マウイで
朝散歩。
この空気が
オアフとは
違って
心地よい。
どんな滞在になるか
楽しみです。
夫の仕事が不振な時には
ぼくたち夫婦は互いに好きな仕事をしながら、年300日以上、世界中を旅しています。
ずっと一緒にいるので
イヤにならない?喧嘩しない?といわれるけど
付き合った当初よりずっとずっと仲が良い。
そんな風に変われた理由、それはWAKANAとの「魔法の質問」でした。
ここからは
ミヒロ&WAKANAが対話形式で、原因や深層心理を掘り下げます。
あなたの問題を解決するときのヒントになると嬉しいです。
ケース6. 神田ちずさん(仮名 50代後半)
事業の資金繰りがうまくいかないらしく、夫がいつも「お金がない」と落ち込んでいます。
助けてあげたい気持ちはあるけれど、妻として夫に対してどう関わっていけばいいかわかりません。
何をしてあげたら、いいのでしょうか。
Mihiro&Wakana's TALK
WAKANA ミヒロも経営者として資金繰りが大変だったり、悩んだりする気持ちがわかると思うのね。
そういう時って、どんな心理状態なの?
ミヒロ 心に余裕がない状態かな。
WAKANA そういう時に、本当はどんな感じになりたいなと思う?
ミヒロ 心に余裕がある状態になりたい。
WAKANA だとしたら、たとえばまわりに関わる人達には、どんな関わりをしてもらうと、楽になれる感じがする?
ミヒロ 気にかけて欲しい。
WAKANA どのように気にかけて欲しい?
ミヒロ 同じ立場に立つって感じかな。
WAKANA 今ミヒロが言ったことがまさに答えで、相談者さんのパートナーは、いま絶望の世界にどっぷり浸かってしまっているのだろうね。
そんな時に妻としてどう旦那さんに関わるべきかというと、旦那さんをその絶望の世界から抜け出すい手伝いをして、彼が望んでいる状態の世界に連れ出すことだと思うの。
そのためにも、まずやらなければならないのは
「彼は今、何に対してもっとも不安に思っているのか」
「彼は今、どんな状況なのか」を知ること。
彼と同じ立場に立って、理解してあげるのね、
この「同じ立場に立つ」というのは、一緒に落ち込んで絶望の世界に行くことじゃなくて、彼が何に悩んでいてどういう状態かをきちんと把握するということ。
そうすることで、旦那さんの気持ちを本当の意味で理解することができるから。
同じ立場に立つっていうことが、すごく大事。
それだけでも旦那さんはだいぶ気持ちが楽になると思うんだよね。自分だけが抱えていたものを、パートナーと分かち合えるわけだから。
パートナーの状況を理解できたら、次にすべきことは、旦那さんが本当に望んでいる状態の世界に連れ戻してあげること。
ミヒロ どうやって相手が望んでいる状態の世界に連れ戻すの?
WAKANA これは通常であれば、ひとりでできることなんだけど、大変な渦の中にいる時って、ひとりでその大変な渦を抜け出すのって難しい。だから、
「どんな状態になったらいいと思う?」
「どんな状態だったら、もっと楽になれると思う?」
とパートナー自身が望んでいる状態が何なのか?自ら気づかせるような質問をしていくの。
そうしていくと、本人が自分で解決策を見つけて這い上がりやすくなると思う。
ミヒロ でもなかには、奥さんがどんな質問を投げかけても、どんな言葉をかけても愚痴しか返ってこなかったり、負のループにハマったりして、なかなか抜け出せない人もいるかもしれないよね。
WAKANA そういう時は、「それは大変だね」と相手の気持ちに共感した上で、こんな質問をしてみるのもいいかもしれない。
「あなたは今、負のループの世界にいるけれど、このままずっとその世界にいたい? それとも、そこから抜け出して、もっとスッキリした世界に行きたい?」と聞いてみるの。
やる気に変わるまで、時間も必要だと思うから
「どれくらいの期間、あなたは落ち込んでいたい?」
と聞くのもありだと思う。なんだかんだいっても、大変な状態にいた方が楽だと、本人が感じている場合もあるからね。
相手が客観的に、「自分は今どういう状態にいるのか」を自覚できるような質問をしてあげるのがいいと思う。
ミヒロ もしパートナーが本当に悩みに悩んでしまって、そこまで自分のことを客観視できるほど余裕がない場合はどうする?
