Haveの価値観の問題点 | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

以前、命の価値と行動で生み出す価値
でも触れましたが、

Haveの価値観を持っていると
成果がないと価値が下がります。

この問題点は、
生産性のない障害者、病人は
より価値が低いとされることです。
さらには、
子ども、老人も、価値が下がるでしょう。

口ではきれいなことを言うかもしれませんが、
心は差別、優越感、劣等感が
渦巻いています。

常に比較しているので、
自分より多く持つ人に会うと
劣等感を持ち、ねたみ、そねみ、
自分にないものを数えてしまいます。

大人な人は、一度それを抑え、
言葉を選んで無難に会話しますが、
実は何気ない単語に出てしまいます。
気づかず丸出しの人もいます。

障害者など社会的弱者を見ては
ああじゃなくて良かった、と思い
成功者を見ては、
自分がそうでないことに苦い思いを持ちます。

とにかく、
「今」しか見ていません。

明日事故に遭って障害を持つかもしれない
来年大成功しているかもしれない
未来の自分の立場なんてわからないのに、
今持っているもので判断します。

どうでしょう。
以上の特徴を見て、幸せそうでしょうか?

このような価値観では、
新しいことに挑戦しても、
まず失敗します。

理由は、もうひとつの価値観と
比較すると、自ずと解るでしょう。

実は、ほとんどの人が
この価値観にとらわれてしまっています。

ホリエモンや他の人が「思考停止。」
なんてサクッと言っているのは、
まさにこの価値観での発言に対してなんです。

ホリエモンの名前が出たので
彼を例にさせてもらうと、
彼の活動を「持つことが目的だ」
などというHaveの価値観を動機として見ると誤ります。

プロセスをきちんと見て
向かっている動線を追わないと
つまり、今で判断してはいけないんです。

Haveの価値観とDoの価値観では、
話しがかみ合いません。

Haveは止まりたがり
Doは動きたがります。

Haveは
「こうすれば大丈夫」
という囲いを求め、そこに安住したがります。

良い学校に入れば大丈夫
良い企業に入れば大丈夫
結婚すれば…
家を持てば…

生活のあらゆる場面に
止まる場所を求めます。

それで済めば、良いでしょうし
少し昔なら
そんな夢を見れたことでしょう。

でも今は、
大きな企業もつぶれます。
大きな災害だって
いつ起きるかわかりません。
明日の保証はありません。
何より
良いことも悪いことも
抱え込んで動きたくない状態は
楽しいでしょうか。

動きたくないので、
他人を動かそうとして
境界線を侵します。
動きたくないので、
環境が悪いといいます。

人間関係でも、問題を抱えます。

幸せじゃないと
思うんですよね。

では、Doの価値観はどうでしょうか。
次回に続きます。