新型コロナウイルスのワクチン、先月の第一回目に続き、二回目を接種した。ワクチンは武田薬品が製造するモデルナのワクチンだ。接種会場は大手町の合同庁舎、自衛隊大規模接種センターである。

 

接種会場

 

ちょうど東京が梅雨明けとなった昨日、久しぶりに晴れた空の下で、東京駅から接種会場へと向かうリムジンバスに乗る。皇居前をパスして合同庁舎に行く経路は一回目の時と同じ。僅か10分であるが、ちょっとしたはとバスツアーとなる。

今回の接種は第三接種班による接種であったが、さすがに自衛隊の管理下なので動線制御などは前回同様、しっかりしているので迷ったりすることはない。各接種会場のフロアー別に色分けされたクリアファイルをもたされたりするのも管理しやすいアイデアだ。

接種後、待機時間を経て外にでるまで、会場到着からおよそ40分だった。

その後若干の寄り道をして帰宅したのち、夕食をとって午後11時ごろ、二回目接種のお決まりともいえる発熱症状が現れた。日本感染症学会の6月16日資料によると、有害事象(副反応もこれに含まれる)のうちの38.0℃以上の発熱症状はモデルナワクチンの場合、およそ40%とある。



モデルナワクチン(国内では武田薬品が製造)

 

出典:日本感染症学会


ワクチン: モデルナ
接種場所: 大手町合同庁舎自衛隊大規模接種センター
接種日時: 2021年7月16日、11:00

時間経過    体温        血圧   脈拍      SpO2
--------     ----       ----         ----           ----
13:08分後     36.8   
13:44           37.4         151/84        79              98
15:02           37.6         158/83        81              98
16:13           38.0         143/86        88              99
17:10           37.8         141/81        62              98
18:10        37.3           145/83        70             98

この様に小生の場合はピークが38.0℃だったのだが、この数字はかなり平均的かもしれない。その他の症状は、接種した腕がやたら痛いこと。あと、接種との相関関係が分からないものの、階段の上り下りの時に持病の膝が痛む。発熱と関節痛は次に示す日本感染症学会発表資料に明記されている。さらに夜の頻尿。これがやたら多く、朝体重計ったところ、寝る前よりもなんと600gくらい減っていた。

モデルナのワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)という方法であるが、これはワクチンのSタンパクRNAが注入されるとヒトの細胞のACE2受容体と結合して取り込れ、細胞内でSタンパクが再形成されて細胞から放出されたあと、樹状細胞などの免疫細胞がそれを察知して抗原提示を行い、その情報を受けたB細胞が直ちに中和抗体を産生するというメカニズムを使うものだ。

これらの副反応は、なぜ起きるのか。

まず第一回目の接種を行うと少し免疫がつく。この接種を免疫細胞が記憶しているということにはなるのだが、短命である場合が多いので、長寿命の免疫細胞を生成するために2回目の投与が行われる。

 

二回目の接種では免疫反応が起きやすくなっているために、それこそ昼夜を問わぬ中和抗体製造ラインがフル稼働し、強烈な反応が生じるのだが、それが有害事象として発現するのが副反応である。つまり、二回目接種後はその生産ラインの稼働がハンパなく、ある意味母体の状態などを無視してでも大量生産に集中する結果として、二回目の接種後の副反応の方が、より強烈な反応となっているということらしい。注入されたワクチンはホンモノのウイルスではないのだが、そう信じてせっせと中和抗体を産生している免疫細胞、なんともいじらしい。


有害事象というのは、ワクチン接種に伴って発現する「好ましくない事象」のことで、副反応もこれに含まれる。逆に有害事象にはワクチン接種との直接的な因果関係などが不明であってもカウントされる。つまり、例えば接種したあとで交通事故にあった様な場合、ひょっとするとワクチン接種によって注意散漫になっていたからということもあるかもしれないし、ゼンゼン別の理由かもしれないが、とにかく接種後に起きた有害な事象ということでカウントされるということだ。

