プロムナード -6ページ目

プロムナード

古いこと、新しいこと
いつでも、どこでも
思いつくまま、気の向くまま

新型コロナウイルスのワクチン、先月の第一回目に続き、二回目を接種した。ワクチンは武田薬品が製造するモデルナのワクチンだ。接種会場は大手町の合同庁舎、自衛隊大規模接種センターである。

 

接種会場

 

ちょうど東京が梅雨明けとなった昨日、久しぶりに晴れた空の下で、東京駅から接種会場へと向かうリムジンバスに乗る。皇居前をパスして合同庁舎に行く経路は一回目の時と同じ。僅か10分であるが、ちょっとしたはとバスツアーとなる。

今回の接種は第三接種班による接種であったが、さすがに自衛隊の管理下なので動線制御などは前回同様、しっかりしているので迷ったりすることはない。各接種会場のフロアー別に色分けされたクリアファイルをもたされたりするのも管理しやすいアイデアだ。

接種後、待機時間を経て外にでるまで、会場到着からおよそ40分だった。

その後若干の寄り道をして帰宅したのち、夕食をとって午後11時ごろ、二回目接種のお決まりともいえる発熱症状が現れた。日本感染症学会の6月16日資料によると、有害事象(副反応もこれに含まれる)のうちの38.0℃以上の発熱症状はモデルナワクチンの場合、およそ40%とある。



モデルナワクチン(国内では武田薬品が製造)

 

出典:日本感染症学会


ワクチン: モデルナ
接種場所: 大手町合同庁舎自衛隊大規模接種センター
接種日時: 2021年7月16日、11:00

時間経過    体温        血圧   脈拍      SpO2
--------     ----       ----         ----           ----
13:08分後     36.8   
13:44           37.4         151/84        79              98
15:02           37.6         158/83        81              98
16:13           38.0         143/86        88              99
17:10           37.8         141/81        62              98
18:10        37.3           145/83        70             98

この様に小生の場合はピークが38.0℃だったのだが、この数字はかなり平均的かもしれない。その他の症状は、接種した腕がやたら痛いこと。あと、接種との相関関係が分からないものの、階段の上り下りの時に持病の膝が痛む。発熱と関節痛は次に示す日本感染症学会発表資料に明記されている。さらに夜の頻尿。これがやたら多く、朝体重計ったところ、寝る前よりもなんと600gくらい減っていた。

モデルナのワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)という方法であるが、これはワクチンのSタンパクRNAが注入されるとヒトの細胞のACE2受容体と結合して取り込れ、細胞内でSタンパクが再形成されて細胞から放出されたあと、樹状細胞などの免疫細胞がそれを察知して抗原提示を行い、その情報を受けたB細胞が直ちに中和抗体を産生するというメカニズムを使うものだ。

これらの副反応は、なぜ起きるのか。

まず第一回目の接種を行うと少し免疫がつく。この接種を免疫細胞が記憶しているということにはなるのだが、短命である場合が多いので、長寿命の免疫細胞を生成するために2回目の投与が行われる。

 

二回目の接種では免疫反応が起きやすくなっているために、それこそ昼夜を問わぬ中和抗体製造ラインがフル稼働し、強烈な反応が生じるのだが、それが有害事象として発現するのが副反応である。つまり、二回目接種後はその生産ラインの稼働がハンパなく、ある意味母体の状態などを無視してでも大量生産に集中する結果として、二回目の接種後の副反応の方が、より強烈な反応となっているということらしい。注入されたワクチンはホンモノのウイルスではないのだが、そう信じてせっせと中和抗体を産生している免疫細胞、なんともいじらしい。


有害事象というのは、ワクチン接種に伴って発現する「好ましくない事象」のことで、副反応もこれに含まれる。逆に有害事象にはワクチン接種との直接的な因果関係などが不明であってもカウントされる。つまり、例えば接種したあとで交通事故にあった様な場合、ひょっとするとワクチン接種によって注意散漫になっていたからということもあるかもしれないし、ゼンゼン別の理由かもしれないが、とにかく接種後に起きた有害な事象ということでカウントされるということだ。

