↑はスーパーで格安のPavo(七面鳥)のバターソテーです。八百屋さんで買った新鮮な茄子も。♥️


さて、個人的に現地でバイレ(踊り)歴4年、ギター歴1年、カンテ歴1年の勉強量で色々試行錯誤した結果現時点での謎解き結果を纏めてみました。



不思議①
・現地で休みなくフラメンコを勉強しているのに、上手くならないと嘆く外国人達が沢山いる。

→もちろん、その人の勉強の仕方にも問題があるかも知れないが、基本的に振付のクラスの受講数=勉強量+質の向上と言うトラップにハマッてしまった。本当は大量に振付クラスをとる必要がない。



不思議②
・コンパスは本来、そんなに完璧に理解する重要性があるのかどうか?と個人的な疑問。

→もちろん、トロンボ先生が説明する不完全なコンパスとメトロノームのようなコンパスの違いは理解できる。しかしながら、いづれにしても「だいぶズレているな?」と感じる場面を多々遭遇したり、感じるのは私だけだろうか?


不思議③
フラメンコの声?と呼ばれるカテゴリーの存在。

→フラメンコの声、そして必要な技術なんて存在しないと思う。色々なカンテの音源を聞くと、もともとある声を話すように歌う人達だらけだ。もちろん、生物学的に元々もつ声は違うかも。でも、「絶対的なフラメンコの声は存在しない。」

それと同様に

・完璧なメロディーとは存在するのか?も疑問です。

→プロフェッショナルな人達で、一般的に教えられるメロディーズレズレの歌を沢山聴いた事がある。


不思議④
・コンクールは裏の力が強いのでは?と言う直感と現実。

→これは関係者には非常に論争的なテーマかもしれませんが、どのコンクールでも公平な評価とは存在していない。残念だが「結局、業界として将来的にビジネスにつながるかどうか?」で結果が出る場合も多いのでは?

不思議⑤
・フラメンコに国境はないと主張するスペイン人達の本来の意図。

→もちろん外国人で活躍している人達もいますが、その人達が今までスペインのフラメンコ業界に投資してきた金額は凄い額だと思います。残念ながら、フラメンコのヒエラルキー階級で下にいる人達はずっと永遠の消費者です。

→もし、フラメンコに本当に国境/差別がないなら色々な肌の色の人達が実力次第で働いている環境なはずだ。でも、20件以上ある老舗タブラオは殆どスペイン人または、ヒターノに見える外国人達が殆どだ。

でも、外国人を大切にするべきタイミングでは活躍させてくれるはずだ。つまり、お客さんを呼べる人達。


不思議⑥
・ずっと同じ先生にしか習わない人達がたくさんいる。

→もちろん、本当に良い先生なら長年習い吸収する事もあると感じる。でも、個人的には1度仲良くなり始めると、そこから出られない環境も沢山あると感じる。

→先生達も、ボランティアではなくて、生きるために教えているから、「長期的な生徒さんとの関係」が非常に大事な事だとは理解できる。しかしながら、先生も人間だから、分からない事も沢山あるはずだ。そんな時、問題解決するために別の先生に習うと「変な雰囲気」を頻繁に感じる。

私は色々な人達の見方を知るのが好きだ。


思議⑦
・同じアーティストさん達が複数のタブラオで活躍している。(皆が活躍はしていない)

→つまり、業界をコントロールするのは、ある程度決まった誰かだと分かる。(誰かはさっぱり分かりません)または、業界内で限られた人達の評価制度が決まっている。

さて、個人的な不思議がある事はフラメンコがビジネス化されている事情から察すると、自然な流れかも知れない。



今スペイン🇪🇸現地では3種類の外国人達を見かける。


①なんとか現地フラメンコ業界に必死にコネクションを作り入ろうと頑張る人達。

②ぼんやりとした目標でスペインに来たが、生活する為に別の仕事をする人達。フラメンコはあくまで興味レベルが高い趣味。

③数週間〜何年かはスペインで貯金を崩しながら、足りなければバイトでもしながら、踏ん張るが結局、自分の国で活躍する道を選ぶ人達。


まとめ:
各々が後悔しない決断で、毎日人生の選択をしているんだと思います。皆がフラメンコが好きでスペインへ脚を運んでいるはずです。しかしながら、その気持ちを利用する人達も沢山います。個人的には、

その人が本当に求める事を察して提供できる環境が増えると嬉しいのですが、世界は完璧ではないですよね。

人生短いから、フラメンコの世界の醜い部分をできるだけ見ない環境にいたいと感じるのが、個人的な七不思議に関して感じる正直な気持ちです。