これは重要な方法で、すなわち現時点で解明されていない因果関係も列記しておけば、いずれワクチン接種との関連性が解明されるようになる可能性もあるから、ワクチン接種とは関係ないかも、とは思わず、有害事象はそのままカウントしておくべきだろう。

副反応は、病原体に依存する反応ではないので、多くの場合はそのままにしておいても治癒する。もちろん個人差はあるが。小生は、およそ30時間後に熱は平熱へと回復した。関節痛や上腕の痛みはまだ解消していない。これらは免疫細胞の働きによるものというより、派生的な現象だからだろう。ただし、これも病気ではないので、いずれ回復すると思う。

なくなってしまったソフトを探す。

使い慣れたアプリケーションソフト、使い勝手や機能はともかく、長いこと使い続けていると手になじんでくる。パソコンを買い替えても、そのソフトは必ずインスコして使い続ける。お互いの癖を知り尽くしているから、使い勝手はいいに決まっている。もしかすると他のソフトの方が使い易いかもしれないが、それを習得するのも面倒だし、よっぽどのメリットがない限りは使い慣れたソフトで良いと思う。

ところが、問題が発生することがある。それはパソコンを入れ替えた時に、インスコ用のソースが見つからなくなったときだ。

小生、デジカメの管理ソフトとして、長いこと富士フィルム社製の「Fine Pix Viewer」を使い続けているのだが、最近パソコンを入れ替えた時、インストーラソフトの入っているCD-ROMが見つからくなったのだ。仕方がないので、それに近いソフトを入れてみたのだが、どうも使い難い。機能的には多くの利点があるのは分かるのだが、どうも使い勝手が悪いのだ。慣れもあるだろうが、慣れるまで苛つく方が精神衛生上よくない。

 

そこで、Webにないか探してみた。すると、つい数年前まではメーカーサイトからダウロード出来た様なのだが、メーカーがサポートを中止した段階でダウンロードもできなくなっていることが分かった。しかも、窓の杜の様なライブラリサイトにもないのだ。

これは万事休す。他のソフトに慣れるしかないかと諦め半分で、ダラダラと海外サイトも探ってみた。すると、日本メーカーが取り下げたそのソフトを、今でも掲載しているところがあったのだ。

 



 

それはSoftpediaというルーマニアに拠点を置くWebサイト。もちろん、そこからダウンロードして何か起きても、それは自己責任だ。事前に調べてみると、Wikipediaにも紹介が記載されている。

https://en.wikipedia.org/wiki/Softpedia

ホントにダウンロードできれば御の字と、やってみたところ、何の制限もなく滞ることもなく、ごく簡単にダウンロードが完了した。


一応、変なものが付いていないことを確認し、インストールしてみた。インストール中に余計なアプリのインストールをさせることもなかった。

結果は全く問題なく、以前使っていたソフトがそのまま再現できた。つまり、なくしてしまったCD-ROMに書かれていたアプリソフトが、再び入手できたわけだ。

これは相当に有難い。久しぶりに手になじんでいたアプリソフトが使えるようになった。

「何かあったとしても自己責任」という前提で、おススメできるアプリの宝庫サイトである。
 

資源の再活用として、リサイクルショップの家電コーナーが盛況だ。実際、古いというだけで完動品が多く並び、ジャンクとして売られているものも、全部の機能を使わないつもりでいれば、或いはほんの少し修理すれば問題なく動くモノもたくさんある。

そのほぼ100%は、少なくとも電源プラグをコンセントに挿した時に火花を散らしてショートする、なんてことはないはずなのだが、万が一ということもないわけではない。自宅にある古い家電はもとより、リサイクルショップで売られている商品も、ジャンク品であるという条件で調達しているわけだから、電源投入に伴う事故はすべて自己責任だ。

その様な理由で、とりあえずショート事故だけは回避すべく、インラインヒューズ付延長コードを作成した。

 

 