これは重要な方法で、すなわち現時点で解明されていない因果関係も列記しておけば、いずれワクチン接種との関連性が解明されるようになる可能性もあるから、ワクチン接種とは関係ないかも、とは思わず、有害事象はそのままカウントしておくべきだろう。

副反応は、病原体に依存する反応ではないので、多くの場合はそのままにしておいても治癒する。もちろん個人差はあるが。小生は、およそ30時間後に熱は平熱へと回復した。関節痛や上腕の痛みはまだ解消していない。これらは免疫細胞の働きによるものというより、派生的な現象だからだろう。ただし、これも病気ではないので、いずれ回復すると思う。

なくなってしまったソフトを探す。

使い慣れたアプリケーションソフト、使い勝手や機能はともかく、長いこと使い続けていると手になじんでくる。パソコンを買い替えても、そのソフトは必ずインスコして使い続ける。お互いの癖を知り尽くしているから、使い勝手はいいに決まっている。もしかすると他のソフトの方が使い易いかもしれないが、それを習得するのも面倒だし、よっぽどのメリットがない限りは使い慣れたソフトで良いと思う。

ところが、問題が発生することがある。それはパソコンを入れ替えた時に、インスコ用のソースが見つからなくなったときだ。

小生、デジカメの管理ソフトとして、長いこと富士フィルム社製の「Fine Pix Viewer」を使い続けているのだが、最近パソコンを入れ替えた時、インストーラソフトの入っているCD-ROMが見つからくなったのだ。仕方がないので、それに近いソフトを入れてみたのだが、どうも使い難い。機能的には多くの利点があるのは分かるのだが、どうも使い勝手が悪いのだ。慣れもあるだろうが、慣れるまで苛つく方が精神衛生上よくない。

 

そこで、Webにないか探してみた。すると、つい数年前まではメーカーサイトからダウロード出来た様なのだが、メーカーがサポートを中止した段階でダウンロードもできなくなっていることが分かった。しかも、窓の杜の様なライブラリサイトにもないのだ。

これは万事休す。他のソフトに慣れるしかないかと諦め半分で、ダラダラと海外サイトも探ってみた。すると、日本メーカーが取り下げたそのソフトを、今でも掲載しているところがあったのだ。

 



 

それはSoftpediaというルーマニアに拠点を置くWebサイト。もちろん、そこからダウンロードして何か起きても、それは自己責任だ。事前に調べてみると、Wikipediaにも紹介が記載されている。

https://en.wikipedia.org/wiki/Softpedia

ホントにダウンロードできれば御の字と、やってみたところ、何の制限もなく滞ることもなく、ごく簡単にダウンロードが完了した。


一応、変なものが付いていないことを確認し、インストールしてみた。インストール中に余計なアプリのインストールをさせることもなかった。

結果は全く問題なく、以前使っていたソフトがそのまま再現できた。つまり、なくしてしまったCD-ROMに書かれていたアプリソフトが、再び入手できたわけだ。

これは相当に有難い。久しぶりに手になじんでいたアプリソフトが使えるようになった。

「何かあったとしても自己責任」という前提で、おススメできるアプリの宝庫サイトである。
 

資源の再活用として、リサイクルショップの家電コーナーが盛況だ。実際、古いというだけで完動品が多く並び、ジャンクとして売られているものも、全部の機能を使わないつもりでいれば、或いはほんの少し修理すれば問題なく動くモノもたくさんある。

そのほぼ100%は、少なくとも電源プラグをコンセントに挿した時に火花を散らしてショートする、なんてことはないはずなのだが、万が一ということもないわけではない。自宅にある古い家電はもとより、リサイクルショップで売られている商品も、ジャンク品であるという条件で調達しているわけだから、電源投入に伴う事故はすべて自己責任だ。

その様な理由で、とりあえずショート事故だけは回避すべく、インラインヒューズ付延長コードを作成した。

 

 

と言っても、電源プラグとコネクタボディ、ヒューズホルダとヒューズだけで構成できるので低コストで作成できる。ヒューズは標準的な管型ヒューズで、必要に応じて1A~10Aから選んで封入すればよい。

