DAIのブログ -17ページ目

これも政権交代の効果

高速無料化の経済効果 国交省、一転試算認める

さっそく官僚のウソが出て来た、これも政権交代の効果だろう。なぜ隠していたのか?これは、明らかに民主党に有利な試算だったためだろう。これからもこのようなケースが出てくるだろう。自分たちの都合のいいデータだけを明らかにし、そのデータに基づいて物事を進める。ある意味、学者が自分の論文を作り上げていく過程のようにも思える。数字と言葉を巧みに使う官僚たちに立ち向かうためには、相当な能力を必要とする。それだけに民主党の新人議員の人たちには、猛勉強をしてもらいたい。

活躍するダチョウ

ダチョウの免疫力“投入”…食中毒防ぐ「納豆」

ダチョウの抗体が使われたインフルエンザの防護マスクが、今度は「納豆」。とどまる事を知らない、ダチョウ力。人間には知る事の無い力が、まだまだ動物には隠れているのだろう。ダチョウの力を見出したきっかけがまた面白い。気になった人は「ダチョウ力」読んでみては?

ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活/塚本 康浩

¥1,365
Amazon.co.jp

コミュニケーション力の低下

KYイヤ…言葉で伝えず「察し合う」が人気

4日、文化庁の「国語に関する世論調査」が発表された。言葉で伝えるより、察し合って心を通わせることを重んじる人が、この10年で1・4倍に増えたと、おおむね肯定的な報道が多いような気がするが、果たしてそれでいいのだろうか?

若者に「大切」と思われるだけで「御の字」か……日本語

「日本語を大切にしている」と答えた人は、16~19歳が43.8%から72.2%に、20代が54.1%から70.9%に増えるなど、若い世代ほど増加が目立ったという。この数字どおりに捉えていいのだろうか?10代、20代の人の使う「大切」という言葉の意味や重みと50代、60代の人とでは大きく違う。調査では「破天荒」などの意味を正しく理解しているかどうかを調査しているが、それよりも日常使う言葉の意味を正しく理解しているかどうかの方が大事だろう。

自分は仕事で大学生と接する事が多い。そんな中、音楽観賞が趣味という大学生に「どんな音楽を聴くのか?」質問した事があった。その学生は『●●●●』というバンド名をあげた。そこで自分は、音楽性の似たバンドをいくつかあげて、他のバンドも聴くのか聞いてみた。するとその学生の答えは「聴かない」と「知らない」だった。いろんな音楽を聴くのかと思い「他にどんな音楽を聴くの?」と聞くと「他は聴かない」という答えが返ってきた。おそらく自分だったら、その程度で趣味が音楽鑑賞などと他人には恥ずかしくて言えないだろう。思わず自分は「それって、音楽鑑賞が趣味じゃなくて『●●●●』が趣味なんだよね?」と言ってしまった。

またこんな事もあった。映画鑑賞が趣味という学生に「年に何本映画を観るの?」と聞くと「1~2本」という答えが返って来た。ちょっと怪訝そうな顔をしてると。その学生はフォローのつもりか「映画好きなんですけど、あまり見ないんですよねー」と言った。おそらく自分たちが「趣味」と聞くと“習慣的に楽しんでる”と思うのだが、そういう感覚はないらしい。

この調査では、日本語を大切に考えている若者が増えてる一方で、本は読まなくなっているという。このことから想像するに、日本語の正しい意味や使い方を知らないままに成長してきた10代20代が、何となく自分たちの感覚だけで日本語を使っている、という事になってるのではないか。今、就職活動の場で若者のコミュニケーション力の低下が問題になっているが、この事と大きくかかわっているように思う。ようするに「言葉で伝えるより、察し合って心を通わせることを重んじる人」が増えたのは、言葉を使って人と心を通わせる事が出来なくなった人が増えているネガティブな理由からではないか。それ故に、特定の仲が良い人間としかつき合えず、社会に出て新たな人間関係が構築出来ない要因になっているように思える。

文化庁もマスコミも「破天荒」などの使い方に目を奪われていると、この調査結果の本質が見えないままになってしまうだろう。

まだ自民党政権

2010年の交渉妥結必要…WTO閣僚会合

国内は何かと政権交代の話題で持ち切りだが、国外では重要な会議が目白押しだ。このWTOの会議もその1つ。しかし、そこには日本の政治家の姿は無い、どうやら今の大臣が行っても、かえって混乱させるだけだという判断らしい。果たしてそれでいいのか?現在の大臣なり、引き継ぐであろう人物が出席すべきではなかったのか?グローバル化とともに、このような国際会議の重要性は高まっている。役人任せでなく、政治がリードしていかなくてはいけない。そうでなければ、ますます日本の存在感は世界の中で小さくなっていってしまうだろう。