と言っても、電源プラグとコネクタボディ、ヒューズホルダとヒューズだけで構成できるので低コストで作成できる。ヒューズは標準的な管型ヒューズで、必要に応じて1A~10Aから選んで封入すればよい。

これを間に入れて電源投入すれば安全だし、安心が得られる。
 

前回投稿した超常現象遭遇の体験を基に、検証作業を進める予定。

 

https://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-12677101260.html
ここで紹介した超常現象を検証すべく、スイッチを切っても淡く光り続けていたLEDペンダントライトのソケットから直接電圧を引き出すため、口金E26のソケットに細長い絶縁チューブをつけ、電源コードを通して口金の内側にはんだ付けした測定治具を作成した。電源コードの反対側にはコネクタボディをつけてワットチェッカーを接続出来る様にしてある。因みにこのチューブは、サイリウムの交換用チューブを流用した。
これにて四十九日の準備は万端。


願わくば、超常現象が生じている最中に電圧も電流もゼロであることを期待したいところである。

 

乾電池を使った機器、新品の乾電池を入れてからどの程度使えるかというのは、取説などに「およそ」としての時間が書いてあることもあるが、多くは書かれていない。

その時間を推定するためには、電流がどの程度流れているのかを測定する必要があるが、電圧測定と比較して電流を測定するためには、機器の電源供給回路を切断して電流計を直列に挿入しなくてはならないので、結構敷居が高い。

そこで、乾電池駆動機器の電圧電流を簡単に計測する装置を作成した。

 

 

 



構成としては極めて簡単なものだが、同様なものは市販されていない様なので、あると重宝だ。

製作するにあたり、電圧電流表示パネルの電源電圧は4.5Vが必要となるので、外からUSB電源を取れるようにした。また、単三でも単四でもスイッチ切り替えにて測定出来る様に、両方の電池ソケットを用意してある。両方とも4本まで入れられるソケットを使っているので、ダミー電池を挿せば1.5Vから6Vまでの電圧供給機器の電源として、電流が測定できるようになっている。


先日義母が他界したのだが、その通夜に不思議な事に遭遇したので記しておく。根っからの理系人としては解せない現象ではあったが、家族全員で経験したので夢事でなく、事実。恐らく科学的に説明できることなのだろうとは思うが、まだ謎である。

その現象とは、家族葬にて執り行われた通夜の後、久しぶりに拙宅に息子たちも全員が集まって食事をしたときのことだ。

ふと廊下にあるペンダントライトを見ると、廊下のスイッチが切れているにも拘らずLED球が淡く光っているのが見える。不思議に思い、廊下のスイッチを入れると普通に光るが、スイッチを切っても完全には切れず、淡く光り続けている。家族全員で見たことだから、見間違いなどではない。

 



ケーブルなどの寄生的な静電容量に起因して過渡現象的に残留電圧が発生し、スイッチを切っても電線に蓄積している電荷が消失していないのでその電荷(電子)がエネルギーを得て電荷が消失するまで発光することはある。それは知られていることだ。しかし、家庭用の商用電源である場合などは残留している時間というのは短い時間なのだが、今回の場合、ずっと発光し続けていたのだ。この様なことは過去、一度もなかったことである。

この様な場合、考えられることの一つは漏電なのだが、チェックすべくLED球を別のものに変えると現象は発生しない。もちろん淡く発光していたLEDを別のところに挿入してもスイッチをオフにすれば光らない。なので漏電しているとは考えにくい。光り方はごく淡いので、漏電しているとしても低電圧での漏電ということになるのだが、ソケット部分にて分圧しているというのも考えられない。一方、そのLED球を別のソケットに挿すと、普通に光り、普通に消える。

つまり、そのLEDを廊下のソケットに挿した時にだけ、スイッチを切っても光り続けるのだ。しかも淡い赤い光でずっと。。。


更に驚くことが発生した。子供たちが帰宅したとたんにこの現象は消滅したのだ。つまり、子どもたちが集まっているときにだけ光り、彼等が帰ったあとは全く再現しなくなってしまったのだ。もちろん、その後一度も再現していない。


