心の境界線、一般的な男女の違い | あなたの心のお部屋はあなた色ですか?

RC Method代表万紀子さんの許可の元、blogを編集掲載しています。

 

* * *

 

「デリケートなこと」お気をつけてお読みください

では

親の関わり方が、境界線を形成するのに

大きな影響を及ぼすことに触れました。
 
次に境界線の男女差について少し見てみます。
 
一般的に
女子は群れたがる
とか
共感する能力が高い
などと言われます。
 
境界線がゆるめで、
他人と精神的距離が近めな方は多いです。
 
もちろん例外はあります。
例外は少し置いておいて、
一般的な女性のこの傾向の短所と長所を見てみましょう。
 
短所
彼氏のスマホを盗み見するなど、
他人のプライバシーに踏み込みやすい。
「私たち」という同調圧力をかけて、
個人の考え方や行動を認めない。
他人に干渉しやすい。
 
長所
赤ちゃんや老人など自分で
意思表示できない人の小さな変化に
よく気がついて、細やかに世話をできる。
人とのつながりを大切にして
コミュニティーを作り支え合うことができる。
 
 
では、一般的な男性の性質を見てみましょう。
縄張り意識(=境界線)がより強く
自分と他人をはっきり分けています。
もちろん例外もあります。
 
短所
境界線が縄張りという意識と結びついて
境界線を侵すことで支配しようとする。
他人の縄張りの中まで意識が及ばないので
共感したり世話をしたりがヘタ。
 
長所
自分の縄張りを荒らされるのがイヤなので
他人の境界線も尊重する。
自分のことは自分で、というのを
自分もできるし、
子どもに対しても促すことができる。
 
 
どうでしょうか。
男女共に、コインの裏表のように
同じ性質が良くも悪くも働きます。
他にもいろいろありますが
今は境界線にフォーカスしています。
 
これを子育てに当てはめるなら
女性は赤ちゃんを自分の一部のように
細やかに世話することができますが、
赤ちゃんが成長して、自分の意思を持つとき
干渉してしまうリスクがあります。
 
{A7A3492A-63DC-4087-8E40-9F3EA3F63199:01}
 
男性は赤ちゃんを細やかに世話するのは
とても難しいでしょう。
けれど、成長するにつれ、
子どもの意思を尊重し、
「やってみなさい」と手を放すことができます。
 
{DD3B4545-736F-4F5F-B3B4-7F241D53618E:01}
 
男女がお互いに長所で補い合うと、
子どもの成長に必要なことが
しっかり注がれることがわかります。
 
しかし、
短所が出てしまうと
子どもが一人の人間として
自分で判断する力を
奪ってしまう危険があります。
 
シングルの親の場合、
自分の不得意分野もがんばる必要が
ありますが、苦手と得意を知っておくのは
大事だと思います。
 
例外はいつもどこにでもあります。
 
例えば私はどこから見ても女性ですが
境界線が徹底していて
あなたはあなた、私は私、です。
 
女性の「一緒に」が苦手で
一人で行動することを好みます。
なので、子どもに対しては
少し距離を近めにとるように意識しています。
寄り添いや共感も子どもには必要ですが
私は気をつけないと、
そこをおろそかにしてしまうからです。
 
このように
自分を知ることによって、
足りない部分を助けてもらったり
つい出てしまいそうな短所を自制したり
することができます。
 
男女間においても
このことを知っていれば、
お互いに気持ち良い距離を
測りやすいと思います。

 

 

* * *

 

 

元記事

境界線 男女の違い