夢を叶える『商い』を応援する税理士のブログ -4ページ目

お金がない時こそ、お金の流れと形の変化を知る事が大事

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


新年までまだまだ時間が残っていますね!

楽しみながら働いています。


今日は「お金がない時こそ、お金の流れと形の変化を知る事が大事」です。


村西社長:年末大忙しの社長さん

医者:松崎(税理士)


村西社長「先生さ、お金ないんだけど・・・。どうしよう?」


医者「社長さん、いつもの口癖ですよね。

   会社の数字をみていれば、

   お金がないというほど

   資金繰りは悪くないですよね。」


村西社長「ま、そうだけどね(笑)

   ただ、利益が出ているんだけど、

   思ったほどお金がないの事実なんです。

   どこに行ったんでしょう」


医者「まず、回収するお金と支払うお金の期限が

   違いますよね。

   社長さんの会社の場合、支払う期限の方が早いので

   売上が伸びている今はその分先に多く支払うので、

   一時的にお金が大変になるという事はあります」


村西社長「確かにうちはこの年末で売上が伸びたよな~」


医者「次に利益が出ているのは買った品物が売れ残っている

   からなので、支払ったお金が費用にならずに、

   在庫として残ってしまっています。


   まだ今年も残っていますので、売れるように

   工夫してみてください」


村西社長「うーん、売ろうと思って売れれば楽なんだけどね。

   ただ、やろうとしないと売れないのは事実だから、

   やってみますよ」


医者「そして、売上を上げるため等の理由で設備投資を

   年末直近でしています。その設備投資も一部自己資金

   残額は借り入れで行っているので、借り入れの返済

   の金額も会社から出て行ってしまっています」


村西社長「そうですよね。

   あの設備投資をしなければ、これだけの規模の量を

   さばけなかったから、しょうがないですよね」


医者「そうなると、お金からモノに形が変わってしまったものが

   あること、そして経費にならない支払いがあることが、

   利益が出ていて、お金がないという原因の主な要素だと

   思います。


   ただ、入金と支払いのズレは2ヶ月くらいの辛抱です。

   返済は入金が追いついてくれば、現時点ほどの負担は

   感じなくなると思います」


村西社長「経営はスピードとタイミングが大切だと聞いた事があるけど、

   スピードやタイミングが適切かどうかを知るためには、

   会社の状態が分からないといけないですね。


   世の中の流れとしていいタイミングの時に、自分の会社にとって

   いいタイミングにならないと、行動できないですから。


   前向きか後ろ向きかはともかくとして、

   会社の数字を理解する事は大切ですよね」


医者「そうですね。

   会社の数字は税金の申告のためだけにあるわけじゃないですから、

   社長さんが理解しやすいように、使えるようにサポートさせて

   いただきたいと思っています」


村西社長「先生のいうとおり、まだまだ今年は終わっていないですからね。

   最後まで少しでも在庫が減らせるように取り組んでみますよ!

   来年の正月にスッキリした倉庫に行きたいものですね!」


形が変わると分からないものです。

お金→商品、お金→設備・・・。

でも、最初はお金だったのです。


形が変わってもお金である意識と、

お金の流れのタイミングを知る事を

この年末で試してみてはいかがでしょう。


まだまだ今年は終わらない!という

氣持ちになるかもしれません。




社長さん、お客さんの話を聴きましょうよ

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「社長さん、お客さんの話を聴きましょうよ」です。

村西社長:いつも前向きで、目標に向かって一直線の社長さん

医者:松崎(税理士)


村西社長「先生さ、来年は売上を○○万円にして、利益を○○万円にして

  新しく店舗を出店して、拡大していきますよ。

  何か周りが元氣がないから、やりやすいよね~」


医者「この景氣をものともしないのは素晴らしいですね。

  新しい店舗の話も内部留保ができてきているので、

  新たな借り入れをあまりしなくても、いいかもしれませんよ。


  ただ、単純に借りなければいいというものでもありませんので、

  採算を渋めに考えて、行きましょう!


  でも、どこに出店するのですか?」


村西社長「さいたま市の○○だよ。

   あそこはまだうちの商圏から離れている地域だから

   いいと思うよ」


医者「なるほど。


   確かにあの当たりであれば今のお客様のエリアからは

   外れるかもしれませんね。


   ただ、来ていただこうとするお客様はどのくらいいるのでしょう。


   社長さんのあつかっている商品だと、年齢層がある程度限定

   されますよね。


   加えて、男性にはほとんど興味がない商品と思います。

   その点はどう考えますか?」


村西社長「それは一人当たりの購買回数をあげる工夫をする事で

   何とかなるんじゃないの?」


医者「ただ、地域的に移動が大変な地域でもありますよね。


   車がないと移動できないから、何回も来ていただくという事を

   考えると、よほどのものがないと来てくれないように思います。


   本当にスーパー等の近くとか、毎日行く必要があるところの

   近くに出店するとかをしないと来てくれませんよね、多分」


村西社長「それは何とかなるんじゃないの?


