社長さん、お客さんの話を聴きましょうよ | 夢を叶える『商い』を応援する税理士のブログ

社長さん、お客さんの話を聴きましょうよ

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「社長さん、お客さんの話を聴きましょうよ」です。

村西社長:いつも前向きで、目標に向かって一直線の社長さん

医者:松崎(税理士)


村西社長「先生さ、来年は売上を○○万円にして、利益を○○万円にして

  新しく店舗を出店して、拡大していきますよ。

  何か周りが元氣がないから、やりやすいよね~」


医者「この景氣をものともしないのは素晴らしいですね。

  新しい店舗の話も内部留保ができてきているので、

  新たな借り入れをあまりしなくても、いいかもしれませんよ。


  ただ、単純に借りなければいいというものでもありませんので、

  採算を渋めに考えて、行きましょう!


  でも、どこに出店するのですか?」


村西社長「さいたま市の○○だよ。

   あそこはまだうちの商圏から離れている地域だから

   いいと思うよ」


医者「なるほど。


   確かにあの当たりであれば今のお客様のエリアからは

   外れるかもしれませんね。


   ただ、来ていただこうとするお客様はどのくらいいるのでしょう。


   社長さんのあつかっている商品だと、年齢層がある程度限定

   されますよね。


   加えて、男性にはほとんど興味がない商品と思います。

   その点はどう考えますか?」


村西社長「それは一人当たりの購買回数をあげる工夫をする事で

   何とかなるんじゃないの?」


医者「ただ、地域的に移動が大変な地域でもありますよね。


   車がないと移動できないから、何回も来ていただくという事を

   考えると、よほどのものがないと来てくれないように思います。


   本当にスーパー等の近くとか、毎日行く必要があるところの

   近くに出店するとかをしないと来てくれませんよね、多分」


村西社長「それは何とかなるんじゃないの?


   うちもそれなりのブランドと言うか知名度と言うか

   そんなものもあるんだから・・・」


医者「そのブランドを培ってきた地域から外れているのが

   今回の出店ですよね。


   私はあまりブランドは分からないのですが、

   そこに出すのはそのブランドのイメージを下げるんじゃないの?

   って思われたりしないのでしょうか?


   それが結構怖いですよね。

   既存のお客様を失う事になりかねないですから」


村西社長「じゃ、どうすればいいの?!」


医者「やはり、地域を拡大するという方法とともに

   今の場所でニーズを深掘りするというのもいいのかもしれませんよ。


   まずは既存のお客様の満足を計る事ではないのかなって

   思います。


   そのためにはお客様に聴いてみるのが

   一番ではないでしょうか。


   コストも少なく、リスクも少なく、効果が大きい

   3拍子揃っているようにも思います」


村西社長「そうだな~・・・、ま、お客さんに聴いてみるか!

   悩んでも解決しないもんな」


医者「おっしゃる通りです。


   ざっくり考えたら、行動してみて、後は修正して行きましょう。

   考え過ぎは考えてない事と一緒ですから。


   ただ、極力コストのかからない方法を選ぶという事は

   必要ですよね」


自分だけで答えが出ない時は

人に聴いてみるのも一つの方法です。


動いてみれば、別の視点から物が見れて

「そんな事か!」と思う事もあるかもしれません。


悩むだけ悩んで動けなくなるくらいなら、

半歩の半分くらい動いてみて、

結果をみる事も大切なのかもしれません。