これを間に入れて電源投入すれば安全だし、安心が得られる。
 

前回投稿した超常現象遭遇の体験を基に、検証作業を進める予定。

 

https://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-12677101260.html
ここで紹介した超常現象を検証すべく、スイッチを切っても淡く光り続けていたLEDペンダントライトのソケットから直接電圧を引き出すため、口金E26のソケットに細長い絶縁チューブをつけ、電源コードを通して口金の内側にはんだ付けした測定治具を作成した。電源コードの反対側にはコネクタボディをつけてワットチェッカーを接続出来る様にしてある。因みにこのチューブは、サイリウムの交換用チューブを流用した。
これにて四十九日の準備は万端。


願わくば、超常現象が生じている最中に電圧も電流もゼロであることを期待したいところである。

 

乾電池を使った機器、新品の乾電池を入れてからどの程度使えるかというのは、取説などに「およそ」としての時間が書いてあることもあるが、多くは書かれていない。

その時間を推定するためには、電流がどの程度流れているのかを測定する必要があるが、電圧測定と比較して電流を測定するためには、機器の電源供給回路を切断して電流計を直列に挿入しなくてはならないので、結構敷居が高い。

そこで、乾電池駆動機器の電圧電流を簡単に計測する装置を作成した。

 

 

 



構成としては極めて簡単なものだが、同様なものは市販されていない様なので、あると重宝だ。

製作するにあたり、電圧電流表示パネルの電源電圧は4.5Vが必要となるので、外からUSB電源を取れるようにした。また、単三でも単四でもスイッチ切り替えにて測定出来る様に、両方の電池ソケットを用意してある。両方とも4本まで入れられるソケットを使っているので、ダミー電池を挿せば1.5Vから6Vまでの電圧供給機器の電源として、電流が測定できるようになっている。


先日義母が他界したのだが、その通夜に不思議な事に遭遇したので記しておく。根っからの理系人としては解せない現象ではあったが、家族全員で経験したので夢事でなく、事実。恐らく科学的に説明できることなのだろうとは思うが、まだ謎である。

その現象とは、家族葬にて執り行われた通夜の後、久しぶりに拙宅に息子たちも全員が集まって食事をしたときのことだ。

ふと廊下にあるペンダントライトを見ると、廊下のスイッチが切れているにも拘らずLED球が淡く光っているのが見える。不思議に思い、廊下のスイッチを入れると普通に光るが、スイッチを切っても完全には切れず、淡く光り続けている。家族全員で見たことだから、見間違いなどではない。

 



ケーブルなどの寄生的な静電容量に起因して過渡現象的に残留電圧が発生し、スイッチを切っても電線に蓄積している電荷が消失していないのでその電荷(電子)がエネルギーを得て電荷が消失するまで発光することはある。それは知られていることだ。しかし、家庭用の商用電源である場合などは残留している時間というのは短い時間なのだが、今回の場合、ずっと発光し続けていたのだ。この様なことは過去、一度もなかったことである。

この様な場合、考えられることの一つは漏電なのだが、チェックすべくLED球を別のものに変えると現象は発生しない。もちろん淡く発光していたLEDを別のところに挿入してもスイッチをオフにすれば光らない。なので漏電しているとは考えにくい。光り方はごく淡いので、漏電しているとしても低電圧での漏電ということになるのだが、ソケット部分にて分圧しているというのも考えられない。一方、そのLED球を別のソケットに挿すと、普通に光り、普通に消える。

つまり、そのLEDを廊下のソケットに挿した時にだけ、スイッチを切っても光り続けるのだ。しかも淡い赤い光でずっと。。。


更に驚くことが発生した。子供たちが帰宅したとたんにこの現象は消滅したのだ。つまり、子どもたちが集まっているときにだけ光り、彼等が帰ったあとは全く再現しなくなってしまったのだ。もちろん、その後一度も再現していない。


これまで知られていない現象に遭遇した場合、科学的に解明するにあたり最も大切なことはその現象を再現させて検証し、仮説を立証するということなのですが、それが全く出来ない。何か、妙にオカルトっぽい話だが、これは紛れもなく事実だ。家族全員がそれを見ている。