   うちもそれなりのブランドと言うか知名度と言うか

   そんなものもあるんだから・・・」


医者「そのブランドを培ってきた地域から外れているのが

   今回の出店ですよね。


   私はあまりブランドは分からないのですが、

   そこに出すのはそのブランドのイメージを下げるんじゃないの?

   って思われたりしないのでしょうか?


   それが結構怖いですよね。

   既存のお客様を失う事になりかねないですから」


村西社長「じゃ、どうすればいいの?!」


医者「やはり、地域を拡大するという方法とともに

   今の場所でニーズを深掘りするというのもいいのかもしれませんよ。


   まずは既存のお客様の満足を計る事ではないのかなって

   思います。


   そのためにはお客様に聴いてみるのが

   一番ではないでしょうか。


   コストも少なく、リスクも少なく、効果が大きい

   3拍子揃っているようにも思います」


村西社長「そうだな~・・・、ま、お客さんに聴いてみるか!

   悩んでも解決しないもんな」


医者「おっしゃる通りです。


   ざっくり考えたら、行動してみて、後は修正して行きましょう。

   考え過ぎは考えてない事と一緒ですから。


   ただ、極力コストのかからない方法を選ぶという事は

   必要ですよね」


自分だけで答えが出ない時は

人に聴いてみるのも一つの方法です。


動いてみれば、別の視点から物が見れて

「そんな事か!」と思う事もあるかもしれません。


悩むだけ悩んで動けなくなるくらいなら、

半歩の半分くらい動いてみて、

結果をみる事も大切なのかもしれません。



領収書は手書き派?感熱紙派?

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「領収書は手書き派?感熱紙派?」です。


村西社長「最近、しばらく前に使った領収書を確認しようと

   思ったら、印字がすごく薄くなっているんだけど

   これ、いずれ消えますよね。

   そうなると、残しておいても意味がないの?」


医者「そうですね。

   全くの白い紙になってしまうと、何が何だか

   分かりませんから、残しておいても意味がない

   と言う事になってしまいますよね」


村西社長「でも、元々あったのだからねぇ・・・」


医者「その場合はあらかじめコピーをとっておくのが

   いいと思いますよ。

   それか、いつも手書きで書いてもらう領収書を

   いただくかですね」


村西社長「みんながコスト削減と言う事はいいけれど、

   結局コピーしないといけないのでは、エコとは

   言えないよね」


医者「おっしゃる通りです。

   結局はコピーしなおすのでは、意味がないですよね。


   いずれはスキャナでデジタル媒体でとっておけばいい

   と言うように変わらないと保管する場所の問題もあるし

   検討すべきですよね。


   ただ、その場合にデジタルになじんでいる人と馴染んでいない人

   で違いが出てしまうという事もあるので、やっていないのかも

   しれませんね」


村西社長「改ざんの可能性もあるから、ダメなのかね?」


医者「それもあるかもしれません。

   いずれにしても証拠は分かるものでないと証拠にならないですよね。

   事業用として出費をする場合にはできるだけ手書きの領収書を

   いただくようにするといいと思います」


村西社長「現段階ではそうするしかないのかな?

   後で整理するのは面倒だから、こまめにやっておかないとね」


医者「こまめにやる事が一番時間がかからずに

   できる事ですから。

   忘れる前に、その場、その時に処理してしまう事が大切です」


村西社長「あとはなるべく現金を使わないように、法人カードを使う事か・・・。

   あるいは通販等を使って、請求書が来たら、振り込むようにすれば

   いいわけだな。


   あまり細かいと何に使ったかを忘れるけど、カードや振込などで一覧

   できれば、良くわかるしいいよね」


医者「そんな小さなことの積み重ねから、コスト意識は生まれますよね。


   それに極力通帳での入出金をしておけば、通帳自体が資金繰り表に

   なりますから、なるべく使っていきましょう!

