三井不動産が全国展開している商業施設『ら・らぽーと』のひとつである豊洲ら・らぽーとには「ユナイテッド・シネマ」が併設されておりまして、週末は別として平日は閑散とし、わたくしの友人などは「都心から近くて空いてて超・穴場!」と、さっさとポイントが付くシネマカードを作って足繁く通っているようです。

この辺り一帯の開発は三井不動産が力を入れておりまして、次々に新しいビルが建てられ、今までの商業ビルにも改装・リニューアルが成されて、模様替えどころか店舗自体が入れ替わり、テナント交代が盛んに行われているようです。

わたくしなどはそのあまりにも速い店舗の移り変わりに追い付いていけませんで、行くたびに戸惑っている始末でございます。

    

今年も屋外広場に「アイススケートリンク」が設置され、オープンに向けて準備を進めています。

スケート靴やひざ当てなど貸し出しも用意があるので気楽に滑ることが出来るのですが、これからしばらく…安易に遣いにくい「滑りに行こうか?」であります。

「リンクかぁ~」おとめ座

我らが東京読売巨人軍のホームグランド・東京ドームが三井不動産の傘下となるため、株式公開買い付け・TOBが讀賣新聞グループ本社とオアシス・マネジメント、そして三井不動産での協議が行われました。

その三井不動産に勤める友人…魔女も恐れるお局様(おつぼねさま)で君臨しているとか・いないとか…

「江戸時代の大奥じゃあるまいし…今ね、そんなことやったら、すぐにパワハラだの逆・セクハラで訴えられちゃうわよ!だいたいね、お局なんてとっくの昔に死語になっとるわ。東京ドームはね、文京区の13万平方メートルだから活用できれば大きいよ。一株1、300円!来年の1月18日までの実施だからね、あーた・巨人の大ファンなんでしょ、買いなさいよっ!」

「まぁ~三井不動産には助けられたねぇ~ホームグランドがなくなっちゃうところだったわよ」おとめ座

「いいってことよ!これからも三井不動産、よろしくね」

その友人・お薦めの映画『魔女がいっぱい』をユナイテッド・シネマで朝いち番に観たところまで、昨日お伝えしました。

今日は、そのあとレストラン街にある「カフェ・レストラン 100本のスプーン」に行きまして早めのランチを頂きながら毎度の映画評論会!

「何がお薦めなの?」

「なんだろねぇ?いつもママさんたちが並んでて入れないからねぇ。カラフルなメニューで見てるだけで楽しくなっちゃうね」おとめ座

「見てるだけじゃお腹いっぱいにならんよ。私、オニオンスープ飲も!何年ぶりかな」

「このリトルビッグプレートってサ、考えちゃうよね?小さいんだか大きいんだかサ。なるほど…ハーフサイズを盛ったプレートってことなんだ。これにしてみる」おとめ座

「ちょっと摘まんで良い?」

「ヤダッ!」おとめ座

それにしましても…この席、太陽の光がビルの窓ガラスに反射して眩しいぃ~!

陽だまりの中にいるようで顔が火照って参ります。

「別の席にしてもらう?」おとめ座

「ここでいいって!太陽の紫外線で上半身、殺菌消毒になるって!」

「殺菌消毒って言うより干物になっちゃわない?」おとめ座

「そん時はそん時だ」

    

これほどメニューの写真・そっくりなのも珍しいんじゃないでしょうか?

牛ほほ肉のビーフシチュー、グリーンサラダにエビフライ・オーロラソース、真ん中にトウモロコシとサツマイモのスープが置かれ、その後ろには2種類のポテトフライ(ジャガイモ&サツマイモ)、パンはフワフワ・ホカホカのフォカッチャ、それにデザートの全7品で1、580円です。

「どっからも誰からも文句が来ない内容と金額に設定されてると思うよ。お得感・満載じゃない?」

「…でもコーヒーが付いてないわぁ~」おとめ座

「水でいいって!」

  

ハーフサイズなのに、更にそれを半分こづつにして頂きました。

どれもこれもソースに工夫が成されて、大変美味しかったです。

「アン・ハサウェイ、『プラダを着た悪魔』にも出てて、今度は魔女でしょ?次は妖怪かもよ。ブッチギレタ演技で楽しめたわ。さすが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキス監督だわね。実写と視覚効果を上手に融合させてるね」

子どもが大嫌いな魔女たちのある計画を知ってしまった主人公の少年はネズミに変えられてしまう…さて少年はどうやって邪悪な魔女たち戦うのか!