これは物理現象として現代の科学ではまだ解明されていない、「別」のエネルギーが注入されたことによって発光していたと説明することもできるが、それが何なのかわからないと話にならず、ただのオカルトになってます。

このことを人に話すと、「それは義母さんが『一緒にいるよ』と、アピールしているんだよ」などというが、理解できる科学的説明にはなっていない。

この現象は何だったのか、なぜ発生したのか、そしてなぜお通夜というタイミングで発生したのか。過去にこの様なことは起きたことがあったことがあるのか。。。

お寺の住職にこのことを話してみると、こういう体験を宗教的体験というらしい。アドバイスとしては、「科学的に解明してもいいししなくてもいいし、いずれにせよ、そのことと義母さんのお通夜ということとは、偶然にせよ重なったという事実であるし、そのまま受け入れるとよいのでは」とのこと。確かにそうだ。また、その体験をしているときに、恐怖心を全く感じさせなかったことも、宗教的にも重要なのだそうだ。なにしろ、事実なのだから。

学生の頃、電磁気学の教授の退官講演が学内で行われたのだが、その時の演題は「エクトプラズムの電磁界解析」とかそんなテーマだった。階段式の大教室での講演は立ち見も出る満席で、教授はスライドを使って死体から浮かび上がるプラズマ的な光や念写に就いて、心霊現象自然科学として黒板に向かって数式を書き続けたのだが、あまりに難解な講義に聴講生には「??」であった。しかし「あの先生が言うんだから、なんかあるんだな」というところが正直な感想だったのだが、今回、ふとそのことを思い出した。

フシギな現象、それが解明できないとオカルトと言われるだろうが、説明できない現象はいっぱいあるのだろう。

ひょっとすると義母は、そんなことを教えに来たのかもしれない。

さいたま新都心駅のコンコースにて内閣官房と埼玉県のコラボによる「新型コロナウイルス感染症モニタリング検査」への参加が呼びかけられていた。

 

さいたま新都心駅コンコースでのモニター受付



これは即ち、無症状である参加者の唾液をPCR検査して不顕性感染者をあぶり出そうという作戦の一つではないかと思うが、不顕性者の中に、想像以上のスーパースプレッダーがいるという事実を鑑みれば、ワクチン接種と同等くらいに重要な作戦だろう。

 

モニタリング検査主旨に関するパンフレット


やり方としては、唾液を専用ケースに入れて郵便局へ持ち込めば、数日後に陽性陰性判定結果をスマホアプリ画面上で表示されるというシステムで、参加表明するとその場でアプリをダウンロードして各種設定登録が行われ、検査キットが手渡されるというもの。もちろん無料である。

 

郵送された唾液の検査は千葉県にあるSB新型コロナウイルス検査センター(株)にて行われ、結果はアプリで連絡される。

SB新型コロナウイルス検査センター(株)
https://sbcvic.jp/
 

キット内容
 

このキット配布場所は、現地での混乱などを回避すべく事前の予告はしないらしいが、市中感染のモニタリングという意味で、ランダムサンプリングとしても正しいと考えられる。


ところで、このキットに含まれる手順書には唾液の採取後の梱包や発送に関するプロセスが細かく記載されているのだが、肝心の唾液採取方法については採取器に付属されている英文のマニュアルのみというところが、如何なものかという気がする。


このマニュアルには、具体的な採取に当たっての注意事項、例えば採取すべき量や方法などが書かれており、モニタリングする上では最も重要なところなのだが、英文のままでよいのだろうか。スマホでQRコードを読み込むと動画で説明があるとはいえ、慣れないと何度も動画を再生し直す必要があるのは手間だ。ハードコピーの用意があれば、じっくり見ることが可能となる。

このモニタリングは老若男女を問わずサンプリングする方法なので、英文解釈できる人ばかりではないだろう。そういう意味では、そもそもスマホを持っていることが条件となっているし、持っていたとしても自力でアプリをダウンロードするなどの使いこなしができていない人には、モニタリング参加のハードルは高いと思える。そうなるとサンプリングは無作為とならず、分布曲線的には若年層の比率が高いものとなってしまうという懸念も生じる。