   私も注意していきたいと思います」


証拠として立証するには時代と逆行するという事をやるという事は

納得できない感じはしますが、今のできる範囲で

やれる事をやっておく必要があると思います。


証拠は第三者が作成した者が信憑性が高いので、

いかにして第三者に記載してもらうのかを

考えておく必要があると思います。


今こそ動かない時間を作りましょう

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「今こそ動かない時間を作りましょう」です。


村西社長「年末は忘年会も入っているし、納期も迫っているし

  大変だよ」


医者「そうですよね~。

   お付き合いもしないといけないけど、

   仕事も終わらせないといけない

   辛いところですよね。

   でも、社長さんはじっとしている時はあるのですか?」


村西社長「いや、起業してから、じっとしていないね。

  サラリーマンの時はやる仕事があったけど、

  自営業の場合は全く仕事がなくなる事が

  あるからね。

  仕事のない辛さを思ったら、動いている方がすごくいいよ」


医者「おっしゃる通りです。

   仕事がなくて、ボーっとしている時は

   すごくつらいですよね。

   良くわかります」


村西社長「へぇー。先生でもそんな事があるんだ。

   いつも忙しくしているように見えるけど」


医者「私も社長さんと同じで経営者の一人ですから、

   分かりますよ。


   ただ、最近思うのは、けっこう長期的な視点が

   かけていたり、本来時間を費やすべきところに

   時間を使えていなかったりすると思っています」


村西社長「それはどんなこと?」


医者「確かに、経営をするのであれば、食べていく事を

   考えていく必要があります。


   その中でずっといると、自分自身の方向性がズレたり

   事業としての見通しをみようとしなくなったりします。


   目の前のことだけに着目してしまうと、

   あまりに慌ただしすぎて、それだけで消耗してしまう

   事もあると思います。


   そこで、とても忙しい時だからこそ、一度立ち止まる時

   を作る必要があると思います」


村西社長「でも、時間的に無理だよな~」


医者「ただ、忘年会に出る前の10分間だけでも、

   携帯をドライブモードにして、車の中で、今の仕事の事や

   将来の事業プランを考えてみてはいかがでしょう。


   もしそこでいいアイディアが生まれれば、

   忘年会でお会いする人達とお会いする意味がもう一つ

   増えるのかもしれません。


   前を向いて走っているのを立ち止って、

   公園の花をみるというような感じです」


村西社長「確かに慌ただしく過ごしていて、

   あっという間に時間が過ぎて、

   何ができたか考える事もなかったからな。


   とれるかどうかわからないけど、やってみますよ」


医者「本当はその時にぼんやりと社長さんの直近の

   月次試算表をみていただけるとよりいいと思います。


   その中で『これは何だ?』と思ったら、何かの改善の

   ヒントになりますから。


   そして、経営計画を作って行きましょう!


   想いにしっかりとした数字がついてくれば、

   目標を達成する可能性は上がると思いますから」


いい経営判断はいつも仕事場だけで浮かぶとは限りません。

場所を変え、環境を変え、仕事から離れた時に

出る事もあります。


忙しい時だからこそ、

自分自身を見失わずに、経営に取り組んでいきましょう!


起業家は『継続』が大事

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「起業家は『継続』が大事」です。


村西社長「やっと起業までの過程が終わりまで近付きました。


   あとは実際にお客様が来るのを待っているだけなのですが、

   どうしても不安がぬぐえないのです。


   起業のために公的機関から借り入れをし、従業員も入れ

   全て揃っているのですが・・・」


医者「そうですね。誰でも不安はぬぐえないものです。

   社長さんで不安がないという方がいたら、

   ちょっと危ないですよね。


   今売れている商品もサービスもずっと続いて売れるとは

   限りません。


   だから、不安を持って当たり前ですし、それでいいと思うのです。

   ただ、ものには限度がありますので、

   過度に不安を持ちすぎるとよくないので、

   ある程度にしておきましょう」


村西社長「でもそれじゃ、不安が軽くならないですよ」


医者「確かにそうですね。

   実際にお客様に喜ばれなければ実感はわかないですよね。


   そして喜ばれるだけではなくて、喜んでいただいた報酬である

   お金を頂かないとより実感できないですよね」


村西社長「そうなんですよ。

   やはり月によって収入にばらつきがあると返済できるのかな?

   って思いますもん」


医者「まず仕事を「継続する仕事」か「一時的な仕事」かに分けてみましょう。

   社長さんの事業の内、中核になるものは「継続する仕事」でしょうか?」


村西社長「うちは来てもらってナンボで、毎月来てくれるとは思うのですが

   ずっとコンスタントというわけではないでしょうね」


医者「そうすると、不安をのぞいて安定した経営にするには、

   継続してきていただく仕組みを作ればいいという事になりますよね。


   何回も来たいと思う仕事にするにはどうしたらいいのか?


   お客様のニーズはそれぞれなのではっきりとは言えませんが、

   社長さんが来ていただきたい方に何回も来たいと思ってもらうには

   どうしたらいいのか?


   しかもお金をなるべくかけないで、と考えると不安は少しずつ減るかも

   しれません」


村西社長「同じ目に見えないものなら、不安に着目するより、

   以下に喜ばれるかに着目した方がいいという事ですね。


   それに一回だけという氣持ちではなく、継続してきていただくには

   どうしたらいいのかを考えてみます」


医者「事業は続いていくものですから、

   コツコツとコンスタントに継続して行きましょう。


   社長さんの事業がより良いものであるなら

   なおさら続けて行かないといけないですよね」


不安はいくら見ても不安にしかなりません。

数字はありのままの現実を教えてくれます。


数字を踏まえた上で、不安ではなく、どうしたいのか

に着目する。


事業を続けていく上で、大切なことかもしれません。