WAKANA その場合も、もしかしたら、本人は無意識にもうちょっと絶望の世界にいたいのかもしれない。
まだ悩んでいる状態にいたいんだよね。
大変なときに自分が本当に望む状態に行こうとすることって、とてもエネルギーが必要だから。
これは私自身も気をつけていることなんだけど、相手がまだ負のループにいたいようだったら、
「相手を無理にいい状態にしない」
ということは大事だと思う。
相手のタイミングを待ってあげるのも、優しさなの、
もちろん「パートナーが苦しんでいる姿を見るのは嫌だし、早く助け出してあげたいという想いもある。
でも本人だけしか解決できないこともあるし、逆にある程度不安定になった方が、お尻に火がつくこともある。前を向くための踏み台になることもあるの。
底の底まで落ちた時に、
「もうこのままじゃダメだ! 何とかしなくちゃ!」
と本気で思って、初めて自分から動き出せることもあるから。
もしかしたら、このご相談者さんの旦那さんはあと2〜3ヶ月ぐらい悩んだら、自ら前を向き始めるかもしれない。
人によって前を向けるタイミングってあるから、その時期が来るまで、見守って、待ってあげることが解決の近道になることもある。
ミヒロ なるほど。じゃあ、その間パートナーとしてすべきことはあるかな?
WAKANA 大切なのは「自分をいい状態にしておく」ことかな。毎日を楽しむの。
ミヒロ たとえば絵を描くことが好きだったら、旦那さんが悩んでいても、楽しそうに絵を描いてもいいってこと?
WAKANA そう。むしろ楽しく好きなことをしていないといけない。
だって相手と一緒に落ち込んでしまったら、彼が望んでいる世界に引っ張っていけないでしょう。
相手が本当に望んでいる世界に引っ張っていくためには、自分自身が望んでいる世界に居続けないといけない。望んでいる世界に居続けるということは、望んでいる状態での考え方、捉え方を選び続けることや、そういう気分でいるための行動をすること。
だからこそ、自分が喜ぶことを続けないといけないし、波動を落とさないような過ごし方をする必要がある。自分自身をいかに高い状態に保つかっていうのがすごく大事。
そして、パートナーがどんなに愚痴を言ったとしても、愚痴を愚痴をして受け取らないこと。
「この愚痴は、相手が前を向いて進んでいくために必要なステップなのかもしれないな」と思って、自分は影響されないようにするの。
ミヒロ そうか。自分を高い状態に保ちながら、パートナーが這い上がるタイミングを待つんだね。
WAKANA そう。「彼は自分自身で這い上がることができる」と相手を信頼すること。
さらに、それをパートナーに伝えてあげるといい。
「あなたは、自分でちゃんとそこから這い上がってベストな道を見つけ出せるってことを私は知っているよ。だから、今どれだけ落ち込んでいても大丈夫。どんなときもそばにいるからね。」って。
ミヒロ こんなことをパートナーに言われたら、男性は嬉しいと思う。
WAKANA この「パートナーを信頼する」ということは、パートナーのためにもいいけれど、実は自分のためにもいいのよ。自分自身の気持ちが楽になるの。
だって、「彼は自分ひとりでは何もできない。私がなんとかしないと!」と思うと、しんどいでしょう。だからその逆をする。
「相手は立ち直る力があるから大丈夫」と信頼して、それを相手に伝える方が、自分も楽。だから自分のためにも、そうやるの。
次回は
このお悩みのポイント解説と、解決へ導く「魔法の質問」です。
「ベストパートナーを育むしあわせの法則」
ミヒロのストーリー
WAKANAのストーリー