結婚して20年になる。

長く一緒にいると、
お互いのことは分かっている、
そう思いがちだ。

でも実は、
分かっているつもりだけで、
今のパートナーのことは
あまり知らなかったりする。

5年前の好きなものと、
今の好きなものは違う。

5年前にやりたかったことと、
今やりたいことも違う。

人は変わっていく生きものだから。
 
 


ぼくがいちばん大事にしている習慣は、
「今のパートナーに聞く」こと。

「最近、何にワクワクしてる?」
「いま、いちばん大切にしたいことは?」

知っているつもりを脇に置いて、
新しく出会い直すように聞いてみる。

すると、20年経っても
知らなかった一面が見えてくる。

長く一緒にいる関係こそ、
聞き続けることでしか
育てられないものがある。


あなたが今日、
パートナーに聞いてみたいことは何ですか?
 
「完璧じゃなくていいんだよ」

よく聞く言葉だ。

でもぼくは正直、
この言葉がピンとこなかった。

頭ではわかる。
完璧なんて無理だと。

でも体は、
完璧を目指してしまう。

メールの文章を何度も書き直す。
準備に必要以上の時間をかける。
「まだ足りない」と思い続ける。
 
 


あるとき、友人にこう言われた。

「ミヒロさん、完璧を目指すのは、
 失敗するのが怖いからだよね」

その言葉に、はっとした。

ぼくが追いかけていたのは、
完璧さじゃなかった。

「失敗しない安心感」だった。

でも、失敗しない人生なんて存在しない。

失敗してもいい、と
自分に許可を出したとき、
初めて完璧主義から自由になれた。

完璧じゃなくていい、の本当の意味は
「失敗しても大丈夫」ということ。


あなたが自分に出してあげたい許可は何ですか?
 
忙しい。
やることがたくさんある。
時間が足りない。

そう言いながら、
毎日走り続けていた時期がある。

メールの返信、会議の準備、
締め切りに追われる日々。

全部「やらなきゃいけないこと」だった。
 
 
 

でもあるとき、立ち止まって考えた。

「ぼくは今、本当に大切なことに
時間を使っているだろうか?」

答えは、ノーだった。

緊急なことばかりに追われて、
本当にやりたいことは
ずっと後回しにしていた。

新しいサービスのアイデア。
会いたかった人への連絡。
自分自身を見つめ直す時間。

全部「いつか」にしていた。

でも「いつか」は、永遠に来ない。

それから、ぼくは毎朝15分だけ、
「大切だけど緊急じゃないこと」に
時間を使うようにした。

すると不思議なことに、
緊急なことに振り回される日が
少しずつ減っていった。

大切なことに時間を使えば使うほど、
忙しさに支配されなくなる。


あなたが後回しにしている
大切なことは何ですか?
 
一緒にいるのに、寂しい。

そう感じたことはないだろうか。

同じ部屋にいるのに、
それぞれスマホを見ている。

食事中も、テレビを見ていて、
目が合わない。

ぼくも、そういう時期があった。

一緒にいるのに、
なんだか独りぼっちみたいだった。

「もっと話しかけてくれればいいのに」
と思っていた。
 
 


でもあるとき、ふと気づいた。

ぼく自身も、
相手に話しかけていなかった。

相手が話しかけてくれるのを
待っているだけだった。

そこで、小さなことを変えてみた。

朝、「今日はどんな一日にしたい?」
と聞いてみた。

夜、「今日いちばん良かったことは?」
と聞いてみた。

たった一つの質問が、
沈黙の壁を溶かしていった。

一緒にいるのに寂しいのは、
どちらかが悪いわけじゃない。

ただ、つながりのきっかけが
足りなかっただけだ。


今日、パートナーに
聞いてみたい質問は何ですか?
 
ぼくはずっと、
正解を探して生きてきた。

正しい仕事、正しい生き方、正しい選択。

どこかにあるはずの
「正解」を見つければ、
人生がうまくいくと思っていた。

でも、探しても探しても
見つからなかった。

むしろ、正解を探せば探すほど、
動けなくなった。

「これで合ってるのかな」
「もっといい方法があるんじゃないか」

いつも不安だった。
 
 
 

あるとき、旅先で出会った人に
こう言われた。

「正解って、最初からあるものじゃなくて、
自分が選んだものを正解にしていくものだよ」

その言葉を聞いたとき、
肩の力がふっと抜けた。

正解を「見つける」のではなく、
正解を「つくる」。

どの道を選んでも、
その道を自分らしく歩けば、
それが正解になる。


あなたが今、
正解にしたい選択は何ですか?
 