これまで知られていない現象に遭遇した場合、科学的に解明するにあたり最も大切なことはその現象を再現させて検証し、仮説を立証するということなのですが、それが全く出来ない。何か、妙にオカルトっぽい話だが、これは紛れもなく事実だ。家族全員がそれを見ている。

これは物理現象として現代の科学ではまだ解明されていない、「別」のエネルギーが注入されたことによって発光していたと説明することもできるが、それが何なのかわからないと話にならず、ただのオカルトになってます。

このことを人に話すと、「それは義母さんが『一緒にいるよ』と、アピールしているんだよ」などというが、理解できる科学的説明にはなっていない。

この現象は何だったのか、なぜ発生したのか、そしてなぜお通夜というタイミングで発生したのか。過去にこの様なことは起きたことがあったことがあるのか。。。

お寺の住職にこのことを話してみると、こういう体験を宗教的体験というらしい。アドバイスとしては、「科学的に解明してもいいししなくてもいいし、いずれにせよ、そのことと義母さんのお通夜ということとは、偶然にせよ重なったという事実であるし、そのまま受け入れるとよいのでは」とのこと。確かにそうだ。また、その体験をしているときに、恐怖心を全く感じさせなかったことも、宗教的にも重要なのだそうだ。なにしろ、事実なのだから。

学生の頃、電磁気学の教授の退官講演が学内で行われたのだが、その時の演題は「エクトプラズムの電磁界解析」とかそんなテーマだった。階段式の大教室での講演は立ち見も出る満席で、教授はスライドを使って死体から浮かび上がるプラズマ的な光や念写に就いて、心霊現象自然科学として黒板に向かって数式を書き続けたのだが、あまりに難解な講義に聴講生には「??」であった。しかし「あの先生が言うんだから、なんかあるんだな」というところが正直な感想だったのだが、今回、ふとそのことを思い出した。

フシギな現象、それが解明できないとオカルトと言われるだろうが、説明できない現象はいっぱいあるのだろう。

ひょっとすると義母は、そんなことを教えに来たのかもしれない。

さいたま新都心駅のコンコースにて内閣官房と埼玉県のコラボによる「新型コロナウイルス感染症モニタリング検査」への参加が呼びかけられていた。

 

さいたま新都心駅コンコースでのモニター受付



これは即ち、無症状である参加者の唾液をPCR検査して不顕性感染者をあぶり出そうという作戦の一つではないかと思うが、不顕性者の中に、想像以上のスーパースプレッダーがいるという事実を鑑みれば、ワクチン接種と同等くらいに重要な作戦だろう。

 

モニタリング検査主旨に関するパンフレット


やり方としては、唾液を専用ケースに入れて郵便局へ持ち込めば、数日後に陽性陰性判定結果をスマホアプリ画面上で表示されるというシステムで、参加表明するとその場でアプリをダウンロードして各種設定登録が行われ、検査キットが手渡されるというもの。もちろん無料である。

 

郵送された唾液の検査は千葉県にあるSB新型コロナウイルス検査センター(株)にて行われ、結果はアプリで連絡される。

SB新型コロナウイルス検査センター(株)
https://sbcvic.jp/
 

キット内容
 

このキット配布場所は、現地での混乱などを回避すべく事前の予告はしないらしいが、市中感染のモニタリングという意味で、ランダムサンプリングとしても正しいと考えられる。


ところで、このキットに含まれる手順書には唾液の採取後の梱包や発送に関するプロセスが細かく記載されているのだが、肝心の唾液採取方法については採取器に付属されている英文のマニュアルのみというところが、如何なものかという気がする。


このマニュアルには、具体的な採取に当たっての注意事項、例えば採取すべき量や方法などが書かれており、モニタリングする上では最も重要なところなのだが、英文のままでよいのだろうか。スマホでQRコードを読み込むと動画で説明があるとはいえ、慣れないと何度も動画を再生し直す必要があるのは手間だ。ハードコピーの用意があれば、じっくり見ることが可能となる。