なお、その後に唾液検体採取の日本語のマニュアルを探してみたところ、SB新型コロナウイルス検査センターのWebページに掲載があったので紹介しておく。できればこのハードコピーを追加すると、分かりやすいマニュアルになると思う。

 


和文化された資料(この資料は同梱されていない)
https://sbcvic.jp/system/files/cvic/pdf/manual.pdf



この和文資料はかなり詳細に書かれているが、英文にある"It is recommended to vomit from the throat"、すなわち「喉の奥からゲロ吐くようにして採取するとよい」というところが割愛されてる。喉奥はウイルス量が多いことが報告されている様なので、重要だと思われるが、この商品は新型コロナウイルス専用ではないから一般的に書かれているということかもしれない。

 

サンプリングされた唾液と保護液との混合状態


それと、サンプリング方法についてだが、埼玉県民は700万人以上いる中で今回のモニタリング会場のさいたま新都心駅利用者数は一日11万人。一方、埼玉県全体での感染者数は一日当たり250人程度なので、不顕性罹患者の検出、更にその中でのスーパースプレッダーの炙り出しは相当限定的ではないだろうか。徹底的な洗い出しをするのであれば、もっと大々的に、しかも短期間で検査を行える掃討作戦が必要と思われる。

郵送する手段はかなり本格的なものだ。唾液採取した容器を青い密閉式パウチに入れた後、BioHazard(生物学的有害物質)と書かれたBarria Pouch(治験検体を安全輸送できる耐圧・密封袋)に入れ、更にDangerous Goods(危険物)と明記されたBARRIA BOX(輸送箱)へ収納して郵便局へ持ち込むという三重包装で、これはIATAの包装基準650(PI650)に適合しているらしい。つまり、臨床検体や治験検体の航空輸送容器として適用されるという本格的なものとなっている。実際、この容器の中には新型コロナウイルスが採取されている可能性もあるわけだから、当然のことかもしれない。

 

 

二重のパウチで封印

 

郵便局へ持ち込むための輸送箱

 

唾液検体採取は、スマホのアプリを開いてその指示に従う。下記に示すページの「検査開始」をクリックすることから始まる。

 

唾液採取開始ページ

 

その後、いくつかのプロセスを経て接種が完了して梱包までが完了すると、次の様に表示される。

この「結果待ち 通常数日後に通知」欄の表示が検査後に「陽性、陰性」などに変わる。

 

 

唾液採取終了後の表示

 

検査が終了すると、その旨がスマホにSNSにて連絡が来る。アプリを立ち上げると「結果待ち 通常数日後に通知」となっていた欄が、次のように変わる。小生の場合は、「陰性(ウイルス検出限度以下)」と変わっていた。

 

 

検査終了後の連絡

 

このPCR検査の感度や特異度は不明なので、偽陰性や擬陽性がどの程度なのか分からないが、一応信じることにしよう。

 

これを個人で行うとすれば、下にあるように6,050円と送料の負担が発生するのだが、今回のこの検査は検査材料費から輸送費に至るまですべて無料だ。

 

キット構成と市販価格

 

この様なモニタリングは、不顕性罹患者の検出を行うローラー作戦として極めて有益であり、モニタリング参加意思の確認時点で、検査結果が陽性であった場合の具体的な処置に関するアドバイスに従う旨、問われるので、その意味でも行政は更に予算を使って検査規模を広げるべきと思う。

 

 






 

先日、ルミカから発売されているルミエース2オメガという、RGB+WのLEDを用いたサイリウム(ペンライト)の消費電力を色別に測定して投稿したが、このルミエース2オメガはLEDの導光体であるチュープを含む本体、そしてハンドストラップも完全な白無垢状態な商品だ。

 

購入時の形状を次に示す。

 

 