またマスコミも民主党の権力の二重構造だ、とか自民党の混迷などを面白おかしく垂れ流すのではなく、しっかりと政治のあり方というものを考え、報道していくべきだろう。いずれにしろ、自民党の古い政治家同様にマスコミの頭もかなり古い。民主党が記者クラブを開かれたものにしていくというが、この事によっていい方向にマスコミ報道が進んで行く事を願いたいものだ。

言葉遊び

今や、いろんな川柳があって面白い。普段は人の作品を読むだけだけど、たまに自分で作ってみようと考え出すと、なかなか納得いくものが浮かばない。だけど、「浮かばないなぁ~」と思いながら考えている時間が、なかなか心地よく感じられる。ちょっとした脳の活性化。そのうち、納得いく作品が出来たら応募してみようか。

比例制の見直し

比例「棚ぼた」当選 1票の意思、ゆがむ恐れも

2005年の選挙で、自民党が勝ち過ぎ比例の名簿が足りなくて1議席が社民党に移った、という事があったが、今回は実に4議席でそのような事が起きた。

今回の近畿ブロックでは、民主は本来13議席獲得できた。しかし、最終的に比例名簿で2人足らず、2議席が他党に回り、みんなの党は1議席分の比例票があったが、唯一の比例候補の小選挙区の得票が有効投票総数の1割に満たず、比例復活当選の要件を満たさなくなった。そのため3議席はぞれぞれ自民党に2議席、公明党に1議席流れた。また、みんなの党は東海ブロックでも唯一の比例候補が同じ理由で当選できなくなり、1議席が民主党に流れた。

もともと比例は政党に投票するので、どのような理由があろうとも、その議席が他の党に流れてしまう事に疑問が残る。そのように感じるのは自分だけではないのではないのか?実際の民意を反映した議席数は、自民党117、民主党309、公明党20、みんなの党7、だった。民主党に入れたのに、自民党の議員が当選してしまう。どう考えても民意を反映していない。ならば欠員にしてしまった方がいいだろう。どんな制度にも欠陥はあるもの。すばやく修正して、民意を正しく反映するものにしてもらいたい。

20世紀少年 最終章

いよいよ公開が始まった『20世紀少年最終章』
前二作を見ているので、
ケジメをつける意味で行ってきました。

まだ公開まもないので、客席は満席。
意外に男性一人の客が多いのは、原作のファンか?

冒頭に前二作のダイジェストがついているので、
ストーリーを思いだしながら、最終章へ。
しかしながら、自分は原作を読んでないので、
この最終章は映画に入れないまま終わってしまった。
というのも、ストーリーとして構成を含めて破綻してるので、
原作を読んでいて、事前に流れや人物像をつかんでいないと、
何がしたいのか、全くわからない。
エンドロール後の長い映像で、巻き返しをしているけど、
時すでに遅しの感。

結局、原作ファンのための映画に終わってしまっている。
なんとも、もったいない気がした。

これは憶測だけど、脚本が原作チームがクレジットされているので、
映画的に上手くつくれなかったのでは?
原作が漫画でも小説でも、脚本に原作者の名前がクレジットされている時には、失敗作が多い。

やはり、同じようにみえて、
映画作りは多くの要素を含むので難しいのだ。


ココ・シャネル

今年はシャネルの創業100年という事で
シャネルに関する映画が3本封切られるとか。
そのうちの1本『ココ・シャネル』を観てきました。

ココ・シャネル(1883~1971)の出生から復活までの
約60年間が描かれている作品。

なかなか日本人には、ヨーロッパの時代背景がわからないので
今は何年頃を描いているのか見失ってしまいそう。
字幕でも、今が何年なのかは出てこない。
自分もうっかり、物語に出てくる戦争を
第二次世界大戦だと思い込んでいたけど、
「サラエボで皇太子が撃たれた」
なんてセリフがあったのを思い出し
第一次世界大戦なんだと後で気づいたり。

とにかくココ・シャネルに興味がある人は、
見て損は無い作品。
この時代は女性が成功するには難しい時代。
その中で生きて来た彼女は、
その存在自体がメッセージそのもの。

映画としての構成や編集、シナリオには
ちょっと荒い部分が多いけど、
十分に楽しめる作品です。

熊澤尚人監督による俳優ワークショップを開催!

