【ご報告】2022年春分の奈良旅6　東大寺など

3/18～22に奈良へ行きました。2月に「春分は奈良の大神神社と箸墓古墳に行く」「3月18日～22日」とふとした拍子に分かってしまったことから始まった2022年の春分一斉ワーク。これから何回かに分けて奈良の旅のご報告をします。「2022年春分の祈り」にご参加くださった方々にとって、このご報告がご自身のワーク経験を振り返るための何かになるとうれしいです。

【無償/有償一斉ワークご案内】2022年春分の祈り

たましいの生まれ　←ワーク構築記事①

春はさよならの季節　←ワーク構築記事②

【本日締切無償/有償一斉ワーク】2022年春分の祈り

おはようございます　←奈良滞在中のご報告①
明日もどうぞよろしくお願いします　←奈良滞在中のご報告②
今日の予定は全て終えました　←奈良滞在中のご報告③

2022年春分の奈良旅のリンク集は記事下にあります

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奈良の旅5日目(3/22)。最終日。朝から雨。この日の午後帰る予定。本ワークは今日も続いていますが儀式的なものは終えています。最後に東大寺へ参拝に行くことにしました。

南大門。うわー、大きい。立派。

大仏殿。連休明けの平日午前中、さらには雨だったからなのかもしれませんが、東大寺なのに観光客がほとんどいませんでした。おかげさまで東大寺の境内をゆっくり参観することができました。ワーク中ということもあり、もしかしたら人払いがなされていたのかもしれません。

大仏様。最初「案外こじんまりとしている」と感じました。私は知らず知らずのうちにとても大きな仏様を想像していたようです。素朴な造作の仏様。それだけにこの大仏建立に込めた当時の人々の切なる祈りがひしひしと伝わってきました。奈良の大仏は度重なる疫病や飢饉に心を痛めた聖武天皇によって、国家鎮護のため749年に建立されました。この大仏は「大仏を建立したら日本に安寧が訪れる。みんな幸せになる。どうぞそうなりますように」という思いの結晶のような気がしました。

そういえば2年前に緊急事態宣言が初めて出された頃、奈良の大仏様が拝観を一時停止したことがありました。拝観停止は仕方がないことだと思いつつ「こんなときなのに奈良の大仏様が拝めなくなった！」とひとりでショックを受けていました。その後、拝観停止期間中ネットで24時間拝観できるようになり、大仏様に「これ以上疫病が広がりませんように」と時々お祈りしていました。今はこうして拝観できるようになって良かったです。この日もワークのことだけでなく、コロナ収束や世界平和についてもお祈りしました。

大仏の脇に「華厳の教え」という掲示がありました。

◎東大寺は、釈尊の悟りの境地が説かれた「華厳経(大方広仏華厳経)」を所依の経典としています。
その教えは･･・
①世界に存在するあらゆるものは、それぞれの密接な相関関係の上に成り立ち、互いに融合し調和を保ち、平和で秩序ある世界を形成している。
②ひとつは全ての中に、全てをひとつの中に観ることができます。
③あらゆる事象は心が転じたものと観察し、形や時間にとらわれる事なく宇宙の真理を探求する努力を怠らない。
④動植物も含めたすべての生きとし生けるものの繁栄を願い、人々の苦しみを救済しようとする菩薩の行ないを実践し、互いの思いやりの心をつなげてゆく。

私は仏教も華厳経もよく知りません。とはいえ、この「華厳の教え」は超越的なものといかに対峙するか、超越的なものとのつながりをいかにとらえていくか、その基本的な心構えが書かれてあるように感じました。特に①②③。仏教や華厳経に限らず、神仏と向き合う宗教はこれが基本だろうと私は思うし、占星術なら自然と自己のつながりを見つめるときの基本がそうだと感じます。ワークも日常から少し外れて超越的な何かに触れる機会だと言え、そのときの基本的な心構えは主に①②③などと言えるのかもしれません。というか、ワークは①②③のようなことを自分なりに見知っていくことだと感じました。

二月堂。今年(3/1～15)もお水取りを行って下さったんですね。関東ではお水取りのニュースはほとんど報道されません。私が知っていようがいまいが、そんなことは全く関係なく私たちのために祈りが続けられています。今、私がこうして生きているのも、そうとは知らぬ間にどこかで誰かが祈って下さっているからなのかもしれません。

火がついた松明がこの石段や廊下を走るんですね。普通に狭い。よく火事にならないな。

壁にすすが残っていました。すごいなぁ。

二月堂から奈良がよく見渡せます。この廊下で火のついた松明を振りかざすことで奈良全体を祓っているんだなとよく分かりました。

「閼伽井屋（あかいや）」。3月13日に閼伽井屋の建物の内部にある「若狭井」と呼ばれる井戸から神聖な水をくみ上げます。若狭から送られた水がここからくみ上げられるんだなと感じました。以前、若狭のお水送りの場所を巡ったことがあるので感慨深かったです。