この商品の売りであるRGB+Wの発色別の消費電力については、次のページに詳細なデータを公表してあるので、興味あれば参照していただきたい。


改訂版:サイリウム(ペンライト)発色別消費電力比較 ー ルミエース2とルミエース2オメガの比較


白色光はRGBという三原色の混色で生成するのではなく、独立した白色LEDを搭載しているので、電池がヘタってきても白から赤への色の推移がなく、暗くなっても白を保ち続けるところが大きな特徴となっている。

 

ところで、このルミエース2オメガは、導光部分のチューブがスクリュー式に取り外しできる上、別途チューブだけ単体で調達ができるため、ペインティングによるカスタム化が可能なサイリウムでもあることが大きな特徴となっている。

 


ルミカエース2オメガ
 

そこでオリジナルの乃木坂46用サイリウムを自作した。「ナンチャッテ・オフィシャルグッズ」である。製作にあたっては、なるべくコストをかけないで作成するということを目標とした。

 

スクリュー式チューブ


まず手始めに、チュープに推しメンの名前を貼り付ける事から開始。名前のフォントはオフィシャルグッズで使用されているフォントを参考にして選び、透明なラベルシートにプリントする。カスタムメイドだから、色は自由に選べる。今回は推しメンカラーである紫とスカイブルーの二色とした。

 

このように、二色を別々に使えることがカスタムのメリットである。

 

オフィシャルグッズの場合、色は単色のみだ。もしも推しメンカラーが白の場合には、名前の輪郭を紫にして中を白くしてもいいだろう。黄色などの淡い色の場合も同様だ。そうすれば、消灯しているときでも推しメンの名前が読み取れるようになる。

ラベルシートはELECOMやエーワンなどから出ているはがきサイズの耐水性のある光沢ラベルシートを使用した。このサイズはチューブ部分の長さとほぼ同じなので、プリントされた字の大きさのイメージが掴みやすい。

インクジェットプリンタで印字したあと、カッターナイフで切り取ってチューブに貼る。透明といってもほんの少しだが乳白色だ。といっても、貼られた部分の光度が減衰するというほどではないので無視できる。今後、もっと透明度の高いラベルシートがあったら試してみたい。

このシールを気泡が入らない様に貼るのだが、シート自体に比較的厚みがあるので、簡単に気泡なく貼ることが可能だ。

 

交換用の市販導光チューブ

 

次はハンドストラップのカスタマイズ。

オリジナルのハンドストラップは、これも白無垢だ。そのままだと使用するに従って汚れてくるだろう。そこで色は乃木坂46のカラーである紫色とする。オリジナルに付属している白無垢のストラップを染料で着色してもいいのだが、これはこれで保管しておき、新たに作成することにした。

作成に当たっては市販のストラップを100均で調達し、ジョイント部分と紐の止め金具を外す。そして100均で売られている紫色のカラー紐を適当なサイズに切って止め金具でかしめた。これを白無垢のオリジナルハンドストラップと交換する。

作成後、実際に装着してみると、使用感としては問題ないもののポリエステルの紐が少し華奢なため、今後使用を重ねると摩耗して切れるのではないかという危惧が起きた。もう少し丈夫な方が安心だ。

そこでオリジナルのハンドストラップの様に平たくて丈夫な紐を探したところ、100均の靴紐がそれに相当することが分かった。紫色はなかったので白色の靴紐を調達し、乃木坂46のチームカラーである京紫に一番近い染料をネット販売で購入して着色させた。ストラップとなる素材は靴紐なので、それなりの強度はあるために耐久性はありそうだ。

 

調達した染料はこの染料である。



染料なんぞ初めて使ったのだが、要は染まればいいということで、少量の熱湯で染料を溶かし、そこに白い靴紐を浸して着色を行った。10分くらい漬けておき、取り出してから洗浄。解説書を見ると中性洗剤で洗えとあるので、台所にある洗剤で洗った。その後何度も水ですすぎ、色落ちしないことを確認してから、ジョイント部分の部品を通して止め金具でかしめた。

