比例制の見直し | DAIのブログ

比例制の見直し

比例「棚ぼた」当選 1票の意思、ゆがむ恐れも

2005年の選挙で、自民党が勝ち過ぎ比例の名簿が足りなくて1議席が社民党に移った、という事があったが、今回は実に4議席でそのような事が起きた。

今回の近畿ブロックでは、民主は本来13議席獲得できた。しかし、最終的に比例名簿で2人足らず、2議席が他党に回り、みんなの党は1議席分の比例票があったが、唯一の比例候補の小選挙区の得票が有効投票総数の1割に満たず、比例復活当選の要件を満たさなくなった。そのため3議席はぞれぞれ自民党に2議席、公明党に1議席流れた。また、みんなの党は東海ブロックでも唯一の比例候補が同じ理由で当選できなくなり、1議席が民主党に流れた。

もともと比例は政党に投票するので、どのような理由があろうとも、その議席が他の党に流れてしまう事に疑問が残る。そのように感じるのは自分だけではないのではないのか?実際の民意を反映した議席数は、自民党117、民主党309、公明党20、みんなの党7、だった。民主党に入れたのに、自民党の議員が当選してしまう。どう考えても民意を反映していない。ならば欠員にしてしまった方がいいだろう。どんな制度にも欠陥はあるもの。すばやく修正して、民意を正しく反映するものにしてもらいたい。