なほの読書記録

なほの読書記録

I'm really glad to have met you.



講談社文庫創刊55周年、安価(550円)で気軽に楽しめる文庫本の企画「STORY IN POCKET」の第2弾。


本書は、既に発表された作品を再収録し、書き下ろしを加えたショートショートストーリー集。


【目次】


アパートの貴婦人

密室

絶筆

桃太郎の最期

雪女

ちょっとした賭け

星を見る人

卒業式

白鳥の歌

余裕

幻の恐竜

妻の味

お札くずし

昼下りの魔法使い

猫の手

うそ

幸せな嘘

いきさき

帰り道の行先は

十字路

あとがき


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【出典】


「アパートの貴婦人」「密室」「絶筆」「桃太郎の最期」「雪女」「ちょっとした賭け」「星を見る人」「卒業式」「白鳥の歌」「余裕」「幻の恐竜」「妻の味」「お札くずし」「昼下りの魔法使い」
『二人だけの競奏曲』1987年10月


「猫の手」『二十四粒の宝石 超短編小説傑作集』1998年11月


「幸せな嘘」『嘘をついたのは、初めてだった』2025年12月


「帰り道の行先は」『新しい法律ができた』2025年5月


「十字路」書き下ろし


【感想】


1話が10ページ程度の超短編集でした。


ブラックユーモアが満載で、最後のオチが洒落が効いてて思わず笑ってしまいました。


赤川次郎さんの作品、あっという間に読めてしまいましたが、ちょっとした寄り道のように、思いがけない発見や出会いがあり、惹きつけられるラストのどんでん返しで、とても楽しめました。


【印象に残ったフレーズ】


こんなことを考えたことはないだろうか。

いつも、学校へ、あるいは会社へ行くとき通る道。往きと帰りで辿る同じ道。

今日はちょっと違う道を通ってみようか。細い分れ道を選んでみようか・・・・・・・。

それはきっと同じ所に出る、遠回りの道かもしれない。でも、もしかしたら、全然想像もしなかった風景がそこに広がっているかもしれない。(P172〜173)


《『あしたの寄り道』赤川次郎 著 講談社文庫 刊より一部抜粋》