成長に差を生み出す価値観 | あなたの心のお部屋はあなた色ですか?

RC Method代表万紀子さんの許可の元、blogを編集掲載しています。

 

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人が自分や他人を見て評価するとき、

だいたい2つの価値観に
分けられます。
 
「何を持っているか」
で測る価値観と
「何をしているか」
で測る価値観です。
 
私は勝手に
前者を「Haveの価値観」
後者を「Doの価値観」
と呼んでいます。
 
 
Haveの価値観というのは、
「何を持っているか」
例えば
 
お金
ブランド品
グレードの高い車
 
出身校
資格
勤めている会社、仕事
家柄
 
能力
技術
知識
 
有形無形を問わず
これらを「持っている」人はより価値が高い
という価値観です。
 
逆もあります。
 
◯◯ができない
◯◯を持ってない
虐待された経験
事故に遭った経験
心の傷
愛をもらえなかった経験
ツラかった経験
 
マイナス要素を「持っている」
ことによって価値が低いと評価します。
 
Haveの価値観で生きている方は、
持っているものが価値を左右すると思っており、
自分自身と自身に属するものの間に
癒着が起きています。
 
Haveの価値観を
持っていることの問題点は、
生産性のない障害者、病人は
より価値が低いとされることです。
さらには、
子ども、老人も、価値が下がるでしょう。
 
常に、
自分と他者
あるいは
他者とさらに違う他者との比較が入ります。

 

自分より多く持つ人に会うと
劣等感を持ち、ねたみ、そねみ、
自分にないものを数えてしまいます。
 
大人な人は、一度それを抑え、
言葉を選んで無難に会話しますが、
実は何気ない単語に出てしまいます。
気づかず丸出しの人もいます。
 
障害者など社会的弱者を見ては
ああじゃなくて良かった、と思い
成功者を見ては、
自分がそうでないことに苦い思いを持ちます。
 
明日事故に遭って障害を持つかもしれない
来年大成功しているかもしれない
未来の自分の立場なんてわからないのに、
「今」持っているもので判断します。
 
 
一方、Doの価値観
「何をしているか」
ということを価値基準としています。
 
学歴、職歴、お金、家、車…
Haveの価値観ならばそれを持っている
ことが価値ですが、
Doの価値観では、
「それを使ってどうするか」
ということなので、
使わないなら必要ありません。
 
仕事に学歴は関係ない
というのは、
このDoの価値観からです。
 
東大を卒業しても、
東大で学んだことを仕事で活かせないなら
何の役にも立たないし、
中卒だって、きちんと責任を持って
仕事ができるなら、
それでいいじゃないか、
という考え方です。

 

 
Haveの価値観を持つ方と
Doの価値観を持つ方の

心の動きの違いは、

時間の流れを意識しているか、です。

 

Doの価値観は、
変化することを前提に
人も自分も見ています。
 
Haveは
良い学校に入れば大丈夫
良い企業に入れば大丈夫
結婚すれば…
家を持てば…
「こうすれば大丈夫」
という囲いを求め、
そこに安住したがります。
 
生活のあらゆる場面で
止まりたがります。
 
Doは動きたがります。
 
この違いが
考え方も、その先の成長にも
差を生み出しています。
 
 
これは、生まれつきなのでしょうか
今からでも変えられるのでしょうか。

 

 
これは、
自分で選ぶことであり、
生まれつきなど
最初から備わっているものではありません。
 
全ての人に
HaveとDoは混在しています。
 
私も
100%Doの価値観で生きているかといえば
そうではありません。

 

私は、自分の中に
Haveを見つけてはそれを捨て
Doに入れ替える作業を続けています。
 
一度捨てれば良いこともあります。
毎日入れ替える必要があるものもあります。
 
つまり日々選択し、行動をしています。
 
 
 

参考記事

Haveの価値観

Haveの価値観の問題点

Doの価値観

Haveの価値観とDoの価値観

100%はない