『それでも町は廻っている 7巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『それでも町は廻っている 7巻 (石黒正数)』

 

4785933763 それでも町は廻っている 7 (ヤングキングコミックス)
少年画報社 2010-04-30

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過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻  6巻

 

 

【あらすじ】

丸子商店街に賑々しく存在するメイド喫茶「シーサイド」を舞台に繰り広げられるドタバタ劇。今巻もお騒がせメイド嵐山歩鳥が調理実習、秋祭り、スキー一泊旅行と大活躍!しかも、「歩鳥に何故、ホレた真田くん」の謎も解けるのです。我が町、それ町、そうれ、それそれ、お祭りだァ~~!!

 

 

女子高生探偵に憧れる『嵐山歩鳥』の平和な日常を描くコメディマンガです。

1巻では、その歩鳥の行動が空回りして、いまいち作品としての面白さが微妙だったのですが、

2巻以降、歩鳥だけでなく周りのキャラクターの魅力がアップしたため、一気に面白くなりました。

 

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ここからは、7巻の感想。

7巻では、6巻までと同様に主人公・『嵐山歩鳥』を中心としたドタバタコメディが描かれつつも、

秋祭りの様子が描かれたり、UFO事件が起こったり、『嵐山歩鳥』の弟・『タケル』や妹・『ユキコ』に

関係するイベントが描かれたり、町内会のメンバーでスキーに行ったりと多くのイベントが描かれました。

 

そんな7巻で一番面白かったイベントは、やはり秋祭りですね。

このイベントは、主人公・『嵐山歩鳥』が先輩である『紺双葉』を町内の秋祭りに誘ったことから

始まったイベントでして、町内の男性陣に混じって相撲を取ったり、お互いに浴衣を着てお店を回ったり、

『嵐山歩鳥』が小学校の友人に偶然出会ったり、盆踊りを一緒に踊ったりなどを描いているイベントです。
 
このイベントの面白いところは、無表情のためかあまり楽しんでいるような感じがしない『紺双葉』を、

何とか楽しませようと一生懸命に頑張っている『嵐山歩鳥』の奮闘振りでして、このイベントを通して、

今までの『紺双葉』の違った一面が垣間見れたのも面白かったです。 特に、『嵐山歩鳥』が盆踊りに

誘ったときに嫌がりながらも参加したシーンは、個人的に「おおっ!」と思ったシーンでして、

『紺双葉』も『嵐山歩鳥』のおかげで徐々に丸くなってきているのだな~、と感じました。

 
まんが栄養素-それでも町は廻っている 7巻

(↑『嵐山歩鳥』が『紺双葉』を盆踊りに誘ったシーン)

 

また、第55話で描かれた『嵐山歩鳥』と『紺双葉』とのイベントも面白かったです。

このイベントは、『紺双葉』が『嵐山歩鳥』に対して進路相談をしたことから始まったイベントでして、

この話を通して、『紺双葉』の進路の悩みと、『嵐山歩鳥』の希望(誰一人欠けずに、時が過ぎること)が

描かれております。 そのため、このイベントは、『紺双葉』が高校卒業と共にこの町を離れることへの

伏線話であることは間違いなく、いずれ起こるであろう大きな変化を予告する話となっております。

個人的に、そのときに『嵐山歩鳥』にどのような変化が起こるのかが非常に気になりますし、

『紺双葉』がどのような進路を選択するのかも気になるところです(両親のいるイギリスへ行くと予想)。

まあ、まだまだ先の話になりそうですけどね。

  

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【総評】

面白いです(^^ゞ。

噂によれば、この作品もアニメ化になるそうですね。

面白い作品なのでぜひとも見てみたいのですが、どうせウチの地元ではやらないのだろうな~。

 

点数的には

94

です。
 

 

では、ここまで。

 

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