ビジネスがうまくいく人には、
ある共通点がある。

それは「聞かれる前に聞いている」ということ。

お客様から相談される前に、
「最近どうですか?」と声をかける。

困っていることを察して、
「何か手伝えることはありますか?」と聞く。
 
 
 

ぼくもかつて、
「もっとお客様を増やしたい」と
ずっと考えていた時期があった。

でも、あるとき気づいた。

新しい人を探すことばかりに
エネルギーを使っていて、
今いる人のことを見ていなかった。

そこで、久しぶりの人に連絡してみた。

「あれから、どうですか?」

たったそれだけ。

すると驚くほど多くの人が、
「実は今こういうことで悩んでいて…」
と話してくれた。

そして自然と、
次の仕事につながっていった。

ビジネスの答えは、
新しい手法の中にあるとは限らない。

すでにつながっている人の中に、
眠っていることが多い。


あなたが最近、声をかけていない人は誰ですか?
 
パートナーに対して、
「なんでわかってくれないの?」
と思ったことはないだろうか。

ぼくは、ある。

何度もある。

こんなに一緒にいるのに、
なんで気づいてくれないんだろう。

言わなくてもわかってほしい。

でも、あるときふと気づいた。

「わかってほしい」の裏には、
「愛されている実感がほしい」
という気持ちが隠れていた。

ぼくが本当に求めていたのは、
理解されることじゃなかった。

大切にされていると感じたかった。

そしてもうひとつ気づいたことがある。

ぼく自身も、
相手のことをわかっていなかった。

「わかってほしい」と思うとき、
ぼくたちは自分のことばかり見ている。

でも相手もまた、
同じように「わかってほしい」と
思っているかもしれない。
 
 


だからぼくは、
「わかってほしい」を
「あなたは今、何を感じている?」に
変えてみた。

すると不思議なことに、
相手がぼくのことを
わかろうとしてくれるようになった。


あなたがパートナーに
本当に伝えたいことは何ですか?
 
人生には、
頭で考えても答えが出ないことがある。

AとBのどちらを選ぶか。
やるべきか、やめるべきか。

メリットとデメリットを書き出しても、
結局グルグルしてしまう。

ぼくもそうだった。

ある大きな決断を前に、
1ヶ月以上悩んでいたことがある。

そのとき師匠に言われた。

「ミヒロ、その選択肢を思い浮かべたとき、体はどう感じる?」

Aを想像したとき、
胸のあたりがキュッと縮んだ。

Bを想像したとき、
なんとなく呼吸が深くなった。

答えは、体がもう知っていた。
 
 



頭は損得で考える。
世間体で考える。
「こうすべき」で考える。

でも体は、嘘をつかない。

ワクワクするほうへ、
呼吸が楽なほうへ、
体が開くほうへ。

迷ったときは、
一度頭を止めて、体に聞いてみる。

答えは、もうあなたの中にある。


今、あなたの体は 何と言っていますか?
 
ビジネスをしていると、
結果が出ない時期がある。

頑張っているのに反応がない。
発信しているのに誰にも届かない。

そんなとき、
「もうやめようかな」と思う。

ぼくも何度もそう思った。
 
 



でもあるとき、
農家の友人にこう言われた。

「種を蒔いてから芽が出るまで、
 土の中では何も見えないよ。
 でも、ちゃんと育っている」

ぼくはハッとした。

結果が見えない時期は、
何も起きていない時期じゃない。

地面の下で根が伸びている時期だ。

実際、ぼくが3年前に書いたブログを
読んで連絡をくれた人がいた。

3年間、誰にも届いていないと
思っていた記事が、
たった1人の人生を変えていた。

結果が出ないとき、
やめる理由はいくらでも見つかる。

でも続ける理由は、
たったひとつでいい。


あなたが今、蒔いている種は何ですか?
 
パートナーに
「ありがとう」と言ってもらいたい。

多くの人がそう思っている。

でもぼくは気づいたことがある。

実は、相手はもう言っている。
ぼくたちが聞き逃しているだけだ。
 
 



朝、コーヒーを淹れたとき、
小さな声で「ありがと」と言われた。

帰りが遅くなったとき、
「おかえり」と迎えてくれた。

それは、ありがとうの形だった。


でもぼくは、
もっと大きなありがとうを待っていた。

感動的な言葉や、
特別な態度を期待していた。

だから、日常の中の小さなありがとうを
見過ごしていた。

相手のありがとうは、
言葉だけとは限らない。

行動にも、表情にも、
沈黙の中にも隠れている。


今日、パートナーから受け取った
小さなありがとうは何でしたか?