こんにちは。
ガビーン
オオサカ堂でオキシトシンスプレーを買おうと思ったら…
取り扱いがなくなっていました…
【洗顔料って泡が大事なの?論争】
について前回まとめてみたんですが、
①空気を含んだ多角形の泡が油(汚れ)を吸着する
②泡が細かく数が多いと、界面活性剤が肌に残って浸透するダメージを軽減できる(肌に残ってしまう界面活性剤が減る)
これらの理由により泡立てた方が良い(肌によるけど)に着地しました
さらに花王さんでは「皮脂汚れだけに作用」して「肌に収着しない」ようにできないかと考えたそう。
でもそれを口にすると、「そりゃそうだけどさ……無理に決まっているでしょ」と言われてしまったくらい夢物語のような話だったようです。
そこで研究者の方が目を付けたのが、皮脂汚れの中でも「液体脂」と呼ばれるものだ。皮脂汚れは「固体脂」を「液体脂」が包み込むように複合体を形成しています。
この発想から
「皮脂汚れを洗浄成分に変えてしまう」
というすごい技術の研究がはじまったそう
メカニズムはイメージしにくいけど、落とす様子をこちらの動画で見ると分かりやすいかも。
これめっちゃ興奮する発想の転換ですよねー
イメージするの難しいんですけど、難しいことって楽しい
液体脂はオレイン酸やパルミトオレイン酸などの脂肪酸。
脂肪酸には、界面活性剤と同じように「疎水基」(親油基)と「親水基」があるそう。
そして、形状の似た脂肪酸分子同士では、疎水基、親水基それぞれの間に相互作用が働いて、会合体をつくるんだそうです
えー!
肌の脂肪酸と界面活性剤が合体するってすごくないですか?
てことは…
液体脂(オレイン酸)にそっくりな界面活性剤の分子を設計できれば、液体脂にくっつきやすくなる。
「液体脂が大好き!」な界面活性剤ならば、そちらへ行ってくれるので、その分、角層への収着は抑えられるというわけ
オレイン酸のそっくりさん(この界面活性剤を「EC」と呼ぶ)は、さらに水を引き連れて液体脂の内部へと入り込んでゆき…
こうして皮脂汚れの内部へと潜入していった界面活性剤(EC)はついに王手をかける!!!
本来は敵であったはずの液体脂(オレイン酸)とともに、「ラメラ液晶」を形成するんだそうです…!!
→これを「液晶乳化」現象という
「ラメラ液晶」とは…
水-脂質-水-脂質…と交互に並ぶ構造のこと。
皮脂汚れの複合体の中で、同時多発的にラメラ液晶が形成され、水が流れ込むことでラメラ液晶を境目に汚れが崩壊すること。
このコラムに、「汚れを洗浄成分に変える界面活性剤」の成分表示名とかあったので載せておきます。
このアキポシリーズとやらは市販ではなさそう…?
めっちゃ気になる。
これじゃない
成分表だとラウレス-6カルボン酸Naっていうヒントしかないけど…
でも泡が汚れを吸引オフ!とか書いてあるし、
摩擦レスとか
擦らずとか
研究者さんのコラムで出てきたワードがいっぱい
ぜったいこれでしょ。
今度買ってみよ。
今はビオレと同じく花王さんのキュレルの泡洗顔と
エムディアの酵素洗顔フォームと
プラスキレイの炭酸フォーム
を使っていて。
泡洗顔増えすぎだから夫にも協力要請して使い切ってもらお(笑)
ここまでで花王さんはおしまい。
従来の界面活性剤のようにお肌の水分を流出させたり、
肌に残ってダメージを与えないよう、
ラメラ液晶を形成することで肌の保湿因子を守りながら、汚れを流すという
液晶乳化といってもアルビオンさんとか資生堂さんでも研究はされてるみたい。
でも液晶ってラメラ構造のことだから、「汚れを味方につけて液晶構造を形成する」という意味での「液晶」なのか?
花王さんでは、皮膚の脂肪酸とラメラ構造を形成して洗い流すっていう意味だったけど。
そんなこんなで液晶乳化で、取り入れられる製品について調べています←今ここ
なのでその過程で、気になった情報を以下ペタペタ貼ります!
(後で見返す用メモなので、違うなと思ったらあとで消すかも)
こちら↓のエステさんでは、メーカー名は伏せてるけど(エステサロンのオリジナルなのかな?)コラムも充実してるし、後でよく見てみようと思って
オンラインショップで取り扱ってるメーカー名も伏せられてるけど、パッケージ的にアドソーブだよね?(笑)
ジェントルUVゲル、特徴的なパッケージだし
こちらは美容室販売品みたい。
こちらはベビー用品でよく見るメーカーさん。
あとラメラといえばフェースですよねぇ。
ちなみに、調べていたら、大好きなクレンジングオイルのキャメロンアンドガブリエルの森永さんのブログが出てきて。
(液晶乳化について、わたしも読んでみたい文献が参考文献に挙げられていたからみたい)
やっぱり…いい
引き続き調査してみます
それではまた