誰かにひどいことをされても、そのされたひどいことは、ひどいことをした本人に還ります。 | あなたの心のお部屋はあなた色ですか?

RC Method代表万紀子さんの許可の元、blogを編集掲載しています。

 

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もし、誰かにひどいことをされたとしても

あなたがわざわざ仕返ししなくても
必ずあなたがされたひどいことは
本人にかえるという法則があります。
 
原因と結果の法則です。
 

要は

やったことは本人の頭上にかえる

という法則。

 

 
そして、
原因と結果の法則では、
”されたこと”はカウントされません。
 
例えば叩かれたから叩き返した
という場合。
叩かれた、ということは
カウントされません。
 
叩き返した、ということに対して
法則が発動します。
 
あなたが叩き返した
ということに、
報いが来るということです。
 
 
過去に心のお部屋を荒らされて
解決できずにいる人は、
 
自分がされたと同じように
他人の境界線を侵害し荒らしにかかるか

 

自分がされたまま
自分に対して荒らし続けるか
 
だいたいこの2パターンの行動を見せます。

 

あるいは、両方です。

 

本人の自覚、意識に関わらず
そこには怒りと悲しみがあります。
 
これを解決するのには
ゆるし、しかありません。
 
でも
ゆるすのは非常に難しいことです。
ゆるせないから、争いが絶えません。
ゆるすことができれば
どんなに楽になるでしょうか。
 
過去にひどいことをされたことを
ゆるしなさい。
 
と言われたら、
拒否反応を示す人がほとんどです。

 

「許す」、「赦す」
日本語では、ゆるすという言葉に
たくさんの意味を持たせていますが
便宜上ここでは
許すと赦すを使い分けたいと思います。
心の問題を扱う上でのことです。
 
許すというのは
許可する、してもいいと認める
という意味を持ちます。
 
過去にひどいことをされたことを
ゆるしなさい。
と言われたら、
そこには、
「また同じことをされてもいいと認める」
あるいは
「その人がひどいことを続けてもよい」
という意味の許すも含まれて
感じられてしまうから
抵抗を感じるというのも一つあるでしょう。

 

 
赦すというのは
過去にされたことを水に流す、
ということです。

 

赦すというのは、
過去に起きたことに
縛られて生きるのをやめる、
ということです。
 
その人がこれからも同じことを
続けても良いと許可することではありません。
 
そして
赦すのもう一つの側面は
裁判官の席から降りる、
ということです。
 
繰り返しますが
やったことは
本人の頭上にかえるのです。
必ずあなたがされたひどいことは
本人にかえるんです。

 

恨み怒り悲しみを持ち続けると

それを動機として
つい仕返ししてしまったり
誰かに当たってしまったり
良くないことをしてしまいます。
 
そうすると
原因と結果の法則が
その良くない行動に対して
発動してしまいます。
少なくとも私の経験上
実際にあります。

 

被害者のはずなのに
さらに嫌なことがかえってくるなんて
たまりません。

 

赦す方が楽になるという理由が

ここにあります。

 
 
この法則が全人類に適用されている以上
どんな動機であれ
マイナスな行動をしてマイナスが
かえってくるより
プラスな行動をしてプラスが
かえってくる方が
良いと思いませんか?
 
そうはいっても
本当に赦すのが難しいできごとが
あることを私は知っています。

 

 

 

参考記事

原因と結果の法則

許すと赦す