コンクリートの冷たさが足の裏からジワジワとふくらはぎへ、やがて膝周りまで達して強張りを感じて参ります。
けれども、めげずに速足で歩を進めて行きますと…徐々にでありますが上半身が温まってくればシメたもの!
温まった血液が心臓から押し出され、体中の隅々にある毛細血管まで行き渡るのには、もう少し・あと3分ほどの辛抱かと思います。
さぁ~今朝も5、000歩を目標に歩こう!
ケガをせぬよう事故や事件に巻き込まれないよう充分注意をして、最初の1歩、踏み出しましょう!
「行って来ます」
遊歩道の植え込みに見つけた『木斛(もっこく)』。
熟した果実から赤い種子が弾け出ておりました。
ちょっと納豆のような粘り気がある種子ですが、メジロやヒヨドリ、シジュウカラなどの好物でもあります。
きっと喉越しが良いのかも知れません。
日に日に嚥下力(えんげりょく)が弱って来ている・わたくしにも呑み込めるかな…?
江戸五木のひとつに数えれれている木斛は、江戸時代より大店の別邸が多く建てられた深川や向島などの庭に好んで植えられたと言い伝えられています。
実際、ここ深川には其処かしこに木斛の木を見掛けますから、野鳥は昔からきちんと木斛の子孫繁栄の手助けしていたという証でありましょう。
本日は先週・公開されたばかりの映画、ロバート・ゼメキス監督の『魔女がいっぱい』…朝・いち番の上映時間・ギリギリで駆け付け、友人と観に行って参りました。
原作は、あのジョニー・デップ主演で大ヒットとなったファンタジーミュージカル映画「チャーリーとチョコレート工場」などを世に送り出したイギリスの小説家で児童文学も手掛け、然も脚本家でもあったロアルド・ダール!
2012年に公開された「レ・ミゼラブル」では吹き替えなしのミュージカルに挑戦…アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の助演女優賞を受賞したアン・ハサウェイが今回の主演となっています。
この名前…そう!イングランドの劇作家・ウィリアム・シェイクスピアの妻の名であります。
読書家のアン・ハサウェイらしい芸名かと思います。
原作の舞台は1960年代のイギリスのと・ある街。
まだ魔女が普通の世界にうじゃうじゃといたころのお話で、何食わぬ顔をして人間に紛れて暮らしているとか…
子どもが大嫌いな魔女たちは如何にして子どもたちをこの世から消すかを話し合う集会を街のホテルで開きます。
映画では年代は同じでありますが、舞台となるのはアメリカ・アラバマと大幅に変わっております。
その魔女たちを率いる大魔女(だいまじょ)・グランド・ウィッチを演じているのがアン・ハサウェイ。
その宴会場に紛れ込んでしまったひとりの少年・ぼく。
魔女に見つかり、魔女薬を無理やり飲まされた「ぼく」は、小っちゃなネズミの姿に変えられてしまいます。
特殊メイクとコンピューターグラフィックスで魔女特有であるカギ爪の三つ指(だから魔女は手袋をしている)や口が裂けたり、鼻の穴が大きく膨らんだりと活字が映像化される面白さが存分に味わうことが出来ました。
大魔女は「は行・ら行」の発音が苦手らしく…原作では「かつらをぬいで、かぶれだりゃけの頭の皮に新鮮な空気をあてたらよりょしゅうござんす!」などとの訳になっております。
映画では「ウグルル~」と妙な発音で魔女の訛り?を表現していたようです。
原作本の挿絵はイギリスのイラストレーター、クェンティン・ブレイク。
何んともユーモアに溢れ、怪奇な絵で物語とも良く合っていると思います。
映画は60年代のファッションも楽しいですし、オスカー女優・オクタビア・スペンサーの芸達者な演技にも見入ってしまいます。
さて…「まだ人もそんなに出てないみたいだし、どっかでお昼済ませる?」
「うん。朝ごはん、何食べたか思い出せないぐらい…お腹減っちゃった」
「あーた、それってサ、いち番アブナイ兆候だよ」
「ちょうこう?」
「うん、あの・ちょうこうだわよ」
「あっ!あの先にあるレストラン・100本のスプーンにしない?もう少しするとね、乳母車押したママたちとか、
幼稚園に送ったあとのママ友たちがランチするんで、いっつも行列になってんのよ」
「良いけど…今どき乳母車って言うかね?ベビーカーじゃないの?その100本のスプーンって最近人気があるお店じゃないの?こんな豊洲にあんの?」
「こんなって言うけどね、ここはタワーマンションが建ち並ぶ住むセレブな街なのよ!コロナの影響で空き家が多くなったって聞いてるけどね…」
「とにかく混み合う前に入ろ」
わたくし・念願だった「カフェ・レストラン 100本のスプーン」でランチを頂きました!
注文した大人気のリトルビッグプレートのお味は…食後のコーヒーをゆっくりゅ味わってかりゃご報告したいと思ってりゅござんす。
おやすみなさい。