元の姿に戻ることが出来るのか?

「今年の干支って『子・ネズミ』じゃない?コロナ禍で隠れちゃって可哀そうだったけど、一気に晴れ舞台に上がった感じ!」おとめ座

「外国に干支ってないでしょ?あっ!中国に似たようなのがあった気がするけど…」

『魔女がいっぱい』のポスターの右下に3匹のネズミが立っているの、ご覧になれますでしょうか?

左端の少し茶色のネズミが主人公・少年であります。

物語のはじめは子役の少年で演じられますが、後半の子どもたちはこの3匹のとネズミと魔女との闘いとなります。

ネズミになってしまった少年の祖母(オクタビア・スペンサー)が共に魔女と闘ってくれるのが何んとも心強く、「あなたがどんな見た目かは関係ない」と、力強くそっと頬ずりする場面には孫に対して揺るぎない愛情を感じ、ネズミなんですが応援しちゃいます。

魔女の姿は原作に忠実な描写であると感心致しました。

友人が注文した熱々のオニオン・グラタンスープ!

「オニオン・グラタンスープってサ、熱々じゃないとチーズが固まっちゃって飲めないよね?」

「うん、あれはゴムみたいに硬くなっちゃって、いつ飲み込んでいいのか、タイミングが分かんない」おとめ座

「あーたは残りの人生をチーズを噛んでて終わっちゃいそうな気がするわ」

「心配してくれてありがとね」おとめ座

   

デザートはしっかりとプレートにのっていましたが、コーヒーがない!

別注文のようです。

「ブレンド、頼んでおいて」

友人は店内の一角に設けてあるキッズコーナーに飾ってある本を見に立って行きました。

柔らかプリンをコーヒーで頂きたいと待っているのですが、肝心のコーヒーがなかなか来ない!

プリンをほぼ食べ終わるころ、やっと来たコーヒー、酸味がなくてそれでいて香りが素晴らしいのに驚きです。

   

店内に飾ってある絵は…確か、深海武範(ふかうみたけのり)氏の「小鳥の心臓」であったと思います。

ケータイカバーや手帳ケーズに印刷され、若い女性に大人気の画家・現代実術家であります。

「ねぇ、あれって深海武範の作品だよね?」おとめ座

「どれ?そうだね。彼、東京芸術大学の大学院卒だと思ったなぁ~面白い作風だよね。魔女観たあとだと、ちょっと怖いな。それよりあーた、週末・予定入ってんの?」

「うん、入れてあるんだけど…コロナウイルス感染者数・聞くと、行くのどうしようか迷ってるんだよね」おとめ座

「映画?美術展?デート?んなわけ・ないか」

「フン!森鷗外記念館でドイツ・クリスマスマーケットが開かれるのよ。鷗外が産まれた津和野市から特産物も届くし、ドイツワインも並ぶって聞いて、本場のシュトレンも入荷するらしいのよ。それと日本橋・三越で開催中の『警視庁職員美術展』ってのにも行きたいなぁ~って思ってるんだ。うちの近くに第9機動隊があってね、機動隊・隊員の作品ってあるのかなって。あーた興味ない?」おとめ座

「まったく・ないっ!森鴎外記念館って文京区だったよね?東京ドームとおんなじ区だ!」

「こっちは大丈夫よ、何しろ区立の記念館だから」おとめ座

「残念…」

そろそろママ友たちの列が出来ているようです。

伝票に手を付けず…サッとテーブルを離れましょう!

「グッチョブッ!」グッド!

ら・らぽーとの中庭・アーバンドッグ広場にサンタとトナカイが休んでおりました。

今から休んでちゃダメでしょ~トナカイとの親しき仲にもソーシャルディスタンス!

「やっとこの歳になってサ、自分へのプレゼント、なんでも買えるようになったって気がする。私、きれいなお皿・1枚、買っちゃおうかな?」

「良いね!お互い自分用の1枚だけ買えば良いんだもんね」おとめ座

「そっ!人に買うのも貰うのもヤメた。もうね、自分を思いっきり甘やかして暮らす!」

「ホント!来年のお年玉、自分用に奮発しちゃおう!」おとめ座

「お年玉、ちょうだい!」

こんな友だち要らない。絶交して身軽になろうっと!