こちらの方が丈夫な感じのだが、装着するとなんとなくごわつき感がある。オリジナルに比べると少し硬いので着けたり外したりがちょっとやり難いのだ。慣れてしまえばいいのだろうが、なんとなく貧乏くさい。しかも染色初心者だからか、着色に関してムラがある。それはそれで手作り感があって悪くはないのだが、そのことよりも望んでいる着色よりも少し薄いのだ。紫は紫なのだが、淡い。もう少し濃い色が欲しい。

そこで、もう少し染料を濃くして染色を再トライしてみたのだが、殆ど色の変化がなかった。つまりこの染料ではこの色が最大値のようだ。

なのでここで妥協してもよいのだが、なんとなくもっと濃くしたいし、それよりもごわつき感を何とかしたい。ということで、思い立ったのが最初から紫色である靴紐があるのではないかということ。早速靴屋へ行き、紫の靴紐を探したところ、イメージとぴったり合う色合いの靴紐を見つけることができた。

 

靴紐だから、それなりの強度があってしかも柔らかい。着色もしっかりしていてムラがない。さすがにこのクラスになると100円ではなく350円であったが、色や材質は文句なしだ。これを適当な長さに切って先ほどの止め金具で圧着させて再度作成してみた。

これらを並べてみる。一番左が商品同梱の白無垢ストラップ。次いで紫の紐で作成したストラップ、染料にて着色したストラップ、そして一番右が紫色の靴紐を使ったストラップ。こうやって比較してみると、見た目も使用感も一番右がよさそうだ。これであれば、もちろん色落ちもない。この一番右の、紫の靴紐によるハンドストラップを採用することにした。

 



 

これで完成だが、ついでにハンドブリップ部分に紫のビニールテープを割いて巻き付け、ワンポイントアクセントとした。これで推しメンバージョンが完成。

 

推しメンカラー版サイリウム

 

先に述べたように、このカスタムメイドのメリットはチューブに貼るステッカーが自由に作れることなので、オールマイティに使用できるように乃木坂46のロゴ付きのサイリウムのチューブも作成した。それがこれだ。

 

乃木坂46ジェネラル版サイリウム


これだけ見ると、オフィシャルもののサイリウムと比べても遜色のない出来となった様に思う。

 

いくつか試行錯誤による試作があったので若干コストがかかったが、それらの試作品なしで作成したとすれば、二本の交換用のチューブとラベルシート及び靴紐だけで出来るので、全部で1000円未満で作成可能だ。

 

完成形はこれ。字を浮かびあがらせて、グリップに装飾を施した。これ以上やると、切りがないので、ここまでとした。


 

 

以前、乃木坂464期生各メンバー別のサイリウムカラーと単位時間当たりの消費電力について実測した値を基にして先に投稿したが、リマインダとしてここに貼っておく。

 

乃木坂46 4期生サイリウムカラー別消費電力表

 

折しも、5月8日に開催される予定の4期生単独によるバスラ、バースディライブが配信とともに有観客でも開催されるという発表があった。東京都内は5月11日まで「まん延防止等重点措置」が取られるし、ライブ会場である幕張も似た様な状況であるとはいえ、入場者数も絞り込まれる上、久しぶりのリアルライブなので、チケットはこれまで通りすさまじい争奪戦となることが想像されるが、もしも当選したらこれを持参して参戦したいところである。

 

もしも当日にこのサイリウムを持っている人がいたら小生なので、ぜひ声をかけて頂きたい。

 

棚の奥にあったマンゴー缶詰、賞味期限をよく見ると「2014年の4月27日」とあり、もうすぐ8年目に突入。見るとスチール製の裏蓋は程よく腫れあがってきており、写真の様に賞味期限表示の文字が歪んでおり、破裂しそうな形相を呈してきたので、開封の儀。

 

 



 

蓋を開けた瞬間、「ボカっ」という音とともに勢いよく蓋が開き、手が当たると切れそうになった。
中を観察すると、なんやら怪しげなマンゴーが。しかし、変な匂いはしないので、興味津々でちょっと口にしてみた。

 


 

ううむ。なんかマンゴーとは違う味がする。なので飲み込むのはやめて、缶の中身を全部取り出したところ、裏側には写真の様に錆が発生、しかも缶が膨らんでいるということは、「何か」良からぬことが起きてるという感じ。

