【どう決める?】パン生地の吸水量は?? | ハードパンマニアな元パン職人の講師が教える・パン屋レベルの本格バゲットが、おうちで焼けるようになるパン教室【東京都杉並区高円寺】

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フランスパンに力を入れる大手ベーカリーの、ハードパン大好きな元パン職人・宮脇弥生です。

家庭用電気オーブンを使って、プロレベルのバゲットなどハードパンが焼けるようになる教室、通信動画講座を主宰。

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パン生地の吸水量って…


ど う 決 め る の ??




生徒さん方からいただくことの多いご質問なので


ブログでも再度、話題にしようかなと思います^^





生地への吸水量は、どう決める??



ハードパンだけでなく、パン全般ですが



ここでの「吸水」とは、


水以外に牛乳、卵、ペースト類など、液体系の材料も含まれます。





まぁ、一般的には


粉100に対して65~80%前後の吸水になる配合が多いですかね。




⚠️水以外の液体は、たんぱく質や糖質など他の成分も入っているため、水のみよりも配合量は増えます。





配合・製法、または目的とする仕上がりなどによって、吸水量は変わってきますが


吸水量によって、生地の伸展性・パンの物性や老化速度など、


すべての段階において大きな影響があります。





そ・こ・で !!



 パン生地の吸水って、どうやって決めてるの??



あのね、



決まった数字とか、ないからね^^




みんな、正解を求めたがるんだけど…


正解とかないからさ~





吸水だって、


◯◯%!


とか、決まりはありません。




(そもそも、粉の種類や性質が変わったら吸水も変わるのですよ)






レシピ開発で、どうやって吸水量を決めるのかといったら



目的とするパンの仕上がり!


自分が扱える生地になるよう!



…以上でございます^^





マジで、正解とかないから。




吸水によって、仕上がりは変わるので

理想とするパンになるような吸水量にする!



…というのと

 


自分が扱えるくらいの生地になるような吸水量にする!


…ってこと。






私の場合は、私だけが作るんじゃないから


生徒さんがだいたい扱えるような生地に、吸水を調整してます。





吸水高めで扱えない人は、


まずは、少し低めで練習していいと思います^^





無理に吸水を増やして、



扱えなくて生地を傷める、


張れない、


クープ入らず潰す…




…なんてことになるより、



あなたが扱える位の生地で!


適切に扱える方が!!



断っ然、いいですよ~^^




…とはいえ、



次の行為は、❌ですからね。


    ▼    ▼    ▼



固くないとクープが入らないから~


生地が緩くて手にくっつくから~




…と言って、やたら固くしたり!






高加水がトレンドよね♡

 


…とか言って、やたら水足しまくったり!



トレンドじゃねぇわ





①吸水過少、②吸水過多 の場合では


生地段階と焼き上がったパンは、当然よくないものになります。





生地状態、焼き上がりへの影響を

まとめてみました!



①吸水が少な過ぎる場合


●ミキシング時間は長くなり、生地温度が上がりやすい


●伸展性に乏しく、生地が切れやすい&形状調整しにくい

よって、形が不均一になりやすい


●窯伸びが悪い


●パンがパサつき、食感も固く老化も早い



―――――――



②吸水が多過ぎる場合


●ミキシング時間は長くなる

手ごねの場合、生地温度が上がりやすい


●生地がベタつきだれるため、形が不均一になりやすい


●発酵が早くなる


●パン中の水分が多く、ネチネチとねちゃつく食感


●窯伸びが悪い




…と、



過度な吸水の増減 は、

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

どちらもパンにはよくない影響がありますね。





最適範囲内の吸水量で作るのが、


捏ね、発酵、成形、焼き上がりのパンすべてにおいて良好です❤️




最適吸水量は、


ピンポイントで◯%、というのがあるわけではなく


ある程度の幅があります。


(許容範囲ってこと)





どのくらいが最適吸水量なのかは、


生地の状態を見て判断するしかないんです。





粉によって、

吸水量は違いますから^^



(同じ粉でも、常に同じ吸水量でいいとは限りません)






私のレシピでは、私が調整した吸水量を記載していますけど


状況に応じて変わる場合だって、ありますからね。


(粉の変化、保存状況、環境条件などで)




生地状態や焼き上がりをよく見て、


美味しく作れる範囲内で、


ちゃんと自分が扱える程度の生地を作りましょうね!!






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