このモニタリングは老若男女を問わずサンプリングする方法なので、英文解釈できる人ばかりではないだろう。そういう意味では、そもそもスマホを持っていることが条件となっているし、持っていたとしても自力でアプリをダウンロードするなどの使いこなしができていない人には、モニタリング参加のハードルは高いと思える。そうなるとサンプリングは無作為とならず、分布曲線的には若年層の比率が高いものとなってしまうという懸念も生じる。

なお、その後に唾液検体採取の日本語のマニュアルを探してみたところ、SB新型コロナウイルス検査センターのWebページに掲載があったので紹介しておく。できればこのハードコピーを追加すると、分かりやすいマニュアルになると思う。

 


和文化された資料(この資料は同梱されていない)
https://sbcvic.jp/system/files/cvic/pdf/manual.pdf



この和文資料はかなり詳細に書かれているが、英文にある"It is recommended to vomit from the throat"、すなわち「喉の奥からゲロ吐くようにして採取するとよい」というところが割愛されてる。喉奥はウイルス量が多いことが報告されている様なので、重要だと思われるが、この商品は新型コロナウイルス専用ではないから一般的に書かれているということかもしれない。

 

サンプリングされた唾液と保護液との混合状態


それと、サンプリング方法についてだが、埼玉県民は700万人以上いる中で今回のモニタリング会場のさいたま新都心駅利用者数は一日11万人。一方、埼玉県全体での感染者数は一日当たり250人程度なので、不顕性罹患者の検出、更にその中でのスーパースプレッダーの炙り出しは相当限定的ではないだろうか。徹底的な洗い出しをするのであれば、もっと大々的に、しかも短期間で検査を行える掃討作戦が必要と思われる。

郵送する手段はかなり本格的なものだ。唾液採取した容器を青い密閉式パウチに入れた後、BioHazard(生物学的有害物質)と書かれたBarria Pouch(治験検体を安全輸送できる耐圧・密封袋)に入れ、更にDangerous Goods(危険物)と明記されたBARRIA BOX(輸送箱)へ収納して郵便局へ持ち込むという三重包装で、これはIATAの包装基準650(PI650)に適合しているらしい。つまり、臨床検体や治験検体の航空輸送容器として適用されるという本格的なものとなっている。実際、この容器の中には新型コロナウイルスが採取されている可能性もあるわけだから、当然のことかもしれない。

 

 

二重のパウチで封印

 

郵便局へ持ち込むための輸送箱

 

唾液検体採取は、スマホのアプリを開いてその指示に従う。下記に示すページの「検査開始」をクリックすることから始まる。

 

唾液採取開始ページ

 

その後、いくつかのプロセスを経て接種が完了して梱包までが完了すると、次の様に表示される。

この「結果待ち 通常数日後に通知」欄の表示が検査後に「陽性、陰性」などに変わる。

 

 

唾液採取終了後の表示

 

検査が終了すると、その旨がスマホにSNSにて連絡が来る。アプリを立ち上げると「結果待ち 通常数日後に通知」となっていた欄が、次のように変わる。小生の場合は、「陰性(ウイルス検出限度以下)」と変わっていた。

 

 

検査終了後の連絡

 

このPCR検査の感度や特異度は不明なので、偽陰性や擬陽性がどの程度なのか分からないが、一応信じることにしよう。

 

これを個人で行うとすれば、下にあるように6,050円と送料の負担が発生するのだが、今回のこの検査は検査材料費から輸送費に至るまですべて無料だ。

 

キット構成と市販価格

 

この様なモニタリングは、不顕性罹患者の検出を行うローラー作戦として極めて有益であり、モニタリング参加意思の確認時点で、検査結果が陽性であった場合の具体的な処置に関するアドバイスに従う旨、問われるので、その意味でも行政は更に予算を使って検査規模を広げるべきと思う。