 

 



 

以前、製缶会社に勤務していた友人がいるので、この現象に関する見解を聞いてみたところ、いわゆる飲料缶や食缶などは内容物を保護するために塗料がコーティングされているのだが、そこに極小さな傷などがあれば金属溶出が始まり、腐食→錆として体内に入る事になるという。

缶詰は製造工程で完全殺菌後に脱気するので、中は無菌無酸素状態であるため、原理的には腐敗も腐食も起きないのだが、この微小な傷というのがどうしても起きるため、特にプルトップ型の場合は、缶がスチール製といえども切り欠き部分にその傷に起因して微小な錆が生じ、脱気が不完全になってしまうこともあるらしい。

ま、いずれにせよ、缶詰は賞味期限を超えたらなるべく早いうちに食べた方がよいということの様だ。
 

首都圏に住んでいる人以外だと、「日暮里」を正しく「にっぽり」と発音できる人は少ないかもしれないし、崖線:がいせんという言葉もあまり馴染みのない言葉だろう。崖線とは、読んで字のごとく「がけ」の事で、段丘の縁端に沿って続く崖のことを学術的に「崖線」という。

東京は広大な関東平野にあるため、平坦な土地と思われることが多いが、実際には意外と起伏がある。しかし、とりわけ東京都内は宅地造成が著しく進んでいるため、坂こそ多く見かけるものの崖を見ることは殆どない。あっても私有地の裏にあるのが殆どだから、そこに立ち入って見ることはできないのだ。ところがその崖をはっきりと観察できる場所がある。その崖が日暮里崖線である。

JR京浜東北線を上野から赤羽方面へと北上すると、車窓左側にはずっと崖が続いていることに気づく。とりわけ鶯谷駅や日暮里駅、田端駅などは、線路を挟む反対側が石垣の壁が続いており、電車はその崖の下を走っていることがわかる。ところが、上野以南になると電車は崖を離れて高架の上を走る様になり、一方、赤羽より北へ行くと、電車は崖を離れて荒川の鉄橋を渡り、崖の姿はそこにはない。このように崖は上野から赤羽までの間にだけ存在しているのだ。

この崖は縄文前期(6000年前)の間氷期(温暖気候)に武蔵野台地の東縁である上野台地がこの付近まで奥まっていた東京湾(奥東京湾と呼ぶ)の海の波で海蝕された跡だ。すなわち、現在の京浜東北線は当時の海岸線にある崖の下を走っていることになるのだ。

ここが海岸線であるが故、崖の上には多くの貝塚が存在している。かつて縄文人たちはこの地で生活を営み、江戸時代にはかなたに日光連山や筑波山、反対側には富士山や秩父多摩の山々を眺める風光明媚な名所として栄えていたのだ。そして戦時中にはその崖に防空壕が掘られた。小生が子供の頃にはその防空壕で遊んだ記憶がある。この様な人々の歴史を刻んできたこの崖を、当時の景観を想像しながら写真に収め、稚拙ながら文章にまとめてみた。

 

この崖線については多くの文献があるが、現地の写真を取り入れたり、空から鳥瞰的に見た景色をふんだんに入れたものはあまり見かけないので、その辺りにフォーカスしてまとめている。

 

 



 

実際にまとめてみるとかなりのページ数となり、ブログにそのまま掲載することができないので、pdfファイル化してGoogle Drive上で公開することにした。次に示すリンク先にアクセスすれば、文書をダウンロードできると思う。上野から鶯谷、日暮里、西日暮里、田端、上中里、王子、東十条、そして赤羽という駅を追って北上し、崖に関連する地形地質や考古的な事柄、更に公開地図を基にして作成した断面図、Google Earthによる航空写真なども埋め込んで紹介してある。


この資料が当地の散策などでの資料になれば幸いなのだが、Google Driveを使って文書を一般公開するのは初トライなので、見れたかどうかのコメントを頂ければ有難いです。



https://drive.google.com/drive/folders/14lV2tIOoK_eyMmTj1pAVRTh6HBlXYAx1