「熊澤尚人監督による俳優ワークショップ2009」を開催します。
熊澤尚人監督による、全4日間の直接演技指導です。

【募集要項】
■講義回数:俳優ワークショップ4回
■日時:2009年9月27日、10月4日、11日、18日(全て日曜日)
■講義時間:各日14:30~17:45/休憩有り
■講師:熊澤尚人監督
■会場:株式会社REALWAVE会議室
JR・丸ノ内線・南北線「四ツ谷」駅、徒歩8分。
丸ノ内線「四谷三丁目」駅、新宿線「曙橋」駅も利用できます。
■受講料:35,000円(税込み)。
■受講資格:年齢制限無し、学歴・経験の有無は問いません。
 事務所に所属してる方も可。
■定員:20名 ※最小開催人数は10名

■特典:ワークショップ成績優秀者は株式会社REALWAVEに所属出来ます。(フリーの方のみ)

■申込方法:登録フォームに必要事項を記載し申し込んでください(先着順)
受講料の振込先をお知らせします。振込を持って参加確定と致します
●登録はこちらから↓
http://www.realwave.co.jp/topic/index03.html

【プログラム】
4日間、下記の4つをテーマに演技のレッスンを行います。
1:オーディション方式でのレッスン
2:基礎的な感情表現のレッスンとエチュード
3:即興演技、アドリブの難しさ
4:シナリオを何作品か使い、実際にカメラで撮影して、自分の演技を確認しながら
※演題は諸般の事情により変更の場合がございます。ご了承ください。

熊澤尚人監督プロフィール:
名古屋市出身。大学在学中から自主映画を監督し、いくつかの作品がコンテストに入選、映画祭に招待される。卒業後はポニーキャニオンへ入社。『スワロウテイル』、『リング』等のプロデュースに携わる傍ら自主映画の監督を続け、『りべらる』がぴあフィルムフェスティバルに入選。同社退社後、04年短編映画『Tokyo Noir -Birthday- 』でポルト国際映画祭最優秀監督賞を受賞する。05年には蒼井優主演『ニライカナイからの手紙』で劇場長編映画デビュー。以後、06年『親指さがし』、『虹の女神 Rainbow Song』、08年『雨の翼』、『DIVE!!』を監督。2009年の最新作『おと・な・り』(岡田准一・麻生久美子 主演) はロングラン大ヒット。

■主催・お問い合わせ
株式会社REALWAVE
Email:realwave@realwave.co.jp
〒160-0002 東京都新宿区坂町13-6 コンフォール四谷BF LASTRUM内
TEL:03-5363-1491(月~金11:00~19:00 *祝祭日除く)
FAX:03-5363-1492
http://www.realwave.co.jp/

種を撒かない人たち

4大マスコミと言えば聞こえはいいが、どこも斜陽産業となりつつある。その中でも一番規模の小さいラジオ業界は深刻だ。今の深刻な状況をリーマンショックを理由にする事も出来るが、その前からラジオ業界の危機は始まっていた。

様々なデータから、現在ラジオを聞いている年齢層は40歳以上の人たちだ。その中でも50~60歳代が多い。AMの70年代フォークブーム、FMの80年代ニューミュージック~ロックブームの世代の人が、現在ラジオを聞いているメインだと言ってもいいだろう。その当時は間違いなく10~20代の若者文化の象徴だったラジオ番組が、今や中高年のメディアとなっている。そのため、今は中高年に向けた番組や選曲、パーソナリティーの起用が増えている。

果たして、このままでいいのか?間違いなく50~60代の人たちは、この10~20年の間に減っていく。今のままでは、さらにラジオを聞く人口が減っていくという事だ。もし本気でラジオという産業を今後も残していきたいと思うなら、新たなラジオ聴取者を獲得する事が必要不可欠だ。そのためには、今までの価値観や経験を全て忘れて、1から番組づくりや番組を聞く環境づくりを考えていかなくてはいけないだろう。それが畑を耕し種を撒くという事になるのだ。

90年代後半から、ちゃんと手当していれば、このような状況居ならなかったかもしれない。もしかしたら今から種を撒いても遅すぎるのかもしれない。ただそれ以前に今のラジオ業界を見ていると、そこまで本気でラジオ産業を復活させようと考えている人がいるように思えない。